30~40代ママの『軽失禁』に関する調査 

2015年04月08日
大王製紙は、30~40代のお子さんをお持ちの女性を対象に、「軽失禁」に関するアンケート調査を実施。調査からは、軽失禁を経験したママ達が少なからずいるものの多くが誰にも相談できていない現状、さらに、ママたちのライフスタイルが軽失禁によって大きく変化している様子がうかがえる結果となりました。

【調査結果】

■ 7割が1人で悩みがち…咳やくしゃみはそんな“ちょいモレママ”の大敵!


4月からお子さんが新入学や新入園を迎え、日々の送り迎えや行事参加などこれから活動範囲が広がるママも多いのではないでしょうか。咳やくしゃみをした時、重いものを持ち上げた時、身体を動かした時など、尿意がないのに少し尿が漏れてしまう「軽失禁」は、成人女性の3~4人のうち1人に起こると言われています。特に多いのは、出産をきっかけに軽失禁を経験したという女性。さらに初めて軽失禁を経験した時はなかなか人に相談できず1人で悩んでしまう 方が多いようです。一方、軽失禁ケア商品の使用者は年々増加し、2014年には2010年比で約1.5倍にあたる約363万人がケア商品を使用(日本衛生材料工業連合会調べ)。軽失禁ケア商品市場規模も、2013年度には2008年度の約2倍、約123億円まで拡大しています。さらに2015年度には約140億円まで進展すると予測され、軽失禁ケア商品需要はますます増大する見通しです(当社調べ)。そこで今回大王製紙では、これまでに軽失禁経験がある30~40代の先輩ママ達に、軽失禁を経験した時にどのように対処したのか、軽失禁に関する事情についてたずねました。

はじめにこれまで経験した「軽失禁」の程度をたずねると、ほとんどが「軽く下着が濡れる程度の軽いもの」(88%)と回答。多くの方が軽度で、起きたシチュエーションとしては「咳やくしゃみをした時」が約8割と多く、次いで「トイレに行くのをずっと我慢していた時」(26%)、「子どもを抱き上げたり、荷物を持ち上げようとした時」(14%)が続き、咳やくしゃみなど自分で予期できずモレてしまったというママが多いようです。 そこで、突然の「ちょいモレ」にママ達の心境の変化についてたずねました。「軽失禁経験後、誰に相談しましたか?」とママ達にたずねてみると、やはり「誰にも相談しなかった」という方が約7割と多数を占める結果に。

家族同士、友人同士でも「軽失禁」についてはなかなか話題にしづらく、一人で悩んでしまう“ちょいモレママ”の多さが垣間見られる結果になりました。ママ達の悩みどころは、濡れた下着の肌触りの悪さなどライフスタイルに関するものや、気持ちの面での衝撃など様々のようです。
実際に軽失禁を初めて体験した時のママ達の感想を聞いてみると、「外出先で下着が濡れると、ニオイも気になり何より気持ち悪い」(38歳・大阪府)、「まだそこまでの年齢じゃないのに、ショック」(35歳・香川県)といった声が上がり、初めての軽失禁がもたらすライフスタイルや心の変化の大きさがうかがえます。

■ 「汚れてもいい下着」しかはけない!? “モレ”後の生活変化とは…

そこで、そんな“ちょいモレママ”達の軽失禁後のライフスタイルについてうかがうと、44%が「ライフスタイル上の変化があった」と回答しました。具体的には「軽失禁」の原因となりやすい「咳やくしゃみに敏感になった」(32%)というママが多く見られる結果に。そのほかにも「飲み物を控える」「激しい運動を控える」など行動を制限して不快な下着の濡れを抑えようとする方、「下着の選び方が変わった」「下着を持ち歩くようになった」など下着への意識自体を見直した方など、様々な“ちょいモレママ”達の変化が読み取れます。「下着の選び方が変わった」「下着を持ち歩くようになった」と回答した“ちょいモレママ”に具体的な「下着選びの変化ポイント」(複数回答形式)をたずねてみると、「下腹部をカバーする大きめの下着を選ぶようになった」「吸水性の高い素材を選ぶようになった」「汚れてもいい下着をつけるようになった」が上位に挙がり、サイズや素材の見直しなどの細かな点にまで神経を使っている方も存在する様子。「モレ」時の下着の濡れに対する、ママ達の努力が垣間見える結果となりました。

■ 「ケア商品」に満足度大! ポイントは“におい対策”“安心感”“肌触り”

では、“ちょいモレママ”達は軽失禁経験後、どのような対策をしているのでしょうか。今回の調査では、41%が「対策は特に行っていない」という結果に。対策をしている女性の中では「おりものシート」(31%)、「生理用ナプキン」(19%)、「軽失禁用ケア商品」(16%)の使用者が続き、軽失禁後は「おりものシート」「生理用ナプキン」など身近にあるもので対処してしまっている方が多いようです。
そこで、ママ達に軽失禁を経験した際に使用した商品についての満足度を比較してみたところ、「軽失禁用ケア商品」と「おりものシート」「生理用ナプキン」で10ポイント以上と、満足度で大きく違いが出たのは「軽失禁を意識しなくなった」「においが気にならなくなった」「肌触りが気にならなくなった」点についてでした。
「軽失禁用ケア商品」を使用している“ちょいモレママ”は、「おりものシート」「生理用ナプキン」の使用者と比較しておおむね満足度が高い様子がうかがえます。
「軽失禁用ケア商品」を使用している“ちょいモレママ”に対し、「ケア商品選びの際に重視しているポイント」を聞いてみると、第1位は「使用感」(71%)。「生理用ナプキンとは違い、ニオイまで感じないほどの吸収力だった」(46歳・神奈川県)、「着用していると感じないほど、着用感が心地よい」(38歳・東京都)など「お尻への肌触りのよさ」に対して、多くの“ちょいモレママ”のポジティブな評価が目立ちます。


【調査概要】
調査名:30~40代ママの『軽失禁』に関する調査
調査期間:2015年2月20日(金)~2月23日(月)
調査対象:「軽失禁を経験した」と回答した30~40代のママ 500名
調査方法:インターネット調査

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[大王製紙]
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