ノートン オンライン調査 日本人のセキュリティ意識
2015年09月30日
シマンテックのセキュリティソフト「ノートン」は、消費者調査「ノートン オンライン調査 日本人のセキュリティ意識」を発表。
この調査によると、大部分の回答者（88%）が「インターネットのプライバシーとセキュリティの管理について自信がない」と回答しています。また、自分や家族の情報がインターネットでどの程度保護されていると思いますか」という設問に対し、「十分に保護されていない」と回答した人は44％となり、半数以上の人がオンライン上の情報に対する適切な保護対策ができていないということが分かりました。また、若い世代ほどインターネットのセキュリティに対して対策を行っていないという傾向も明らかになりました。
【調査結果】
消費者が最も懸念している情報は個人情報と金融関連情報
消費者がインターネットで気にかけている情報は、個人情報と金融関連情報であることが分かりました。「オンライン上で保護したいもの」を質問したところ、「個人情報」と答えた人が61%、次いで「金融関連情報」と答えた人が49％に上りました。警察庁の発表によると、ネットバンキングによる不正送金の被害総額が、今年上半期（1月～6月）で約15億4400万円 (※)となっている状況において、金融関連情報は多くの人の懸念事項であり、ハッキングの可能性を考えても個人情報が消費者の最懸念事項であることは頷ける結果です。
（※出典：警察庁広報資料「平成27年上半期のインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生状況等について」）
本調査によると、日本人の78%が「インターネットのプライバシーやセキュリティに関して、理解をしている」と回答しているのに対し、「インターネットのプライバシーやセキュリティの管理に自信がある」と回答したのはわずか12％にとどまりました。多くの人がインターネットのプライバシーやセキュリティについて理解はしていながらも、インターネット犯罪に対して不安を抱いており、回答者の多くの人がインターネット活動の安全性に自信を持つことができていないということが分かりました。
また、消費者がインターネットのセキュリティに対して、どの程度取り組んでいるのかを調べたところ、39%の人が「すべてのアカウントに複雑かつ重複しないパスワードを使用している」としており、決して高い割合ではないものの、セキュリティに対して意識をしていることがうかがえます。しかしながら、24%の人が「PCがウイルスに感染していたら気づくと思う」と答えていることもわかりました。通常、悪意のあるプログラムであるマルウェアは、本人が気づかないうちにデバイスに侵入・感染し、個人情報の流出などにつながっていくことが考えられるため、4人に1人は知らないうちにマルウェアに感染してしまっている可能性を示しています。また、「Mac(Apple) のPCやデバイスを利用しているためセキュリティソフトウェアは必要ない」と回答している人が12%となっていますが、MacやiPhone を狙ったマルウェアも増えている現状では、その認識は正しいとは考えにくい状況です。
若い世代ほどセキュリティ対策を行っていない
世代別にセキュリティ意識を見てみると、若い世代ほどインターネットのセキュリティに対して対策を行っていないという傾向も明らかになりました。「定期的にPCの更新をしている」と答えた人は、55歳以上が46%、35歳~54歳が47%であるのに対し、20歳~34歳はたったの27%でした。また、「PCのセキュリティ設定を中～高に設定している」と答えた人は、55歳以上が45％、35歳~54歳が35%、20歳~34歳は27％となっています。他の項目を見ても、総じて、若い世代がインターネットのセキュリティ対策を行っていない傾向にあるようです。インターネットが当たり前の世界で育ってきている若い世代ほど、インターネットの知識が豊富で身近であるがゆえに、セキュリティについても自信を持っており、危機意識が薄いのではないかと考えられます。
なお、今回の調査でPCに対してセキュリティソフトを認知している人は約6割となっている反面、モバイル機器にセキュリティソフトウェアを認知している人は約半数の34%にとどまりました。スマートフォンの普及にともない、ネットバンキングをモバイル機器で行っている人がますます増えていく現状をかんがみると、モバイル機器へのセキュリティ対策についての危機意識を持つことは非常に重要です。
※ノートン オンライン調査は、4月～5月に日本全国の消費者1,020人を対象に行われたインターネットセキュリティについての調査で、20歳～34歳、35歳から54歳、55歳以上の年齢別にアンケートを集計しています。
