「転職活動時に見た良い面接・悪い面接」についての調査 

2015年06月18日
エン・ジャパンが運営する人事担当者向け中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』は、『エン転職』のサイトユーザー3,026名に「転職活動時に見た良い面接・悪い面接」について調査を行ないました。

【調査結果概要】

企業の人事採用担当者にとって、人物の見極めや優秀人材の確保を行なう採用面接は、力の入れどころ。しかし、少し強めの応対をすることで、応募者から「圧迫面接だ!」と思われる、さらにはインターネット上に「あの会社はブラックだ」と書き込みされ、炎上してしまう。そんなリスクが顕在化する今。転職希望者に、”良い面接”と”悪い面接”について調査しました。下記、トピックスです。

★転職希望者の84%が、入社意欲をなくす「ブラック面接」を経験。ブラック面接だと感じた理由、第1位は「面接官の人柄・印象の悪さ」。

★「面接官がデイトレードをしながら面接」「子供がいるならパートで働けばといわれた」など、本当にあったブラック面接実例。

【調査結果詳細】

1:転職希望者の84%が、入社意欲をなくす「ブラック面接」を経験。
  ブラック面接だと感じた理由は「面接官の人柄・印象の悪さ」

転職希望者3,026名に「面接を受けて『この会社は入社したくない』と思ったことはありますか?」と伺ったところ、実に84%の方が、面接での悪印象で「入社したくない」と思ったことがあると回答しています。
入社したくないと思った理由としてもっとも多かったのは「面接官の人柄・印象が悪かった」(74%)でした。具体的な内容としては『面接官のやる気を感じなかった』、『完全にこちらに興味がないことが見て取れた』、『威圧的態度』などが挙がっています。どんなに良い会社でも、面接担当者の態度や雰囲気によって採用機会の損失をしている可能性があることがわかります。この他『面接官が株のデイトレードをしながら面接を行なっていた』、『結婚して子供がいるなら、パートで働けばといわれた』、『学歴不問の仕事に応募したのに、大卒でないのに面接にきたことをあしらわれた』など、実際にあったブラック面接実例をご紹介します。

「この会社には入社したくないと思った理由」コメント
・面接官のやる気がなかった。
・完全にこちらに興味がないことが見て取れた。
・面接官の態度が威圧的だった。
・言葉の端々に男尊女卑が感じられた。
・面接官が遅刻する。

【ブラック面接実例】

●マナー違反
・面接官が株のデイトレードをパソコンで行いつつ、面接を行っていた。
・面接官がその時にやっていた作業の手を止めることなく、面接が始まった。タバコを吸いながら面接をされた。
・面接官が食事をしながら面接していた。

●就職差別につながる質問・対応
・個人情報を全部聞かれた。彼氏はいるのか、今まで付き合ってきたかとか、家族構成、いとこのことまで全部聞かれ嫌だったので辞退した。
・正社員希望で面接をしたのですが、履歴書の子供がいる、既婚という欄に面接の終わりの方で気付いたとたん、結婚してるの?じゃあパートにしたら?と言われた。正社員希望を改めて伝えると、まあ、じゃあまた合否連絡しますね、と冷たい態度。もちろん不合格でした。
・代表者が容姿についてけなしてきたから。履歴書の写真ほど若く見えないとセクハラを受けた。

●選考内容と求人情報が異なる
・学歴不問掲示の企業に応募し、書類審査を通過したにも関わらず、大卒でないのに何故面接に来たのかのようにあしらわれてしまった。
・ハローワークの求人内容と異なる給与&年間休日日数、また形式上は休みになっているが全員やる事があるので出てきていますなど、それが法的に当たり前のように説明された。

●応募書類を読んでいない
・履歴書・職務経歴書を送っているにもかかわらず、面接での質問は「転職回数が多いね?」の一言で面接が終了した。
・こちらの名前さえまともに言えない人で、終始間違った名前で呼ばれた。

●連絡が来ない
・面接をしたが、その後合否の連絡がない。
・面接の後、連絡しますからと言ってもずっと放置され催促して始めてダメという連絡をもらった。

●すぐに内定を出された
・自分の会社の自慢話を20分以上聞かされ、こちらへの質問はされずすぐに採用だった。本当に私の何が分かったのと不安に感じた。
・一方的に話をされ、質問はほとんどなく終了したにも関わらず、翌日に速達で内定通知が届いた。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エン転職』のサイトユーザー 3,026名
調査期間:2015年5月9日 ~ 2015年5月16日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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