家計簿に関するアンケート調査 

2015年05月29日
マネーフォワードは、20代以上の男女3,302名を対象に、家計簿に関するアンケート調査を実施しました。調査の結果、女性の7割以上、男性でも過半数が家計簿を付け続けるという行為に挫折した経験があることがわかりました。また、女性の過半数は貯金が出来ずに悩んだ経験があるという結果となりました。

【調査結果トピックス】

1.男性は時間がなくて5割が挫折、女性はこだわりすぎて7割が挫折。
女性の7割、男性でも過半数が、家計簿に挫折した経験があることがわかりました。理由として「記録が面倒」が圧倒的に多く、「細かくつけようとしてしまう」「分類やつけ方がわからない」が主流でした。男女で理由を比較すると、男性は「時間がない」ことを理由とする傾向があり、女性は「細かく内容をこだわりたい」傾向があることがわかりました。

2.過半数の女性が貯金に悩んだ経験アリ。理由は「浪費」「貯金の仕方がわからない」。
女性の過半数が貯金に悩んだ経験があるのに対し、男性では悩んだ経験が「ない」が「ある」を上回りました。うまく貯金ができなかった原因については「浪費・衝動買い」が1位で、その使い道として、男性は趣味や飲み会代、女性は洋服やストレス発散と答える人が多い傾向がありました。

3.節約を楽しみながら続けるコツは、日常生活のひと工夫や数字でモチベーション維持。
家での食事を充実させたり、夫婦で楽しんだりして日常生活をひと工夫する人や、家計簿などを利用して節約額を管理する人、ダイエットを並行で行うなど、目標をお金ではない数字に置き換えて、モチベーションを維持する人が多い傾向がありました。

4.マネーフォワード上級者は月平均20,222円の収支改善。クレジットカードを活用して使ったお金を見える化。節約意識が向上。資産形成について考えるきっかけに。
マネーフォワードユーザー全体では月平均11,642円、マネーフォワード歴1年以上のプレミアム会員は月平均20,222円の収支改善ができていることがわかりました。利用開始前後での変化については、「節約を意識するようになった」「クレジットカードの使用頻度が増えた」「資産形成について考えるようになった」と回答する人が大半でした。

【調査結果】

1.男性は時間がなくて5割が挫折、女性はこだわりすぎて7割が挫折。

「マネーフォワードを始める以前、家計簿に挫折した経験はありますか?」という問いに対し、過半数の人が「ある」と回答しました。
男女別に見ると、女性の7割以上が挫折している経験があり、女性の方が家計簿に悩みを持っていることが判明しました。
挫折の理由は、1位「面倒だから」という答えが圧倒的に多く、次いで「細かく付けようと思って完璧にできず挫折」、「口座やクレジットカードの入出金のつけ方がわからない」「分類や計算の仕方がわからない」が多く見られました。男女で比較すると、女性は細かく付けようとして面倒になり失敗する方や分類やつけ方が難しく挫折する傾向があり、男性は仕事などで時間がない、集計や計算が手間、エクセルデータがなくなったり、ツールのサービスが終了したりして挫折する傾向がありました。

<面倒>
・記入に手間がかかり、時間が無いと忘れがちに。何日か溜めると面倒に(30代後半、男性)
・レシートの保存を忘れがちで、手作業で入力、分類、計算するのが煩わしかった(50代前半、男性)
・金融機関の口座も、クレジットカード等決済手段も複数で、記録が難しかった(20代後半、男性)

<細かく付けたい>
・1円でも合わないと嫌な性格なので合わなくなってきてストレスでやめた(30代前半、女性)
・エクセルで細かくこだわりすぎたものを作ってしまい、作成に時間がかかりすぎた(40代前半、女性)

<処理の仕方がわからない>
・クレジットカード決済は、利用日か引き落とし日かどちらに入れるべきか分からなかった(30代後半、女性)
・分類しづらい項目を後回しにして、それきりになってしまった(30代後半、男性)

<やる気がなくなる>
・ずっと買っていた家計簿シリーズの販売が終了した(40代前半、女性)
・家計簿ソフトを使っていたら、PCが壊れてしまいデータに継続性がなくなってしまった(50代前半、男性)
・1000万円の貯金を夫の鶴の一声で使い道が決まったことがあり、やる気がなくなった(50代前半、女性)

2.過半数の女性が貯金に悩んだ経験アリ。理由は「浪費」「貯金の仕方がわからない」。

「貯金をうまくすることができず、悩んだ経験はありますか」という質問に対し、45.3%の人が悩んだ経験があると答えました。
特に男女別に見ると、女性の過半数が悩んだ経験があると回答しており、家計簿の挫折に引き続き、お金に悩みを持っていることがわかりました。

