博報堂のインバウンド消費に関する研究を行う社内横断チーム、博報堂「インバウンド・マーケティング・ラボ」は、春節期における東アジア4地域(中国・韓国・台湾・香港)の訪日観光客のインバウンド消費行動調査「IMBA(Inbound Marketing Breakdown Analyzer)」を実施。今回は、調査結果のうち、訪日中国人観光客の消費行動分析の一部をご紹介いたします。

2014年度の訪日観光客は1300万人、インバウンド消費については、2兆円を超え、国籍・地域別の消費額では中国が1位(前年比102.4%)と言われています(出典:日本政府観光局、観光庁)。

しかし、訪日、購買行動要因を詳細に明らかにしたものがなく、精緻なインバウンドマーケティングができないという課題がありました。今回実施したインバウンド消費行動調査「IMBA」では、購入商品のカテゴリー毎に、「いつ」「どのメディアで」「どんな情報に触れて」訪日・購買行動を決定しているかを、詳細に調査・分析いたします。この調査結果を元に高度なインバウンドマーケティングを可能にいたします。

中国人観光客のインバウンド消費の特徴

●訪日中の消費額は、20万円~40万円が多い。

●訪日前に購入商品を決定している人が7割程度。買い物リストは訪日前に作られている。

●7割が自分用に購入。普段から使っているものを購入し、継続的に使用している。

●購入に寄与した情報でも「日本ならではの商品」であることよりも「日本で買うと安い」が多くのカテゴリーで重視される。

●商品購買決定に強いサイトはECサイトや旅行情報サイトなど。いずれも日本限定のメディアではなく、一般生活者が訪日観光、訪日中に買物をした経験を踏まえたコメント等が情報源。



【調査概要】
・合計 1,000 サンプル 中国=300s 韓国=300s 台湾=300s 香港=100s
・性別・年代均等割付 年齢:20 歳~49 歳
・直近 3 カ月で日本渡航経験有り and 訪日時に購買経験有り
・インターネット調査
・中国:2015.03.11~03.19 韓国・台湾・香港:2015.03.19~03.31

*アンケート回答者は訪日時に購買したカテゴリーを 5 つまで選択。
中国の調査では、平均 3.6 カテゴリーが選択され、購買した商品についての回答結果数は、延べで 1091。

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[博報堂]
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