「結婚意識」に関する実態調査(結婚式を挙げる理由) 

2015年06月11日
アニヴェルセルは、継続的に実態調査を行い、ホームページ上に設置したコンテンツ「アニヴェルセル総研」に調査結果を公開しています。第19弾は、首都圏・関西在住の20歳から36歳の男女1,400名(有効回答数1,397件)を対象に調査を行い、「結婚式を挙げるのは何のためだと思いますか。」という質問に対しての回答を以下のレポートにまとめています。

【調査結果】

ふたりの「幸せの確認」よりも、「世間体」が上位に

アンケートは、7つの選択肢の中から「結婚式をする理由」として挙げられるものを複数回答で選んでいただきました。
それでは先ず、4位から7位までをご紹介しましょう。
結婚式を挙げる理由(4位~7位)※複数回答

4位 「世間体を考えて」(19.9%)
約2割の方が回答されています。
皆さん、意外と(?)「世間体」を重んじているのでしょうか。でも、結婚したことをいちいち触れ回るより、式を挙げることで自然と周知してもらうことを「世間体」と考えれば、それもうなずけます。結婚式に限らず、本来セレモニー(儀式)にはそうした役割が備わっているのだと思います。

5位 「ふたりの幸せを確かめたいから」(18.8%)
「世間体」とは反対に、こちらは純粋に「幸せ」確認タイプ。結婚式という晴れ舞台を、ふたりの恋愛成就の場とお考えなのでしょう。
どうぞお幸せに!

6位 「結婚相手をみんなに披露したいから」(17.2%)
人生のパートナーとなる人をみんなに知ってほしいと思うのも、これは当然ですね。それには結婚式はまたとないタイミングです。

7位 「結婚式をするのは当たり前だと思うから」(16.5%)
結婚式は当たり前と考えている人の割合は16.5%。この数字のとらえ方は人それぞれでしょうけれど、「意外と少ない?」と思った方も多いのではないでしょうか。結婚式に対する価値観は、時代とともに変遷していくものかもしれません。
同じ質問を高度成長期やバブルの時代に投げかけたら、まったく違った回答率になっていたかもしれませんね。

上位3位の組み合わせで結婚式の縮図が…!?
それでは続けて、1位から3位までの発表です!

結婚式を挙げる理由(1位~3位)※複数回答

1位 「結婚式は人生のけじめだと思うから」(40.9%)
2位 「ずばり親孝行のため」(40.3%)

1位は「結婚式は人生のけじめだと思うから」(40.9%)、2位は「ずばり親孝行のため」(40.3%)で、いずれも4割位上の方の回答率でした。
けじめというのは、「今日からのわたしは、昨日までのわたしとは違う」と宣言する、一種の決意表明です。結婚を境(さかい)に、ライフスタイルや生活習慣が大きく変化することは誰もが予期することです。結婚後の生活は、いわば「人生2.0」。その新しい人生のスタートに際して結婚式は必要、と考える人が少なくないことはうなずけます。
そして、新しい人生のスタートをいちばんに報告したい人は親御さんでしょう。そう考えると、1位と2位の回答はワンセットなのかもしれません。

3位 「みんなに祝福してもらいたいから」(36.4%)
これも3人に1人の回答率でした。
新生活の決意表明をして、親を安心させ、友人に祝福してもらう。なんだか、そのまま結婚式の縮図のようで思わず納得! のアンケート結果でした。
男女別の回答を見比べると、意外にも…!?
次に、このアンケート結果を、男女別に比較して見てみましょう。

結婚式を挙げる理由(男女別)※複数回答

まず気がつくのは、「親孝行」のランクです。
女性はほぼ2人に1人(47.2%)のダントツの得票率で1位! それに比較して、男性は約4人に1人(27.2%)の得票率で4位…。「親を喜ばせてあげたい」と思う気持ちは、男性より女性のほうが強いのでしょうか。

そんな男性の1位は「結婚式は人生のけじめだと思うから」。これは総合の1位と同じですが、なるほど、この回答は男性の得票が押し上げていたのですね。そう思うと、この答えが急に男らしく見えてきました!

気になったのが、「結婚相手をみんなに披露したいから」のランク。男性は6位(18.5%)、女性にいたっては最下位の7位(16.5%)という順位です。参列者の大半は、「結婚相手」であるお婿さん、お嫁さんをお目当てに列席されると思うのですが…。ひょっとすると女性には、パートナーを独り占めしたい気持ちが強くて、積極的には披露したくない、という心理がはたらくのかもしれませんね(笑)。


【調査概要】
表題  :「結婚意識」に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2015年3月14日~24日
有効回答:1,397サンプル

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アニヴェルセル総研]
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