矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のスポーツシューズ市場の調査を実施した。
本調査におけるスポーツシューズ市場とは、スポーツ用品メーカー・靴履物メーカーがスポーツシューズとして出荷している商品を対象とし、メーカー出荷足数・金額ベースでそれぞれ算出した。

【調査結果サマリー】

◆2014年のスポーツシューズ国内出荷市場規模は数量ベースで前年比105.6%、金額ベースで同109.1%と拡大
2014年のスポーツシューズ国内出荷市場規模(メーカー出荷ベース)は、数量ベースで前年比105.6%の8,581万足、金額ベースで同109.1%の3,316億7,000万円となった。消費税増税後の消費回復の時期が懸念されたが、多くのカテゴリーで前年水準を上回る出荷実績を残した。

◆2014年の多目的シューズ(一般カジュアルスニーカー)国内出荷市場規模は数量ベースで前年比112.1%、金額ベースで同122.1%と大幅なプラス成長
2014年の多目的シューズ(一般カジュアルスニーカー)国内出荷市場規模(メーカー出荷ベース)は、数量ベースで前年比112.1%の2,572万足、金額ベースで同122.1%の954億3,000万円と大幅なプラス成長となった。空前のスニーカーブームに加え、訪日外国人観光客による旺盛な需要が多目的シューズ市場のプラス成長に大きく貢献している。また、これまでカジュアルスニーカーに馴染みの薄かった女性の顧客が増加しており、各メーカーともウィメンズモデルの出荷構成比が伸長する傾向にある。 2015年に入ってもスニーカーブームと訪日外国人観光客の需要は衰えておらず、2015年の同国内出荷金額は1,000億円の大台を突破し、1,091億円になると予測する。

◆2015年のスポーツシューズ国内出荷市場規模は数量ベースで前年比105.0%、金額ベースで同107.7%と予測
2015年のスポーツシューズ国内出荷市場規模(メーカー出荷ベース)は、数量ベースで前年比105.0%の9,013万足、金額ベースで同107.7%の3,572億9,000万円と予測する。2015年に入ってもブームの続く多目的シューズやランニングシューズ、ウォーキングシューズなど全てのカテゴリーの出荷金額が伸長すると予測する。


【調査概要】
調査期間:2015年5月~8月
調査対象:スポーツシューズメーカー、輸入商社、卸売業、小売業など
調査方法:当社専門研究員による直接面談、ならびに郵送アンケートによる調査を併用

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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