上手く貯金をできない理由としては、「いつの間にか使ってしまう」「あると使ってしまう」「買い物が好き」などが大半でした。特に女性については、ストレス発散のために買い物をしてしまうなどの声も多く見られました。次いで、「余ったら貯めようと思っていた」「適切な予算が立てられない」という貯金の仕方がわからないという方が多いという結果となりました。また、「子どもの教育費」「親の介護が必要になった」などの予想外の出費や急な出費への対応で貯蓄計画が失敗する、そもそも「収入が少ない」「借金がある」と答える方も多く見られました。

<浪費癖>
・「貯金する!」と目標を掲げると、ある程度までは貯金できるのですが、しばらくすると、ほしいものができたり、無駄遣いがかさんで、貯金を使い果たしてしまう……の繰り返し
・貯金通帳と財布でどんぶり家計管理に。結局気が付いてみるとお金が残らず貯蓄できないことになった

<貯金の仕方・予算の立て方がわからない>
・使うお金・貯めるお金の適正金額など、全体の予算配分がわからない(30代後半、女性)
・使いすぎなのか、適切な予算なのかわからず、先取り貯蓄が無意味に思える時がある。(30代前半、女性)

<急な出費>
・子供の学費が想像をはるかに超え、それまでの蓄えを吐き出してしまった(50代前半、男性)
・冠婚葬祭などで急な出費が多く、節約できない(30代前半、男性)

<収入が少ない、借金がある>
・毎年収入に波があり、前年の収入が良いと税金だけで収入を使い果たし、貯金を切り崩してしまう。(40代後半、女性)
・リボ払いに頼りすぎ、貯金をしても普通預金がいつもほとんどなかった。(30代前半、女性)

3.節約を楽しみながら続けるコツは、日常生活のひと工夫や数字でのモチベーション維持。

楽しみながら節約するコツは?という質問に対して、以下のような回答が得られました。
マネーフォワードなどの家計簿で見える化を進めることで、それをモチベーションに上手く節約を楽しむ方法や、日常生活での工夫により節約を楽しむ方法が見られました。

<数字でゲーム感覚で>
・日々、予算に対しての消化率をみながらゲームをクリアするみたいな感覚で行うと続けやすい。
・ポイントカードや金券ショップなどを活用しつつ、昼食は500円までなど、週や日々の予算を決めておく。貯金額をみて、やりがいを感じる。
・計画・目標に向かって支出が減っていくのが楽しい。

<新しい楽しみ方を>
・外食を控え、家での食事を充実させるようにしている。
・使ったつもり貯金をする。ポイントで払った分や、親に出してもらった外食費分などを、払ったと仮定して貯金してみている。そして、貯まった分で、服を買ったり外食をしたり贅沢をする。
・この節約で、いくら浮くか具体的に把握する。たまに、浮いた金額分スイーツを食べる。

<夫婦で一緒に>
・設定した金額について途中経過や結果を夫婦で話し合う。目標を達成した時はちょっと贅沢をするようにしている。

<ダイエットと一緒に>
・お昼はお弁当。バスを使わず歩く。痩せるのでやりがいある。

<マネーフォワードならでは>
・貯金額が一目で分かるのでモチベーションに繋がっている。
・総資産の変動がわかるので、増やしたい気持ちになる。無駄な支出を控えようという意識を持つようになった。
・現時点での総資産がすぐに把握できるので、ストップがすぐに効くようになった。その月に給料を余らせることを目標にすると、毎月確実に資産が増えるので、それを楽しみにしている。
・マネーフォワードで残額が増えてくる事に喜びを感じてくると自然と検約できる。

4.マネーフォワードで20,222円の収支改善。クレジットカードを活用して使ったお金を見える化。節約意識が向上。資産形成について考えるきっかけに。

マネーフォワードを利用する前後で月にどのくらい収支が改善しているか尋ねたところ、ユーザー全体で平均11,642円、マネーフォワードを1年以上利用しているユーザーで14,464円、マネーフォワード歴1年以上利用しており、月500円のプレミアムサービスに加入しているユーザーでは20,222円という結果となりました。

「マネーフォワードを始めてから、生活・行動で1番どのような点が変化しましたか?」という質問に対しては、全体で見ると、「節約を心がけるようになった」という回答が最も多く、お金の流れの見える化により、身近な無駄遣いに気づくことがわかります。次いで「資産形成を考えるようになった」「クレジットカードの使用頻度が増えた」という結果となりました。マネーフォワード歴1年以上のユーザーについてみると、「節約を心がけるようになった」よりも「クレジットカードの使用頻度が増えた」が多くなっており、細かい支出でもマネーフォワードに自動で記録できるようにしていることがわかります。

そして、マネーフォワード歴1年以上のプレミアム会員については、「節約を心がけるようになった」よりも「資産形成について考えるようになった」という回答が多くなっており、これは、マネーフォワードで家計簿をつける手間がないことで、「つける」の次のSTEPである「分析する」「改善する」ができるようになっており、人生において重要なお金の計画を立てることができるようになっていることがわかります。


【調査概要】
調査期間:2015年4月3日(金)~6日(月)
調査対象:マネーフォワードユーザー男女3,302名
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査

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[マネーフォワード]
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