「恋愛と結婚」に関する実態調査 

2015年05月27日
オウチーノ総研は、20~69 歳の既婚男女 863 名を対象に、「『恋愛と結婚』に関するアンケート調査」を行った。

はじめに、「今の奥様・旦那様と結婚する前、何名の方とお付き合いしましたか?」と聞いたところ、平均人数は 3.2 名だった。「はじめてお付き合いした方と結婚した」という人は26.5%だった。次に、「今の奥様・旦那様と結婚する前にお付き合いした方がいた」という人に、「今の奥様・旦那様は、結婚前にお付き合いしてきた方と同じタイプですか?違うタイプですか?」と聞いた。結果、「同じタイプ」という人は 12.1%、「どちらかというと同じタイプ」という人は 21.8%、「どちらかというと違うタイプ」という人は 33.3%、「全く違うタイプ」という人は 32.8%だった。最後に、「恋愛と結婚は別物だと思いますか?」と聞いた。「そう思う」が 39.9%、「まあまあそう思う」が 32.8%、「あまりそう思わない」が 21.6%、「全くそう思わない」が 5.7%だった。7 割以上の既婚者が、「恋愛と結婚は別物」と思っていることが分かった。

【調査結果】

1. 結婚前にお付き合いした人数、平均 3.2 名!

はじめに、「奥様・旦那様と結婚する前、何名の方とお付き合いしましたか?」と聞いた。結果、「1 名」と回答した人は13.8%、「2 名」は 18.8%、「3 名」は 15.5%、「4 名」は 7.0%、「5 名」は 7.6%、「6 名~10 名」は 8.3%、「11 名以上」は2.5%、「0 名(はじめてお付き合いした方と結婚した)」という人は 26.5%だった。平均人数は 3.2 名だった。

年代別に見ると、平均人数は 20 代が 4.3 名、30 代が 4.0名、40 代が 3.2 名、50 代が 2.9 名、60 代が 1.6 名だった。また、「0 名(はじめてお付き合いした方と結婚した)」という人の割合は、20 代が 16.0%、30 代が 19.0%、40 代が 26.2%、50 代が 31.0%、60 代が 40.7%だった。年代が上がるにつれて、「はじめてお付き合いした方と結婚した」人の割合が大きくなっていくことが分かる。20 代と 60 代では、24.7%もの差が生じた。

2. 66.1%が、結婚前にお付き合いしてきた方とは「違うタイプ」と結婚!

次に、「今の奥様・旦那様と結婚する前に、お付き合いした方がいた」という人に、「今の奥様・旦那様は、結婚前にお付き合いしてきた方と同じタイプですか?違うタイプですか?」と聞いた。結果、「同じタイプ」という人は12.1%、「どちらかというと同じタイプ」という人は 21.8%、「どちらかというと違うタイプ」という人は 33.3%、「全く違うタイプ」という人が 32.8%だった。「どちらかというと違うタイプ」という人と「全く違うタイプ」という人を合わせると、66.1%が、今までお付き合いした方とは「違うタイプ」と結婚したことが分かった。

男女別に見ると、「同じタイプ」という人は男性が 16.6%、女性が 7.5%。「どちらかというと同じタイプ」という人は男性が23.3%、女性が 20.1%。「どちらかというと違うタイプ」という人は男性が 33.1%、女性が 33.4%。「全く違うタイプ」という人は男性が 27.0%、女性が 39.0%だった。「どちらかというと違うタイプ」または「全く違うタイプ」と回答した人は、男性が60.1%に対し女性が 72.4%と、女性の方が今までお付き合いしてきた方とは違うタイプの方と結婚する傾向が強いようだ。
「違うタイプ」と回答した理由を聞いたところ、「性格が違うから」が最も多く、次いで「容姿が違うから」、「価値観が違うから」、「雰囲気が違うから」が続いた。「性格が違うから」については、「旦那は引っ張っていくタイプだが、結婚前に付き合っていた人はそうではないから」(44 歳/女性)や、「ふんわりした人ばかりだったが、妻はしっかり者で切り替えが早く臨機応変型のタイプだと思うから」(49 歳/男性)、「旦那は堅実で硬いタイプだが、こういう人とはあまり付き合ったことがなかったから」(54 歳/女性)などの回答が挙がった。「容姿が違うから」については、「妻は太っているタイプだから」(66歳/男性)や「今までお付き合いした人はルックスが完璧な人だったから」(27 歳/女性)などが具体的に挙がった。「価値観が違うから」については、「今の旦那は、子どもを出産してからも女性は働いたほうがいいという考え方だから」(52歳/女性)などの回答が挙がった。
「同じタイプ」と回答した理由は、「みんな穏やかな性格をしているから」(37 歳/女性)や「性格で選んでいるから」(38 歳/男性)など「性格が似ているから」や、「顔の特徴が似ているから」(30 歳/女性)など「容姿が似ているから」などが挙げられた。