詳しいリサーチ内容はネタ元へ
この調査によると、大部分の回答者（88%）が「インターネットのプライバシーとセキュリティの管理について自信がない」と回答しています。また、自分や家族の情報がインターネットでどの程度保護されていると思いますか」という設問に対し、「十分に保護されていない」と回答した人は44％となり、半数以上の人がオンライン上の情報に対する適切な保護対策ができていないということが分かりました。また、若い世代ほどインターネットのセキュリティに対して対策を行っていないという傾向も明らかになりました。
【調査結果】
消費者が最も懸念している情報は個人情報と金融関連情報
消費者がインターネットで気にかけている情報は、個人情報と金融関連情報であることが分かりました。「オンライン上で保護したいもの」を質問したところ、「個人情報」と答えた人が61%、次いで「金融関連情報」と答えた人が49％に上りました。警察庁の発表によると、ネットバンキングによる不正送金の被害総額が、今年上半期（1月～6月）で約15億4400万円 (※)となっている状況において、金融関連情報は多くの人の懸念事項であり、ハッキングの可能性を考えても個人情報が消費者の最懸念事項であることは頷ける結果です。
（※出典：警察庁広報資料「平成27年上半期のインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生状況等について」）
本調査によると、日本人の78%が「インターネットのプライバシーやセキュリティに関して、理解をしている」と回答しているのに対し、「インターネットのプライバシーやセキュリティの管理に自信がある」と回答したのはわずか12％にとどまりました。多くの人がインターネットのプライバシーやセキュリティについて理解はしていながらも、インターネット犯罪に対して不安を抱いており、回答者の多くの人がインターネット活動の安全性に自信を持つことができていないということが分かりました。
また、消費者がインターネットのセキュリティに対して、どの程度取り組んでいるのかを調べたところ、39%の人が「すべてのアカウントに複雑かつ重複しないパスワードを使用している」としており、決して高い割合ではないものの、セキュリティに対して意識をしていることがうかがえます。しかしながら、24%の人が「PCがウイルスに感染していたら気づくと思う」と答えていることもわかりました。通常、悪意のあるプログラムであるマルウェアは、本人が気づかないうちにデバイスに侵入・感染し、個人情報の流出などにつながっていくことが考えられるため、4人に1人は知らないうちにマルウェアに感染してしまっている可能性を示しています。また、「Mac(Apple) のPCやデバイスを利用しているためセキュリティソフトウェアは必要ない」と回答している人が12%となっていますが、MacやiPhone を狙ったマルウェアも増えている現状では、その認識は正しいとは考えにくい状況です。
若い世代ほどセキュリティ対策を行っていない
世代別にセキュリティ意識を見てみると、若い世代ほどインターネットのセキュリティに対して対策を行っていないという傾向も明らかになりました。「定期的にPCの更新をしている」と答えた人は、55歳以上が46%、35歳~54歳が47%であるのに対し、20歳~34歳はたったの27%でした。また、「PCのセキュリティ設定を中～高に設定している」と答えた人は、55歳以上が45％、35歳~54歳が35%、20歳~34歳は27％となっています。他の項目を見ても、総じて、若い世代がインターネットのセキュリティ対策を行っていない傾向にあるようです。インターネットが当たり前の世界で育ってきている若い世代ほど、インターネットの知識が豊富で身近であるがゆえに、セキュリティについても自信を持っており、危機意識が薄いのではないかと考えられます。
なお、今回の調査でPCに対してセキュリティソフトを認知している人は約6割となっている反面、モバイル機器にセキュリティソフトウェアを認知している人は約半数の34%にとどまりました。スマートフォンの普及にともない、ネットバンキングをモバイル機器で行っている人がますます増えていく現状をかんがみると、モバイル機器へのセキュリティ対策についての危機意識を持つことは非常に重要です。
※ノートン オンライン調査は、4月～5月に日本全国の消費者1,020人を対象に行われたインターネットセキュリティについての調査で、20歳～34歳、35歳から54歳、55歳以上の年齢別にアンケートを集計しています。
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[シマンテック]
