国内インポートブランド市場に関する調査 2015 

2015年09月10日
矢野経済研究所は国内のインポートブランド市場の調査を実施した。

本調査におけるインポートブランド市場とは、従来から算出していたインポートブランド市場規模(主要10アイテム分野)に5アイテムを追加し、主要15アイテム分野とした。主要15アイテム分野とは、①「レディスウェア」、②「メンズウェア」、③「ベビーウェア」、④「バッグ・革小物」、⑤「シューズ」、⑥「ネクタイ」、⑦「スカーフ・ショール・ハンカチ類」、⑧「レザーウェア」、⑨「ベルト」、⑩「手袋」、⑪「ウォッチ」、⑫「ジュエリー」、⑬「クリスタル製品・陶磁器」、⑭「アイウェア」、⑮「筆記具」である。尚、いずれも欧州、及び米国からの輸入品に限られる。

【調査結果サマリー】

◆ 2014年の国内インポートブランド(主要15アイテム分野)市場規模は前年比10.3%増の2兆1,993億円と4年連続のプラス成長
2014年の国内インポートブランド(主要15アイテム分野)市場規模は小売金額ベースで、前年比10.3%増の2兆1,993億円であった。市場拡大の要因としては、富裕層を中心とした従来のブランド顧客層の消費活性化と、インバウンド需要(訪日外国人客のブランド消費)の増加に因るものが大きかったと見る。
2015年の国内インポートブランド(主要15アイテム分野)市場規模は、現在の景況とブランド各社の動きから、前年比5.4%増の2兆3,189億円を予測する。

◆ アイテム別では11アイテム分野で前年比増、なかでも「ウォッチ」「アイウェア」など、インバウンド需要の恩恵のあるアイテムが大幅な伸び
2014年についてアイテム別にみると、15アイテム分野中11アイテムが前年を超える結果であり、なかでもインバウンド需要の高いインポートウォッチ、インポートアイウェアは前年比約2割増と高い伸長率を示している。


【調査概要】
・調査期間:2015年3月~7月
・調査対象:欧州、米国の衣料品・服飾雑貨、ウォッチ、ジュエリー、クリスタル製品・陶磁器、アイウェア、筆記具ブランドを輸入販売する商社、メーカー、小売業者、各インポートブランドの日本法人等
・調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、ならびに文献調査併用

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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