ペットに関する調査(キャンピングカーユーザー対象) 

2015年03月09日
日本RV協会は、約440名のキャンピングカーユーザーを対象に「ペットに関する調査」をインターネット上にて行いました。

【調査結果】

■キャンピングカーユーザーのペット保有率は一般世帯の3倍

日本の犬猫飼育実態調査によると、24.2%の世帯がペット(犬・猫)を飼っていることが判明しています。(2014年 一般社団法人ペットフード協会調べ)
今回の調査では、アンケートに答えたユーザーのペット保有率は68.6%に達し、一般世帯に比べ、キャンピングカーユーザーがペットを飼っている比率は3倍近く高いことが明らかになりました。

また、そのなかでも50.3%のユーザーが、「どんなキャンピングカー旅行でも必ずペットを連れて行く」と答えており、さらに「旅行日数や、留守番がいる・いないなどを考えて、7~8割の率で連れて行く」(7.2%)、「旅行日数や、留守番がいる・いないなどを考えて、5割ぐらいの率で連れて行く」(3.2%)という回答を加えると、60.7%のユーザーがペット同伴旅行をしていることになり、キャンピングカー旅行とペットの結びつきが非常に高いことがうかがえる結果となりました。

ちなみに、ペット連れ旅行を楽しんでいるユーザーのキャンピングカーを調べると、「キャブコン」と答えた人が41.2%に達し、以下「バンコン」(29.2%)、「トレーラー」(8.6%)、「輸入モーターホーム」(7.1%)、「バスコン」(6.4%)、「軽キャンピングカー」(5.6%)という順になりました。2014年キャンピングカー白書によると、キャンピングカーの出荷台数ではバンコンが39.0%の数値を示してトップとなり、3位のキャブコンの22.1%を引き離しているのですが、ペット連れ旅行となると、やはりキャブコンのスペース的広さが評価されているようです。

■ペットを連れて旅行するきっかけは“家族の一員”であるという意識


ペットを同伴してキャンピングカー旅行をするようになったきっかけを尋ねたところ、半数を超える54.7%のユーザーが、「家族(夫婦と子供)の一員として一緒に旅行へ連れて行きたかったから」という理由を挙げました。また2番目には、「夫婦2人旅の伴侶として一緒に旅行へ連れて行きたかったから」(19.0%)という答が続きました。
最近のペット飼育者の間では、ペットを“家族の一員”とみなす傾向が強まっていますが、特にキャンピングカーユーザーの場合は、子育ての終わったシニア夫婦が、“家族の一員”であるペットを連れて旅行するというスタイルがしっかり根付いていることが伝わってきます。

ちなみに、1台目のキャンピングカーを購入した人の家族構成を訪ねてみると、「夫婦2人」という答えが半数を超える55.8%を占めました。それに対し、子供を含めたファミリーは、小学生の子供と中学生の子供の場合を足しても、30.2%に留まりました。

以上のことから、現在の平均的なキャンピングカーユーザー像として「シニア夫婦がペットを連れてキャンピングカーライフ」を楽しんでいるという姿が浮かんできそうです。

なお、ペット連れ旅行を始めたきっかけとして、上記以外の理由を答えたユーザーからは、「旅行の際にペットホテルなどに預けるのは不安だったり面倒だったから」(17.4%)、「ペットを連れて行かないキャンピングカー旅行はさびしかったから」(5.7%)、「キャンピングカーはペット連れの旅行に適していると聞き、キャンピングカーを買ってからペットを飼った」(2.8%)などという声が寄せられました。

■旅行を楽しむためには「適度な休憩によるトイレ・散歩」が大事

また、ペット連れキャンピングカー旅行を楽しむときに、気を付けていることを尋ねると、一番多かった回答は「移動時間が長いときは適度に休憩を取ってトイレや散歩をさせる」(70.0%)というものでした。
そのほかの回答としては、「知らない場所でペットが不安にならないように、車を離れる時間を少なくして、食事などもなるべく車内ですませる」(17.6%)、「車酔いさせないように注意している」(4.8%)、「運転中に室内を動き回ると危ないので、座らせる場所を確定している」(4.0%)、「むやみやたらに人に吠えさせないようにしている」(3.6%)などという答えが続きました。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本RV協会]
 マイページ TOP