インバウンドビジネス業界における採用ニーズに関する実態調査 

2015年09月04日
インバウンド(訪日外国人観光)業界向けB to Bポータルサイト「やまとごころ.jp」を運営するやまとごころは、インバウンドビジネス業界における人材に関し、企業各社の採用状況や採用ニーズを把握することを目的とし、インターネット上でアンケート調査を実施。

【調査トピックス】

■回答企業の属性とインバウンドの担当部署、担当者数の状況
回答企業の業種は様々で、その従業員数からわかる規模も多様であったが、各企業におけるインバウンドの担当部署についての問に対しては、「専門の部署がある」35%、「専門の部署はないが、担当している部署がある」19%、「担当部署はないが、担当者がいる」31%ととなり、85%の企業で担当者がいる状況であり、その他についても今後取り組む意欲があることが伺えた。部署の有無について、従業員数による傾向は見られなかった。

■多様な業種での採用ニーズ、65%が3ヶ月以内に採用希望
回答企業80社中、インバウンド業務における採用状況として「求人募集中~選考中」30%、「採用を検討している」28.7%で、合せて58.7%採用意欲があることがわかった。採用時期について、「今すぐ人材が必要」35%が一番多く、「1ヶ月以内」13%、「3ヶ月以内」17%と合せて、3ヶ月以内までに人材を必要としている企業が65%となり、業界において全般的に採用ニーズが高いことを示している。

■採用予定職種メインは営業職と企画職系、雇用形態は社員・契約社員
採用予定職種としては、営業職が56%、企画職が43%と、他の職種に比べて多い。この職種は業種を問わず、
インバウンド従事者における営業力、企画力が求められていることを表している。また、雇用形態は正社員採用を検討している企業が68%、契約社員が54%であった。一方で、派遣社員としての採用を考えいる企業は全体の6%にとどまった

採用にあたり、最も重視するポイントは業務遂行における基本能力であった。専門スキルや経験よりも、業務遂行力、コミュニケーション力、マネジメント力などの基本的な能力の方が必要とされていることがわかった。

基本能力:業務遂行力、コミュニケーション力、マネジメント力など
人柄:社風に合うか、社会人マナーなど
専門スキル:語学力、IT、資格保有など
経験:業界経験、実務経験、職種経験など
志:やる気、熱意など

語学力
必要とされる語学力については、日本語以外の言語において、ビジネスレベル以上(ビジネスレベル、ネイティブレベルの合計)の能力を必要としている企業が60%であるが、必須ではない企業も16%あった。インバウンド担当としても、必ずしも語学力を必要とされない職種もあることがわかる。求められる言語は英語が全企業の77%と最も多いが、中国語も61%と高く、英語および中国語を必要としている企業は全体の36%であった。

■外国人雇用も積極検討
外国人雇用については、「積極的に雇用したい」31%、「前向きに検討したい」50%と、各企業前向きに検討している様子が伺える。一方でやまとごころキャリア利用の企業から、初めての外国人雇用における就労ビザ取得など諸手続きのサポートに関する情報提供のニーズも挙がっていることから、今後そのあたりのサポート面でサービス提供していく予定である。


【調査概要】
・調査内容/インバウンドビジネス業界における企業の採用 ニーズに関する実態調査
・調査方法/WEB上のアンケートフォームより入力
・調査期間/2015年6月24日(水)~2015年7月15日(水)
・調査対象/やまとごころが配信する各メルマガ(企業メルマガ、週刊メルマガ、インバウンドメルマガ)の購読企業
・回答企業/回答数80件(旅行業23.8%、宿泊施設13.8%、出版広告業11.3%、他右表のとおり)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[やまとごころ.jp]
 マイページ TOP