3. 最も多い結婚の決め手は「ありのままの自分でいられるから」!

次に、「これまでお付き合いした方と、今の奥様・旦那様は何が違いましたか?なぜこれまでにお付き合いした方ではなく、今の奥様・旦那様と結婚したのですか?」という質問をした。最も多かったのは、「ありのままの自分でいられるから」。
具体的には、「一緒に生活していくことが極自然だったから」(48 歳/男性)や、「無理せず、ありのままの自分でいられたから」(41 歳/女性)、「付き合った人は自分が合わせることが多く、我慢ばかりだったが、旦那には我慢も合わせることもせず自然でいられ、自分らしさが最大限に生かされているから」(26 歳/女性)などが挙がった。次いで多かったのは「タイミングが合ったから」。「周りの友だちが結婚しだして、なんとなく結婚を考えた時期にたまたま付き合っていたから」(45 歳/男性)や、「現在の旦那は 30 歳になって結婚を意識してから付き合ったから」(53 歳/女性)などが挙がった。他には、「金銭的価値観が、今の旦那の方が合っていたから」(27 歳/女性)や「人生の価値を共有できると思ったから」(50 歳/男性)など「価値観が合うから」という声も多く挙げられた。

4. 72.7%が、「恋愛と結婚は別物」と回答!

最後に、「恋愛と結婚は別物だと思いますか?」と聞いた。結果、「そう思う」が 39.9%、「まあまあそう思う」が 32.8%、「あまりそう思わない」が 21.6%、「全くそう思わない」が 5.7%だっ
た。「そう思う」と「まあまあそう思う」を合わせると、なんと72.7%が「恋愛と結婚は別物」と思っていることが分かった。
結婚前にお付き合いをした人数別で「恋愛と結婚は別物」と思っている割合を見ると、「0 名」が 64.7%、「1 名~5 名」が73.0%、「6 名~10 名」が 88.9%、「11 名以上」が 95.3%だった。結婚前にお付き合いをした人数が増えるほど、現実的に「恋愛と結婚は別物」という結論に行き着くようだ。
「恋愛と結婚は別物」と思う理由を聞くと、「好きだけでは実生活を継続させることができないから」(43 歳/女性)や、「感情を優先できるのが『恋愛』で、生活を優先するのが『結婚』だと思うから」(50 歳/女性)など、「結婚には生活が関わっているから」が最も多かった。続いて、「恋愛は 2 人だけのものだが、結婚は親族も含む家族のものだから」(27 歳/女性)、「結婚は相手の家族も含めて背負うことだから」(50 歳/男性)など、「家族を巻き込んだことだから」という理由が多かった。他には、「経済力も大事だから」(28 歳/男性)や「経済的なこと、子供のことも関わってくるから」(30 歳/女性)など、「現実的な問題が絡むから」という理由も多く挙がった。
一方、「恋愛と結婚は別物」と思わない理由を聞くと、「恋愛の延長に結婚があるから」(33 歳/女性)という声が最も多く、「違いを意識していないから」(32 歳/男性)や、「恋愛すれば結婚を意識するから」(52 歳/女性)などの理由も挙がった。


【調査概要】
有効回答 20~69 歳の既婚男女 863 名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2015 年 5 月 21(木)~5 月 26 日(火)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[オウチーノ総研]
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