インスタントヌードルの消費に関する調査(インド消費者インサイトレポート) 

2015年04月20日
マイクロアドの連結子会社であるMicroAd India Private Limited(マイクロアドインディア)は、インド共和国(以下インド)へ進出している、または進出予定の日系企業に向けて、インドの消費者購買行動をアンケートしてレポートするウェブサイト「インド消費者インサイトレポート」にて、『インスタントヌードルの消費に関する消費者リサーチ』についてレポートを発表。

World Instant Noodles Association (WINA)調べのGlobal Demand for Instant Noodlesによると、インドは世界で5番目のインスタントヌードル消費国です。さらに、都市化とライフスタイルの変化によりインドのインスタントヌードル市場は伸び続けております。また、昨今では多くの外資企業やインド企業がインスタントヌードル市場に参入しており、30年間ほど数社で独占していた市場に変化をもたらしております。

キャスレーコンサルティング株式会社の運営するリワードサイト「Reward Eagle」を通じて、10代から40代のインド人男女約855名に「インスタントヌードルに関する消費者アンケート」を実施。

【調査結果(一部)】

今回のアンケート結果から、「インド人の大多数はインスタントヌードルを食べたことがあるが、約20%の人は全く食べたことがない」ことが分かりました。また、「カップ麺」より「袋麺」のほうが、消費率が10%高い傾向にありました。味付けは、タンドリーチキンやインドカレーなどで利用される「Masala(マサラ)」が最も人気があり、続いて「チキン」、「トマト」がインド人に支持されています。

ブランド別では、スイスのネスレが展開する「Maggi(マギー)」の消費が最も多く、続いてインド発の「Yippee(イッピー)」の人気が高い結果となり、ブランドを選ぶ際には「Taste(味)」、「Flavour(風味)」、「Nutrition(栄養)」が重要な指標であることが見て取れます。

また購入する場所については、家の近所にある「小規模商店」が最も利用されているものの、「オンライン経由での購入」も13%と、今後インターネットの普及などにより伸びる可能性もあり、無視できない比率となっています。さらに、67%の人が「週に1回以上」、そのうち20%の人が「ほぼ毎日」インスタントヌードルを食べていることも分かりました。

インドの袋麺の歴史は30年以上と古いですが、最近はカップ麺をスーパーなどで見かける機会が増えてきました。インド人が数個まとめ買いをしている様子を見かけることもありますが、カップ麺のようなかさばる商品は、「オンライン販売向き」であると思われます。インスタント食品(Ready To Eat)市場は、インスタントヌードルのみならず、レトルトカレーなども出てきており、今後大きく伸びていく市場だと考えられます。


【調査概要】
アンケート回答者数:855名
調査期間:2015年3月2日−3月30日

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