“歯とお口の健康”に関する調査(20歳代の有職女性対象) 

2015年09月17日
ライオンは、20歳代の有職女性 753 名を対象に、“歯とお口の健康”に関する調査を実施。
一般に 30~40 歳代からリスクが高まるとされる歯周病ですが、20 歳代ですでに出血や腫れといった自覚症状のある女性は約4割と多く、また、残業が多い人ほど歯茎不調を感じている割合が高いという結果でした。
また、歯茎に不調のある人は、仕事に前向きに取り組み、健康への意識も高い傾向がありました。
しかし、残業などの影響を受けていることと、歯と歯茎に関する情報に十分には接触できていないことから、歯茎不調を招いていると推察されます。

【調査結果概要】

1.20 歳代で歯茎に不調を感じている人は約4割。そのうち、週に1回以上出血している人は7割以上だった!
20 歳代の若手ワーキングウーマンを対象に調査を行ったところ、この1年以内に歯茎の不調を感じた人は 41%に上りました。不調の具体的な症状としては「出血」が 69.4%と最も多く、そのうち 72%が「週1回以上、不調を感じる」と回答していました。次いで不調の症状で多いのが「腫れ」で 55.9%、「痛み」が 34.2%と続いていました。
歯茎からの「出血」や「腫れ」といった症状をともなう歯周病は、放っておくと歯槽膿漏と呼ばれる状態へと進行します。今回の結果から、20 歳代のワーキングウーマンには歯槽膿漏予備軍が多く存在していることがわかりました。

2. 残業時間 45 時間以上で歯茎不調のリスクは 2.4 倍に?!
歯茎の不調がある人とない人を比較すると、残業 45 時間以上で歯茎の不調がある人は歯茎の不調がない人の 2.4 倍、30~45 時間では 1.3 倍となっていました。歯茎不調がある人は「睡眠時間が短い」「間食をする習慣がある」という傾向が高く、これら生活習慣との関連が示唆されます。

3.「歯茎不調女子」は残業すれども仕事や生活への充実感は高い!
歯茎の不調がある女性は、残業が多い傾向があることがわかりましたが、残業理由を聞いたところ、トラブルや突然の仕事でも応じる傾向が高く、また、「仕事の完成度を追求する」「納期よりも早く仕事を済ませたい」など前向きな意見も比較的多く見られ、仕事への充実感が高くなっていました。
また、日々の生活に対する満足度を聞いた結果でも、歯茎不調のある女性の方が生活満足度は高いという結果が出ています。仕事が充実しているので、日々の生活満足度が高まるものと推察します。

4.「歯茎不調女子」は健康意識が高かった!それでも歯茎から血が出てしまうのは・・・
歯茎に不調のある女子は仕事に忙しい一方で、運動・食事をはじめ、規則正しい生活に気をつけている傾向にあり、さらに、歯のケアにも無関心ではないことが示されています。例えば、歯茎からの出血が歯周病のサインであることについて、「歯茎不調女子」は 51%が知っているのに対し、歯茎不調のない女子は 31%に留まっていました。

しかし、歯茎の状態を示す写真を見た時に、歯周病の症状を見分けられた歯茎不調女子は 28%(歯茎不調なし女子 6%)であり、情報への接触不足からか、知識が十分とは言い難い状況でした。

また、歯茎不調を感じたときの対処方法を聞いたところ、「医者に行く」と答えた人は 12%に留まっていました。行かない理由は、最も多かったのが「気が引ける」、次いで「忙しい」となっており、行きたくても行けない人が半数以上であることがわかりました。できるだけ早めの受診が望ましいものの、難しい場合は市販薬の活用も有用ですが、薬を使っているのはわずか4%に留まっていました。


【調査概要】
調査期間:2015 年 5 月
調査手法:インターネット調査
調査対象:
 20 歳代有職女性 753 名に対し歯茎の不調の有無についてプレ調査を実施
 ついで 753 名の中から無作為に歯茎不調がある女性 111 名、ない女性 111 名に本調査を実施

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