賃貸住宅についての意識調査 

2015年10月05日
大東建託の「賃貸住宅未来研究所」(未来研)は、賃貸住宅について意識調査を実施。

【意識調査結果】

○リサーチ1 仕事・妊娠・出産など人生の転機に転居する

賃貸住宅に住む25~39歳のカップル(夫婦)や家族を対象にした調査によると、現在の住居に引っ越したタイミングとして最も多いのは「結婚」でした。その他、仕事・妊娠・出産など人生の転機にライフステージに合わせて転居をする方が多いことがわかりました。
※自社調べ 賃貸住宅ユーザー意識調査(対象1,500名)

○リサーチ2 不自由と思われがちな賃貸住宅

“賃貸住宅は自分の思うように内装や間取りが変えられない”という慣習と思い込みがあり、リフォームはもちろん、棚の設置といった内装変更の自由度が低く、そこが不満につながっているようです。
※自社調べ 賃貸住宅ユーザー意識調査(対象1,500名)

○リサーチ3 「より長く住む」人の増加

公益財団法人日本賃貸住宅管理協会のアンケートで賃貸住宅に住む家族の動向を調べたところ、4年以上同じ部屋を借りている家族の割合は、2009年は約60%だったのに対し、2013年には75%以上となっています。賃貸住宅のメリットとして、自由に引越しできる手軽さや自由度が挙げられる一方で、「より長く住む」という意向が生まれてきているようです。
※ 日本賃貸住宅管理協会 調べ
※ データは日本賃貸住宅管理協会が実施している賃貸住宅市場景況感調査『日管協短観』より抜粋。2009年下期と2013年下期の情報を比較しています。

○リサーチ4 本当は同じ部屋に住み続けたい人が多い

ヒアリング調査では以下のような意見がありました。

・「人との縁もできあがっているので、転勤でもない限り移動することは考えられない。」(東京都 35歳)
・「子どもにも仲良しの友達がいて、できれば引っ越しなどでお別れをさせたくない。」(神奈川県 41歳)
※自社調べ 賃貸住宅ユーザー意識調査

住み慣れた場所、土地勘のできた場所でのつながりや地縁を大切にしたい、といった思いがあり、できることなら同じ部屋に長く住みたいと考えている方も多いようです。

○まとめ
これらの調査から、賃貸住宅の入居者は、結婚、出産、子育てといったライフステージの変化といった避けられない事情や趣味などのライフスタイルの変容に応じて引っ越しを頭に入れながら暮らしているようです。
しかし、本来は、気に入った街で、気の合う仲間や近所の方と触れ合いながら、住み慣れてきた場所に長く住みたいという気持ちがあり、これまでの、賃貸派=定住しない派、自由に引っ越したい派という図式は崩れ始めているのかもしれません。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[@Press]
 マイページ TOP