ビッグデータで見る まち別訪日外国人滞在の実態 

2015年05月14日
インテージリサーチは、自主企画調査として携帯電話のローミング情報を使った訪日外国人滞在の実態を分析しました。
本分析は、2014年11月に訪日した外国人の滞在場所を、居住国別、時間帯別に分析地域ごとにまとめたものです。

【はじめに】

現在政府は、2020年の訪日外国人旅行者2,000万人到達に向けて様々な訪日施策を講じており、訪日外国人の来訪者数も過去最高を更新し続けています。このような状況の中で、国や都道府県だけでなく市区町村でも来訪促進施策、滞在環境の改善に乗り出していますが、市区町村単位では、来訪している外国人について得られるデータが少ないのが現状です。本分析は、株式会社ドコモ・インサイトマーケティングが提供する『モバイル空間統計※』を活用して、市区町村別に来訪者の国、時間別滞在状況を把握することで、各自治体・エリアにおける観光施策に寄与することを目的として実施しました。

【分析結果のポイント】

・エリアによって来訪する国の違いがわかる。中央区は中国、台東区は台湾。鎌倉市ではタイが多く、「東京に近く、大仏がある」ことが理由と考えられる。

・時間帯別の変化を見ると、台東区は、中国からの来訪者にとっては「昼間訪れる場所」、台湾からの来訪者にとっては「宿泊場所」と推測される。



【分析概要】
分析データ:モバイル空間統計
分析地域:
 東京都:港区、渋谷区、中央区、台東区
 神奈川県:横浜市中区、西区、港北区、鎌倉市、箱根町
 ※訪日外国人が多く、特徴があると想定したエリアを任意に選定した
分析対象者:調査該当期間に調査地域に滞在したと推計される訪日外国人(21,486人/1日平均)
分析期間:2014年11月1日~30日
 ※抽出しているデータは2014年11月に滞在した訪日外国人を各時間で平均したもの
分析機関:株式会社インテージリサーチ

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[インテージリサーチ]
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