オプトグループのクロスフィニティは、日本国内におけるLPO市場調査を実施。2014年までの実績に加え、2017 年までの予測を行っております。

【調査結果】

■2014年のLPO市場規模

総務省の調べによると、2014年末での日本のインターネットユーザーは10,018万人、人口普及率は82.8%と推計されています(※)。ここ数年の普及率の推移から、インターネットユーザー数は今後頭打ちとなる事が想定されます。そのような状況下企業側はサイトへの誘導施策だけではなく、サイトに来訪したユーザーをストレスなく目的のページまで遷移させ、購入を促進させるなどの成果を増やす施策への意識がより高まっています。

※(出典)総務省「平成26年通信利用動向調査」

加えて近年、JavaScriptコードをより容易に記述できるように設計された軽量なライブラリであるjQueryなど、フロントエンドでの各種実装を容易にする技術の発展・普及により、これまでLPOの実施が難しかった動的ページやコンテンツにおけるテストが可能になるだけでなく、LPOツールにおけるテストの設定操作も、より直感的に行えるようになっております。またツールの提供だけでなく、テストのプランニングから設定、運用、レポーティングまでをワンストップで提供する事業者や、クラウドソーシングを利用したサービスが登場しております。

そのような市場背景を受けて、現在国内LPO市場は急拡大しており、2014年のLPO市場規模は前年比約2倍の15.8億円と大幅に伸長する結果となりました。なお、LPO市場は主にツールならびに運用・コンサルティングの2つのビジネスで構成されますが、そのどちらも大きく伸長しております。

■2015年以降のLPO市場規模について

コンバージョンレート改善に対する需要の拡大、実装の簡易化、ツールのユーザビリティ向上、周辺サービスの拡充傾向は今後も継続が見込まれるだけでなく、人工知能を用いてクリエイティブ/コンテンツの最適化を容易にする技術の進展も予想されます。加えて、PCよりもLPOの改善インパクトが出やすいと言われているスマートフォンサイト/アプリの市場が拡大していることから、同市場に対するLPOの導入も加速すると考えられ、LPO市場は2015年以降も年間130%前後の成長を予想しております。


【調査概要】
調査主体:クロスフィニティ株式会社
調査時期: 2014 年 1 月から 2015 年 9 月
調査方法:国外含む市場関係者へのヒアリング、公開情報の収集、弊社ならびに調査機関が保有するデータ
調査対象:国内LPO市場および関連市場

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