シニア調査(シニア世代の会話から見えてきたキーワード) 

2015年03月27日
リサーチ・アンド・ディベロプメントは、シニアのホンネに会えるFace to Faceコミュニティ“iDOBATA KAIGI”においてシニア世代の方の会話を聴き続けてまいりました。このたび、その中から見えてきた「キーワード」をまとめ、冊子として発表いたしました。

※“iDOBATA KAIGI” とは

60~70代の方にお集まりいただき、そこでの自由なおしゃべりを聴取する「コミュニティ・ソリューション・アプローチ」。1回限りのグループ・インタビューではなく、継続的な「コミュニティ」を形成することにより、タテマエがとれてホンネで語りだしやすくなる仕組みです。一人一人の方の背景を把握するので、行動や発言の深追いができ、対象とする属性への理解がより深まります。
女性のコミュニティは2012年から実施、まもなく50回を迎えます。男性のコミュニティは2014年からスタートして1年が経過、まもなく10回目となります。

今回はその中から、2つのキーワードをご紹介します。
シニアの会話から見えてきた夫婦のギャップ…

■「終活」
キーワード:明るくしかも着々と準備する妻、終わりを考えたくない夫

・女性は「終活」の「活」に反応し、子供やその配偶者(特にお嫁さん)が自分が残したものの処分に悩まないよう今から断捨離に励み、エンディングノートもつけ、積極的に終活に取り組んでいます。終活は決して悲観的なものではなく、前向きかつ知的な行動ととらえているようです。
・一方男性は「終活」の「終」に反応し、人生の終点については今は考えたくないとして逃げ腰の傾向にあります。

このあたりのギャップに注目です。

■「生活再構築」
キーワード:「夫に変わってほしい妻、妻の機嫌を考えて 「変わらないと」の夫

・外出予定が多い奥さまは、家に残るご主人に、「もっと出かけてくれるといいのに」と思いつつも、ご主人が家に残されても不便のないよう最低限のお世話をして外出していきます。
・定年前から計画的に生活を変えているご主人はこの世代では少数派。多くのご主人は奥さまの顔色をうかがいつつ、定年後の生活を模索しています。


【調査概要】
『iDOBATA KAIGI』
調査手法 コミュニティ・ソリューション・アプローチ
調査対象 首都圏在住の65~75歳男女
サンプル設計 各回は5名(男女別々に開催)
調査時期 毎月1回~2回のペースで実施

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[リサーチ・アンド・ディベロプメント]
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