社会人の『怒り』に関するアンケート調査 

2015年03月26日
日本アンガーマネジメント協会は、全国の社会人の男女約 400 名を対象に社会人の『怒り』に関するアンケート調査を実施。

【調査結果 まとめ】

① 会社員の 9 割は仕事中に『怒り』を感じている。

② 『怒り』は本人に直接口頭で伝える。

③ 第三者(上司・同僚)を通して『怒られる』のは一番いやだ!

④ つい口に出して言ってしまう怒りの言葉は「死ね!」「バカ!」「ふざけんな!」

⑤ ビジネスシーンで一番多くつかわれる『怒り』の言葉は、相手を正したいという気持ちの表れから。

⑥ 新入社員の時に、上司や先輩をイラッとさせてしまったと自覚している人は半数。その一方でイラッとさせてしまったかどうかわからない人も半数

⑦ 新入社員の時に先輩社員にイラッとされてしまったことは断トツで「勤務態度」

⑧ 先輩社員が新入社員に対してイラッとしたことの第 1 位も「勤務態度」


【調査結果】

① 9 割以上の会社員がビジネスの場でも『怒り』を感じている。

② 仕事上で、『怒り』を相手に伝える方法は、「本人に直接口頭で伝える」派が半数以上(61.3%)

ビジネスの場において、感じた『怒り』をどのように相手に伝えるか?という問いでは、「本人に直接口頭で伝える」(61.3%)人が 6 割以上で最も多く、次いで、「第三者を通じて間接的に口頭で伝える」(31.1%)、「Eメールで本人に直接伝える」(10.3%)という結果が出ました。
ビジネスシーンではコミュニケーションツールとして E メールを用いるのがあたりまえの現在において、意外にも『怒る』時に「E メールを使う」という人は 1 割とかなり少数で、逆に「本人に直接口頭で伝える」という人が 61.3%と 6 割にのぼる結果でした。その一方で、約 2 割の人は仕事中にたとえ『怒り』を感じたとしても、「その怒りを伝えたことがない」(24.5%)ということがわかりました。

③ 第三者を通して『怒られる』のは一番いやだ!

約3割の人が自分の『怒り』を相手に伝える時には「第三者(上司・同僚)を通じて伝える」手段をとる一方で、自分が『怒られる』時には半数以上の人が「第三者(上司・同僚)を通じて口頭で」怒られるのが一番嫌であると回答しました。

④ つい口に出して言ってしまう、最大級の『怒り』の言葉、トップ 10

ビジネスの場において、これまでに口に出したことがある(またはつぶやいたことがある)最大級の『怒り』を表す言葉は?という問いには、最も多いのが「死ね!」(32 人)、次いで「バカ!」「バカやろう!」(25 人)、3 位 「ふざけるな ! 」 (23 人) 、 4 位「いい加減 にしろ!」 (22 人 ) 、 5 位 「辞めてしまえ! 」(15 人)、6 位「何を考えているんだ!」(11 人)、7 位「ムカつく!」(9 人)、8 位「使えない!」(8 人)、「ちゃん
としろ!」(8 人)、10 位「もう二度と付き合わない!」(7 人)、「何で?」「理解できない!」「意味がわからない!」(7 人)という結果に。
驚いたことに、ビジネスという場においても「死ね!」といった少々過激で物騒な言葉が時に一番つかわれているようです。

⑤ ビジネスシーンにおける、最大級の『怒り』言葉の主な分類

アンケートによって、ビジネスシーンでは主に 10 種類の怒りの言葉が使われていることがわかりました。
この結果で顕著なのが、ビジネスの場において一番つかわれているのが、「ちゃんとしろ!」「いい加減にしろ!」という、相手にきちんとしてほしいという思いから発せられる怒りの言葉です。

⑥ 新入社員の時に、上司や先輩をイラッとさせてしまったと自覚している人は約半数。

その一方で、イラッとさせてしまったかどうかもわからない人も約半数。
自身が新入社員の頃に、上司や先輩を怒らせてしまった経験があるかという問いには、約半数の人が怒らせてしまったと自覚しているのに対し、怒らせてしまったかどうかわからない人も約半数という結果に。

⑦ 新入社員の時に、上司や先輩をイラッとさせてしまったと思うことは、「生意気(反抗的)な態度」や「言葉づかい」。

自身が新入社員の頃に、上司や先輩を怒らせてしまった当時の行動を振り返ると、「生意気(反抗的)な態度」(25 人)や「仕事の出来なさ」(20 人)「言葉づかい」(16 人)「遅刻」(10 人)「勝手な振る舞い」(9 人)などが挙げられました。

⑧ 上司や先輩社員が新入社員にイラッとしたことの第 1 位は「勤務態度」

上司や先輩が新入社員に『怒り』を感じたシーンとしては、「勤務態度」(81.4%)を挙げた人がダントツで多く、次いで「仕事上のミスで」(64.0%)、「休憩時間で」(17.4%)、「飲み会で」(9.3%)という結果。
さらにどのような「勤務態度」で怒りを買ってしまったのかについては、「仕事に対してのやる気が感じられない」、「謝らない」、「遅刻する」、「挨拶をしない」、「言葉づかい」、「分かっていないのに分かった振りをする」といった理由が多く挙げられました。


【調査概要】
調査期間:2015 年 3 月 10 日~3 月 12 日
調査方法:インターネット調査(ジャストシステム)
調査対象:25 歳~69 歳、全国の会社員 男女約 400 人

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[日本アンガーマネジメント協会]
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