2016年卒ブンナビ学生アンケート(2015年5月下旬実施)調査 

2015年06月08日
文化放送キャリアパートナーズは、2016年卒業予定の学生を対象とした「2016年卒ブンナビ学生アンケート(2015年5月下旬実施)」の調査結果を発表。本調査は就職活動期間に毎月定期的に実施し、就職活動状況、職業観、学生生活などを調査しています。

【調査トピックス】

■内々定保有率30.1%、男子38.0%、女子25.4%
内々定保有率は5月上旬調査の22.2%から30.1%と半月で7.9ポイント上昇。
上昇の勢いは弱まった。
早期に内々定を出す企業は一通り動きが一巡したということで、次に大きく上昇するタイミングは指針を踏まえて動いている大手企業に動きがあった時だろう。

内訳では、男子38.0%、女子25.4%。文系27.2%、理系39.3%。
複数企業からの内々定を持っている学生は、9.0%となっている。

平均プレエントリー社数は48.2社と前年の6割程度に留まるが、「今後、内定を獲得できる自信は?」の質問に「自信無い」と答えた学生は28.5%と前年34.1%から減少。報道通りの売り手市場であることがわかる。

■内々定取得後も8月まで活動続ける学生が過半数

すでに内々定保有している3割強の学生は、内々定をもらった企業に就職を決めて就活を終了するのか、それとも8月の大手企業の選考に臨むのか。
内々定保有している学生だけに質問してみた。

Q.内々定した企業への入社意思は?(択一)
・入社したい 39.0% (文系42.3% 理系32.4% 男子36.7% 女子41.1%)
・できれば別の会社に 56.2% (文系52.1% 理系64.7% 男子59.2% 女子53.6%)
・入社したくない 4.8% (文系5.6% 理系2.9% 男子4.1% 女子5.4%)

Q.8月まで就職活動を続ける予定ですか?(択一)
・続ける 57.5% (文系59.7% 理系52.9% 男子59.2% 女子56.1%)
・続けない 17.9% (文系16.7% 理系20.6% 男子16.3% 女子19.3%)
・わからない 24.5% (文系23.6% 理系26.5% 男子24.5% 女子24.6%)

内々定した企業に「入社したい」学生は、39.0%に過ぎなかった。早期に内定出しを行った企業は、内定を出した学生のうち実際に何割入社するかの歩留まり率を読む必要があるが、この回答からは半数以上が辞退しても不思議でないことがわかる。採用担当者には難しい状況だ。

また、大手が動くとされる8月まで就職活動を続ける学生は57.5%。現在内定を持っている学生でも""本番はこれから""、と考えている学生が多いようだ。


【調査概要】
調査対象:2016年春就職希望の「ブンナビ!」会員大学生・大学院生
調査期間:2015/5/18~5/26
調査方法:Webアンケート
有効回答数:365件

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