オリーブに関する国際機関であるインターナショナル・オリーブ・カウンシル(International Olive Council/以下IOC)は、「料理を週1~2回以上する人」を対象にした『オリーブオイルに関する調査』(方法:インターネット調査、有効回答数:2,231件、期間:2015年6月24日~30日 ※スクリーニング調査含む)を実施。

【調査結果】

●オリーブオイルは認知度が高く、家庭に定着している一方で、情報不足が明らかに

「オリーブオイルを知っている」と回答した人が97.2%(2,231人)と認知度は高く、喫食頻度も、オリーブオイルまたはオリーブオイルを使った料理を「よく食べる(38.5%)」、「時々食べる(39.3%)」合わせて77.8%(1,695人)と、大半の人が日常的にオリーブオイルを食生活に取り入れていることがわかりました。

また、食べる理由としては、「健康のため(64.4%)」、「オリーブオイルの味や香りが好きだから(51.2%)」、「オリーブオイルが家にあるから(38.2%)」と、オリーブオイルが一過性のブームではなく家庭に定着していることがわかりました。

一方で、オリーブオイル、またはオリーブオイルを使った料理を「あまり食べない(20.2%」「食べたことがない(2.0%)」人の理由として、「使い方がよくわからない、オリーブオイルを使ったレパートリーがない(44.3%)」、「価格が高すぎる(30.5%)」、「和食中心の食事をしているため(24.9%)」と回答しているほか、オリーブオイルの不満点として、「価格が高い(56.3%)」、「どれを選べばよいかわからない(40.7%)」、「オリーブオイルについての情報が足りない(17.2%)」などがあげられており、価格以外では、オリーブオイルに関する情報が不足している現状に不満をもたれていることが明らかになりました。

●オリーブオイルについて知っていると回答した人でも、正しい知識は浸透していない

「オリーブオイルを知っている」と回答した人に、オリーブオイルに関する知識について聞いたところ、誤って認識されている事項の多いことがわかりました。

例えば、ピュアオリーブオイルは、精製オリーブオイルにエキストラバージン・オリーブオイルを加えたものですが、「ピュアオリーブオイルは、最も純度の高いオリーブオイルである」という記述に対し、「そう思う(28.8%)」、「どちらかといえばそう思う(49.0%)」合わせて77.8%と、大半の人が誤った認識を持っていました。

同様に、「クラシックオリーブオイル」、「プレミアム・エキストラバージン・オリーブオイル」という品質グレード区分は存在しないのに対し、「クラシックオリーブオイルは、伝統的な製法で作られたオリーブオイルである」や「プレミアム・エキストラバージン・オリーブオイルは、最高品質のエキストラバージン・オリーブオイルである」という記述について、8割を超える人が「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」と回答しました。

また、良質なエキストラバージン・オリーブオイルは辛味や苦味が特徴ですが、「良質なエキストラバージン・オリーブオイルは、辛味や苦味が少ない」と信じている人が8割近く(78.5%)いることがわかりました。

●スーパーマーケットの店頭における情報が鍵

オリーブオイルの購入場所としては、「スーパーマーケット(75.8%)」が、次の「デパート(20.1%)」、「専門店(16.9%)」を大きく引き離し、断然トップでした。また、「オリーブオイルについての情報をどこで得ますか」との質問に対して、最も多かったのが「店頭で(51.9%)」、次いで「インターネットで(31.7%)」、そして「テレビで(29.2%)」となっていることから、店頭、中でもスーパーマーケットの店頭における情報が大切であることがわかりました。


【調査概要】
調査実施日:2015年6月24~30日
調査方法:インターネット 調査対象 週に1~2回以上食事をつくる 20~60代の男女
調査対象:全国 サンプル数 2,231 サンプル(料理に関するスクリーニング調査:8,810 サンプル)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[インターナショナル・オリーブ・カウンシル]
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