個人の「稼ぐ力」についての意識調査 

2015年07月29日
管理職・グローバル人材に特化した会員制転職サイト「ビズリーチ」などインターネットサービスを展開するビズリーチは、2015年7月、ビズリーチの会員2,519名を対象に、個人の「稼ぐ力」について意識調査を実施。

日本経済は、今後労働人口の減少によって経済規模が縮小し、プラス成長を続けることが困難であると予測されています。そのため、6月に安倍内閣で閣議決定された「『日本再興戦略』改訂2015」では、日本企業の体質や制度・慣行を一変させる「生産性向上革命」が掲げられました。そこでは、日本経済全体の生産性を向上させるため、企業や個人が「稼ぐ力」を高めることが必要であると言われています。
今回のアンケート調査から、安倍内閣が掲げる「稼ぐ力」について、約9割のビジネパーソンが「個人で『稼ぐ力』を高めることが、日本企業や組織の成長に関わる」と回答し、自身の「稼ぐ力」については7割以上の人が「ある」と回答しています。

【調査結果】

■9割が「個人の『稼ぐ力』が日本企業の成長に関わる」と回答

今回の調査で安倍政権が掲げる「稼ぐ力」に関しては、約9割のビジネスパーソンが「個人で『稼ぐ力』を高めることが、日本企業や組織への成長に関わる」と回答しました。

■7割以上のビジネスパーソンが、自身に「稼ぐ力がある」と回答

今回のアンケート調査で、7割以上のビジネスパーソンが自身に「稼ぐ力がある」と回答し、「稼ぐ力がある」と回答した理由としては、「専門的な資格・技術を持っている」(57.8%)、「様々な業種や職種の経験がある」(57.7%)、「困ったときに助けてもらえるような人脈がある」(36.7%)「グローバルで活躍できる高い語学力がある」(35.7%)という回答が多く、「副業などで生計を立てる力がある」(11.2%)、「株や資産運用などで暮らす力がある」(9.1%)などのような、副収入を得る力があるということよりも、個人の経験や専門的な資格を持つことを「稼ぐ力」と捉えていることが明らかになりました。

■平均で毎月約18,000円を自己投資! 日々の積み重ねが「稼ぐ力」に

個人の「稼ぐ力」を高めるために意識的に行動している人は約7割で、その投資金額は平均で毎月約18,000円という結果となりました。具体的な内容としては、「語学」や「MBAの取得」「人脈を広げるためのセミナー参加」があげられています。個人の「稼ぐ力」への意識の高さが分かる結果となりました。

Q. 「稼ぐ力」を高めるために具体的にどのようなことを行っていますか。(※フリーコメントより一部抜粋)
・語学学習、セミナーの参加、読書(30代・男性/部長クラス/サービス)
・MBAを取得すべく通学(40代・男性/部長クラス/その他)
・各種ビジネスセミナーに出席(40代・女性/課長クラス/流通・小売)
・社外人脈形成と自己啓発(40代・男性/部長クラス/ソフトウェア・インターネット)
・若い人、新しいビジネスを展開している人と会うこと(50代・男性/役員クラス/その他)

■ビジネスパーソンが考える「稼ぐ力」は「ビジネスを創出できる力」「社会貢献」など

Q. 個人の「稼ぐ力」はどのようなことだとお考えですか。また、「稼ぐ力」を身につけるにはどのような取り組みが必要だと思いますか。(※フリーコメントより一部抜粋)
・ビジネスを創出できる知識・ スキル 、何事にも学習意欲を持って取り組むこと
(30代・男性/一般社員/金融)
・イノベーションを起こせる力。私は技術者ですが、経営学を学ぶことで確実にイノベーション能力を高められると思う(40代・男性/課長クラス/メーカー)
・グローバル化した世界、少子高齢化の日本を考慮すると、世界市場を相手にビジネス開発ができる人材が必須と考える。専門能力としては、語学力、交渉力、情報力である
(60代・男性/部長クラス/サービス)
・儲けることは目的ではなく結果だということを理解し、世の中のためになる産業を興し、事業を作り上げていくことが稼ぐ力だと思う。市場を注視し、どこに事業の芽があるかを考えていくことが
必要(50代・男性/部長クラス/ソフトウェア・インターネット)


「ビズリーチ調べ」

【調査概要】
・実施期間:2015年7月13日~7月19日
・対象:ビズリーチ会員:2,519名
・年齢:20代:2.6% 30代:20.0% 40代:37.2% 50代:32.7% 60代以上:7.5%
・男女比:男性:87.4% 女性:12.6%
・平均年収:936万円
・役職:一般社員:27.3% 課長クラス:29.0% 部長クラス:21.2% 本部長クラス:4.0% 役員クラス:9.8% その他:8.7%

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ビズリーチ]
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