「jekiモニター2014年」と「からだの症状に対する追跡調査」 

2015年03月26日
ビデオリサーチのシニア研究プロジェクト『VRエイジング・ラボ』は、ジェイアール東日本企画が実施した「jekiモニター2014年」と「からだの症状に対する追跡調査」を基に、同社の『jekiシニアラボ』と共同で調査結果をまとめました。

【調査結果のポイント】

・「身体の不調を自覚しているものの、具体的な対処をしていない状態」=“ガマンモード”が確認できる

・“ガマンモード”は40代後半~50代前半に高まる

・“ガマンモード”時への早期・的確な情報提供が潜在需要を掘起す鍵


【調査結果】

キーワードは“ガマンモード”

VRエイジング・ラボでは、健康関連商材のコミュニケーションを始めるタイミングを探るため、加齢によるからだの症状とその対処行動について確認しました。からだの症状の初期状態として「身体の不調を自覚しているものの、具体的な対処をしていない状態」を“ガマンモード”と名づけました。

“ガマンモード”から潜在需要を確認
…40代後半~50代前半に高まる


眼、肩、首、腰、ひざといったからだの部位に対する様々な症状について、どのくらい人が“ガマンモード”にあるかを年齢別で見ると、いずれも女性が高く、老眼やひざの痛みなど年齢による変化の大きい症状においては、40代後半および50代前半に高まりを見せることがわかりました。

例えば、50代前半の女性では「ひざの痛みの症状を抱えながら対処をしていない人」が14%で、症状の自覚がある20%のうち7割の人が“ガマンモード”にあることがわかりました。

“ガマンモード”は潜在需要期
軽度なうちに気軽な対処情報の提供を

ひざの痛みについて、細かく見ると、女性の場合、症状の現れは42歳から急速に増加し、52歳がピークになっています。また追跡調査で、対処している人に対処するようになったキッカケを確認したところ、「歩けなくなったから」「階段が登れなくなったから」といった症状の深刻化など内的な動機とともに、健康診断や広告など外的な動機がありました。

一方、症状の自覚はあるのに現在対処していない=“ガマンモード”の人にその理由をきくと、「これ位ならどうにかなる」「深刻ではない」「時々だから」といった程度のものだけではなく、「どうしたらよいのかわからない」「本当に効果があるのか不安」「対処したが効果がなかった」といった対処方法やその効果に関する情報が十分でないことがわかりました。
この“ガマンモード”にある人に向けて、早期に情報を届けることで、潜在ニーズが掘り起こせる可能性があると考えます。


【調査概要】
「jekiモニター調査」調査概要
調査期間:2014年3月14日(金)~20日(木)
調査方法:インターネット調査
対象者:15~74歳 男女 22,218s 首都圏、関西圏、名古屋、札幌、仙台、広島、福岡
調査企画:株式会社ジェイアール東日本企画

「からだの症状に対する追跡調査」調査概要
調査期間:2015年2月16日(月)~17日(火)
調査方法:インターネット調査
対象者:35~74歳 男女 1,053s 首都圏、関西圏、名古屋、札幌、仙台、広島、福岡
調査企画:株式会社ジェイアール東日本企画

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[ビデオリサーチ]
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