健康意識に関する調査(ベトナム・ラオス・カンボジアの提携モニター対象) 

2015年05月21日
GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチは、GMOリサーチのベトナム・ラオス・カンボジアの提携モニターを対象に「健康意識に関する調査」を実施。

【調査背景】

近年、東南アジアの5大経済国(シンガポール・マレーシア・インドネシア・タイ・フィリピン)だけでなく、インドシナ半島のベトナム・ラオス・カンボジアや、ミャンマーといったメコン川流域国でも著しい経済成長が見られ、海外企業は、同地域を新たな市場として注目しています。特に、経済の発展にともなって大きく意識の高まる「健康」や「美容」の分野は、今後の市場拡大が期待できることから、日本企業の進出も増加していくことが予測されます。
そこでこの度、GMOリサーチは、東南アジアの中でも成長期待の高い、インドシナ半島のベトナム・ラオス・カンボジアの生活実態を把握するべく、健康意識に関する調査を実施いたしました。
調査実施国であるベトナム・ラオス・カンボジアでは、PCによるインターネット接続環境が整っていなかったり、停電も度々発生するため、モバイル端末によるインターネット利用が一般的です。そのため、今回はモバイル端末を利用して調査を行いました。

【調査結果】

■回答者の属性
・回答者の属性を調べたところ、ベトナム・ラオス・カンボジアともに、男性の回答者が80%以上を占め、年齢は3国ともに10代~20代合計で70%を超えた。
・職業別に見ると、ベトナムでは割合の多い順に「学生(17.5%)」「自営業(13.5%)」「ブルーカラー(12.0%)」と続くのに対し、ラオス・カンボジアでは学生が40%を占めた。

■自身の健康状態に関する意識について
・健康状態に関する意識を調査するべく、まずは自分の体型についてどのように感じているか尋ねたところ、「ちょうどよい体型だと思う」という回答が、ベトナム69.0%、ラオス76.5%、カンボジア67.5%にのぼり、3国ともに自身の体型に概ね満足している人が多いことがわかった。
・また、健康に対する不安感については、「不安はない」という回答が、ベトナムで87.0%、ラオス86.5%、カンボジア72.0%にのぼった。カンボジアは、健康に不安を抱える人の割合が28.0%と、他の2国に比べ約2倍ではあるものの、いずれの国においても大多数の人が健康に関して自信があることがうかがえる。

■健康に関する行動について
・健康のための行動について調べたところ、「タバコを吸わない」「運動」が各国ともに30%を超え上位となった。また、「意識していない」という回答が、ベトナム11.0%、ラオス11.0%、カンボジア6.5%にとどまっていることから、健康に対する不安を感じる人は少ないものの、何かしらの行動をしていることがうかがえる。
・食生活の面では、3国ともに「なるべくお酒を飲まないようにしている」「朝昼晩三食必ず食べるようにしている」「脂分を取り過ぎないようにする」が上位となった。

【総括】
今回の調査から、ベトナム・ラオス・カンボジアの3国における健康に関する共通意識が見えてきました。3国ともに健康に対する不安感はそれほど持っていないものの、健康のために何かしらの行動をとっている人が多いことから、現状を変えるためというよりも、健康維持に関心があることがうかがえます。
また、食生活の面においては、お酒や脂分を控えるなどの飲食内容に加えて、3食を必ず食べるよう心がける人も多いことから、健康のために規則正しい生活を送ることを重要視していると考えられます。
経済成長過程にあるインドシナ半島では、海外輸入等で様々な種類の製品が提供されるようになっています。このように各国の健康意識ひいては生活実態を調査し、その国民性や経済発展に伴う志向の変化を把握していくことが、同地域への進出におけるマーケティング強化につながるとGMOリサーチは考えます。


【調査概要】
調査テーマ:健康意識に関する調査について
調査地域:ベトナム・ラオス・カンボジア
調査対象:16歳以上の男女 各国200名ずつ 計600名
調査期間:2015年4月13日~2015年4月20日
調査方法:モバイル端末を利用したインターネット調査(クローズド調査)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[GMOリサーチ]
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