働く男女の相談傾向の違いについて分析 

2015年06月29日
ピースマインド・イープの調査・研究機関である国際EAP研究センターは、2014年4月1日~2015年3月31日の当社EAPサービス利用者における、働く男女の相談傾向の違いについて分析しました。

【調査結果のポイント】

1.「プライベート」に関する相談割合は、男性よりも女性の方が高い
予約制相談(※1)における問題を「職場」と「プライベート」に分類した場合、「プライベート」に関する相談内容の割合が、男性は25%強であったのに対し、女性は約40%と男女で差が出ていることが分かりました。

2.女性は職場においてもプライベートにおいても「対人関係」に関するする悩みが多い
女性は職場での対人関係に関する相談が20.9%、プライベートでの対人関係に関する相談が22.4%であり、いずれも「対人関係」の悩みがトップを占めています。

■ 考察

今回の分析結果は、職場とプライベートの両方において、女性は男性よりも人とのコミュニケーションにストレスを感じていることを示唆しています。 このような悩みの解決とストレスの軽減には、例えば、職場で円滑なコミュニケーション体制を整える、社員同士で情報交換や気持ちの共有が出来る場を作る、外部の心理相談窓口を活用するなどの施策が役立つ可能性があります。

なお、補足事項として、女性の対人関係以外のプライベートな相談内容には、「自分、家族・パートナーの健康に関する悩み」、「仕事と家庭の両立」、「子供の教育問題」、「介護問題」、「育児問題」が含まれています。このような悩みに対しては、私生活の問題解決をサポートするワークライフ・サービス等が、女性の負担や責任を軽減することでより仕事に集中でき、女性の更なる活躍と能力の発揮を促すことに貢献できると考えられます。

(※1)予約制相談:予約して利用する継続カウンセリングで、対面、電話、インターネット電話の利用が可能。


【調査概要】
調査期間:2014 年4 月1 日~2015 年3 月 31 日
調査対象:当社EAPサービス導入団体の従業員 (対象人数 539,392人)のうち、カウンセリングやフォローアップを行った3,557案件

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ピースマインド・イープ]
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