太陽光発電と節電意識に関する意識調査 

2015年03月20日
次世代エネルギー業界の調査・研究を行う「タイナビ総研」を運営するグッドフェローズは、全国の太陽光発電を設置した、または設置を検討したことのあるユーザー513人を対象に「太陽光発電と節電意識に関する意識調査」を実施。

太陽光発電を設置している人としていない人とでは、節電に対する意識の差はいかがなものでしょうか。今回のアンケート調査に協力してもらったのは「太陽光発電を設置している人」267人と、「太陽光発電を設置していない人」246人で、それぞれに節電意識について質問しました。その結果、太陽光発電設置者の95%が「節電を意識している」と答え、太陽光発電を設置していない人に比べ47%も高く、太陽光発電を設置することで、節電への意識が高まることがわかりました。

【調査概要】

(1) 太陽光発電を設置している人はやっぱり節電意識が高かった!
最初に「ご自宅の電気使用量を確認していますか?」と質問をしたところ、太陽光発電設置者のうち、電気使用量を確認している人は94%と、設置していない人の75%に比べ20%ほど高いことがわかりました。普段から発電量や売電量を気にする太陽光発電設置者は、自宅の電気使用量に関しても関心が高いことが明らかになりました。

次に、「ご自宅での節電意識と行動レベルを教えてください」と質問をしたところ、太陽光発電設置者のうち、「常に節電を意識して積極的に行動している」と回答した人が63%、「節電を意識しているが行動は少ない」と回答した人が33%、「節電をあまり意識していない」と回答した人が4%と、96%の人が「節電を意識している」と答えました。これに対して、太陽光発電を設置していない人のうち、「常に節電を意識して積極的に行動している」と回答した人が46%、「節電を意識しているが行動は少ない」と回答した人が48%、「節電をあまり意識していない」と回答した人が6%と、太陽光発電設置者に比べて節電意識が低いことがわかりました。

(2) 節電する目的は家計のため!?
太陽光発電設置者の高い節電意識は、自宅と職場では違うようです。「職場での節電意識と行動レベルを教えてください」という質問をしたところ、太陽光発電設置者のうち、「常に節電を意識して積極的に行動している」と回答した人が41%、「節電を意識しているが行動は少ない」と回答した人が40%、「節電をあまり意識していない」と回答した人が17%と、自宅にいるときに比べて節電意識が薄れていることがわかりました。

また「節電する一番の目的は何ですか?」という質問をしたところ、太陽光発電設置の有無に関わらず「家計のために」と回答した人が全体の88%を占め、「地球環境のために」と答えた人は5%という結果でした。太陽光発電といえば「エコ」や「環境にやさしい」といったイメージを抱きがちですが、節電する目的はあくまで「家計のため」というのが本音のようです。

(3) 太陽光発電設置者のおすすめ暖房器具はこたつ!?
続いて、「ご自宅で主に使う暖房器具の種類を教えて下さい」と質問をしたところ、太陽光発電設置の有無に関わらず、1位は「エアコン」、2位は「ファンヒーター」という結果でした。しかし面白いことに、太陽光発電設置者の12%がこたつを使用しており、設置していない人の1.2%に比べ、10倍ほどの大きな差が出ました。同調査での「電気代・ガス代を節約するための工夫があれば教えてください」という質問に対しても「エアコンを使わずにこたつにする」や、「こたつ布団の遠赤外線でまずは温まり、家族が同じ部屋で団欒するようにしている」など、こたつに対する熱い信頼が寄せられました。

(4) 節電の合言葉
最後に家庭で使っている節約のためのキャッチフレーズや合言葉を聞いてみました。太陽光発電を設置していない人の多くが「こまめに電気を切る」や「外出時はコンセントを抜く」と回答した一方、太陽光発電設置者からは「なるべく深夜電力を使う」や「昼間は電気を使わない」など、太陽光発電設置者ならではの回答が目立ちました。そのほか「(電気の使用を)ひたすら我慢」や「電気をつけたまま寝たら罰金100円」などのユニークな回答もありました。


【調査概要】
有効回答:太陽光発電を設置または設置を検討したことのある全国の戸建てユーザー513名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2015年11月17日~2014年12月15日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[@Press]
 マイページ TOP