「読書と恋愛傾向」についてのアンケート調査 

2015年03月05日
トゥ・ディファクトは、運営するハイブリッド書店サービス「honto」において、20代~30代の月に1冊以上の本を読む男性200人と、月に1冊以下の読書頻度の男性200人に「読書と恋愛傾向」についてアンケートを実施しました。

【調査トピック】

(1)最も読まれているジャンルは、「小説・文学」。ビジネス書よりも趣味の小説を読む人が多い。

(2)好きな作家は、「東野圭吾」、「村上春樹」、「百田尚樹」が上位を占める。

(3)本を読む男性は、「ロマンチック」で「レディファーストを心がけている」人の割合が高く、「一人の人を長く愛せる」、「好きな人とは会って話したい」など結婚生活に向く回答があった。


【調査結果】

本を読む男性と読まない男性の恋愛傾向について調査したところ、読書は恋愛行動に少なからぬ影響を与えていることがわかりました。

(1)最も読まれているジャンルは、「小説・文学」。ビジネス書よりも趣味の小説を読む人が多い。
毎月一冊以上の本を読む20代~30代の男性に、どんなジャンルの本を読んでいるのか質問したところ、最も読まれているジャンルは「小説・文学」で、全体の6割以上の回答率となりました。次いで「経済・ビジネス」(29.5%)、「趣味」(18.0%)となっており、自分の仕事に役立つものや、趣味の世界に関連する本を読む傾向があるようです。仕事のためのビジネス書よりも、趣味の小説を読む人のほうが多いという結果になりました。

(2)好きな作家は、「東野圭吾」、「村上春樹」、「百田尚樹」が上位を占める。

【読書男子に人気の作家10名】

・東野圭吾(「容疑者Xの献身」「白夜行」「手紙」など)
・村上春樹(「ノルウェイの森」「1Q84」など)
・百田尚樹(「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」など)
・池井戸潤(「オレたちバブル入行組」「下町ロケット」など)
・伊坂幸太郎(「オーデュボンの祈り」「ゴールデンスランバー」など)
・湊かなえ(「告白」「白雪姫殺人事件」など)
・夏目漱石(「こころ」「三四郎」「坊ちゃん」など)
・JKローリング(「ハリーポッターと賢者の石」など)
・貴志祐介(「悪の教典」「新世界より」など)
・養老孟司(「バカの壁」など)

「好きな本」について人気が高かったのは、ベストセラー作家、東野圭吾氏の推理ミステリー作品でした。

テレビドラマ化や映画化された作品も多いため、その影響もありそうです。次いで人気高かったのは、ノーベル文学賞候補として世界にも名を馳せる村上春樹氏の作品。文学好きに根強い人気があるようです。また、本屋大賞の受賞などで注目を集めた百田尚樹氏、「半沢直樹」のドラマで社会現象を起こした池井戸潤氏の作品も読者に支持されています。全体的には、ドラマ化や映画化など、世の中で話題となったことをきっかけに、その作者を好きになる傾向があるようです。また、歴史的な文学として唯一名前があがったのは、夏目漱石の作品。外国人作家の作品ではJKローリング氏のハリーポッター作品、ビジネス書ジャンルでは養老孟司氏の作品も人気を集めました。

(3)本を読む男性は、「ロマンチック」で「レディファーストを心がけている」人の割合が高く、「一人の人を長く愛せる」、「好きな人とは会って話したい」など結婚生活に向く回答があった。

本を読む男性と読まない男性の恋愛傾向について比較してみると、「本を読む男性」は、読まない男性と比べて、「ロマンチックなほうだ」(+14%)「デートの支払いでは、おごるほうだ」(+5.5%)「レディファーストを心がけている」(+11%)と回答した人の割合が多い結果となりました。また、「一人の人を長く愛せる」「好きな人とは会って話したい」などの回答率も、「本を読む男性」のほうが高いということがわかり、彼氏や結婚相手として向いていると言えそうです。

一方、「どんなに好きな人がいても1人になる時間が必要だ」と回答した人は、「本を読む男性」のほうが5.5%多く、本を読まない男性よりも一人の時間を大切にしたい傾向があるようです。また、「本を読む男性」は「本を読まない男性」よりも、「自分は幸せだと思う」傾向にあり、人生に対してよりポジティブな考え方をしているとも言えそうです。「本を読む男性」は「本を読まない男性」に比べて「ロマンチックなほうだ」と回答した人が14%も多くいたことも注目すべき点です。


【調査概要】
対象:全国20歳~39歳の男性400名
期間:2014年12月8日~12月10日
方法:インターネット調査

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[honto]
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