矢野経済研究所は、国内のヘアケア市場の調査を実施した。

<ヘアケア市場とは>
本調査におけるヘアケア市場は、毛髪業市場、植毛市場、発毛・育毛剤市場、ヘアケア剤市場の4分野で構成される。このうち、毛髪業市場は、かつら・増毛および育毛・発毛サービスの提供やそれに伴う商品販売などを対象とし、ヘアケア剤市場にはシャンプー、リンス、トリートメントが含まれる。

【調査結果サマリー】

◆2014年度のヘアケア市場規模は前年度比101.4%の4,414億円
2014年度の国内のヘアケア市場規模(毛髪業市場、植毛市場、発毛・育毛剤市場、ヘアケア剤市場の合計)は事業者売上高ベースで、前年度比101.4%の4,414億円であった。

◆いずれの分野別市場でも前年度実績をクリア、なかでも植毛市場が好調
2014年度の毛髪業の市場規模は前年度比100.9%の1,401億円、植毛市場規模は同108.3%の39億円、発毛・育毛剤市場規模は同100.5%の654億円、ヘアケア剤市場規模は同101.8%の2,320億円であり、いずれも前年度比で伸長、なかでも植毛市場の好調さが目立つ。

◆2015年度のヘアケア市場規模は前年度比100.4%の4,432億円を予測
人口の高齢化や薄毛人口の増加、また消費者のアンチエイジングに対する関心の高まりなどから、2015年度の国内のヘアケア市場規模(事業者売上高ベース)は前年度比100.4%の4,432億円の微増推移を予測する。今後の更なる市場拡大のためには潜在需要に対する積極的な販売促進活動や啓蒙活動を展開していく必要があるものと考える。


【調査概要】
調査期間:2015年4月~7月
調査対象:ヘアケア市場参入業者、その他関連団体、業界団体等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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