「パートナーに求める家事力と稼ぎ力」についての調査 

2015年04月14日
もしもは、フリーキャリアの人たちの実態調査を行う調査機関「フリーキャリア総研」を2015年4月14日に公開。第1回目は「パートナーに求める家事力と稼ぎ力」について調査を行い、これからの働き方について探りました。詳細な調査結果は下記の通りです。

●調査背景:現在共働き世帯は1,000万世帯を超え、2005年より年々増加しています。共働き世帯が増加するにあたり、これまでの“家庭のあり方”が変化し「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考えは古い。と言われるようになりました。そこでパートナーに求めるものについて実態調査を実施しまいた。

【調査結果】

「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」が理想と考えつつも、現実とのギャップ!
女性は90%程の人が「稼ぎ力」と回答し、男性は70%程の人が「家事力」と回答をしました。「家庭を守ってもらうことで、安心して仕事ができる」「お金があればある程度の問題が解決するから。」「家族を支える大黒柱はやはり夫であってほしい」など、【夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである】と考える人が多くいることがわかります。ところが、世代別に見てみると様々な状況を伺うことができました。

多くの人が【夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである】と考える一方で、60代女性の半数ほどが「家事力」と回答しており、定年を超えたパートナーに家事の分担をお願いしたいと考える人が多くいることがわかりました。
また20代では男女共に【夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである】が理想と考えつつも、現実的には「共働きでなければ家計が成り立たない」「1人の給料では不安」という声が多く見受けられました。若い世代になる程、共働きが当たり前と考え、理想と現実の間にギャップがあることが伺えます。

「女性の社会進出」と「男性の家庭進出」を同時に解決していくべきとの声が多数!
「女性の社会進出について、どう考えますか?」という質問に対して女性の社会進出について58%の人が「賛成」、32%の人が「どちらかといえば賛成」と回答し、90%以上が賛成意見を持っていました。「性別に関係なくチャンスがあれば挑戦すべき」「日本の生産力があがるから」という声と共に「女性の方が仕事能力が高い」「女性の感性はサービスを向上させる強みである」という女性のチカラを活用すべき声も多く見受けられました。

さらに「男性の家庭進出について、どう考えますか?」との問いに対して、男性の家庭進出について51%の人が「賛成」、37%の人が「どちらかといえば賛成」と回答し、前項と同じ割合結果となりました。「共働きであれば、家事は分担すべき」という声が圧倒的多く見受けられました。また「女性の社会進出をさせる身近な支援者である」という、女性の社会進出と男性の家庭進出について問題意識が対等で、同時に解決すべきという認識も見受けられました。

家事力と稼ぎ力のバランスをとるには1位「収入の増加」! 2位と3位は?

Q4. 夫婦内で「家事力」と「稼ぎ力」のバランスをとるために必要だと思うものを教えてください。(最大3つ可)

1 位 収入の増加 62.0%
2 位 場所にとらわれず仕事ができる環境 44.7%
3 位 子育て支援の強化 42.1%
4 位 サービス残業を無くす 30.7%
5 位 在宅ワーク 29.7%
6 位 短時間勤務制度を利用しやすい環境 23.8%
7 位 家事代行サービスの利用 7.9%
8 位 職場と自宅の通勤時間を減らすために引っ越す 7.1%
9 位 その他 5.9%

共働き世帯が増えている中、夫婦内でバランスをとるために必要だと思うものを聞いたところ、上記の結果となりました。
1位「収入の増加」は、問1の結果通り“お金である程度の問題を解決できる”という認識から上位にランクインしていることがわかります。2位「場所にとらわれず仕事ができる環境」では、インターネットの発達により柔軟な働き方が可能となり、実現したいと考える人が多くいることがわかります。3位には「子育て支援の強化」がランクインし、保育園や学童保育の強化や育児休暇制度の取りやすさを求める声が見受けられました。


“フリーキャリア総研調べ”

【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2015年3月9日~3月17日
有効回答:643名(男性:426名、女性:216名)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[フリーキャリア総研]
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