「五月病」に関する調査 

2015年05月15日
全研本社が運営する働き方と天職を考えるウェブマガジン「瓦版」では、ユーザーに対して五月のゴールデンウィーク明けに、「五月病」にかかっていないかについてアンケートを実施。

【調査結果:http://w-kawara.jp/work-styles-white-paper/may-depression/

対象は瓦版ユーザー。回答者は263人。男性133人、女性130人。年代は、20代145人、30代74人、40代38人、その他6人、でした。ではみてみましょう。

まず、「五月病にかかっているか」とストレートに聞いてみました。その結果、とても感じる34%やや感じる37%で合せると67%、約3人2人は“五月病患者”であることが分かりました。やはり、たっぷり休むと切り替えが難しい、という部分はあるのでしょう。

次に、五月病になった時の対策はどうしているのかについてですが、64%が回答したのが「時が過ぎるのを待っている」でした。五月病は、うつ病と違い、一過性のものといわれているので、「そのうち治る」という感覚が身についている人が多いのかもしれません。

なんとなく気分が落ち込むのが症状ですから、自ずとそうなる側面もあるのでしょう。
次いで、「仕事以外でモチベーションを保つ」が27%、目標を新たにもって臨んでいるが5%と続きました。この辺りは、モチベーションをキープすることに主眼を置いた、スマートな対策といえそうです。趣味派と仕事派に分かれた感じですが、趣味派が圧倒的なところは、五月病対策らしい感じですね。

最大では12連休も可能だった今回の大型連休。実際にはどれくらい休みたいのでしょうか。一番多かったのは「諸外国のように1か月以上あるべきだ」で25%。実に4人に1人が超大型連休を希望していました。2位も「最低一週間」で21%、5,6日も21%と、欲張り派が多い結果となりました。

日本人は休みベタといわれていますが、意外に休みたい欲は強いようです。それでも「3日あれば十分」という人も17%おり、休みベタの側面は残っているようです。

最後に連休明けにそのまま辞めてしまった人がいるのかも聞いてみました。さすがに0人が87%でしたが、なんと1名が9%2名2%、3名以上2%で系13%も退職が出たという結果になりました。

2015年は、9月にも大型連休があります。新入社員にとっては、ある程度馴染み始めたタイミングになりますから5月病との単純比較はできないでしょうが、働き方白書で同じように調査してみたいと思います。

【五月病】五月病とは新入社員や大学の新入生などによくみられる新しい環境に適応できないことが原因で起こる精神的な病の総称を指します。

もともと大学入学後の学生が5月の連休あと頃からうつ病に似た気分に見舞われ、無気力状態に陥ることが多いことからついた名称でして、医学用語ではありません。医学的な診断名としては「適応障害」や「うつ病」と診断されます。

【日本の有休消化率】休みベタといわれる日本。有休の取得率は4割を切るといわれています。付与数が平均18日といわれていますから1週間程度の取得というところでしょう。うまく使いこなせば、大型連休もさらに拡大できますが、やはり休みベタの人種のようです。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[瓦版]
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