テクノロジー企業成長率ランキング 第13回 「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 日本テクノロジー Fast50」 

2015年10月20日
トーマツは、日本国内のTMT(テクノロジー・メディア・テレコミュニケーション)業界の企業を対象にした、過去4決算期の収益(売上高)に基づく成長率のランキング、第13回「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 日本テクノロジー Fast50」を発表。

1位はスマートフォンサービスやソーシャルアプリの企画開発を行っている株式会社アカツキで、過去4決算期の収益に基づく成長率2,106%を記録。2位は1,399%を記録した住まい領域・自動車領域におけるメディアプラットフォーム事業を手掛ける株式会社アイアンドシー・クルーズ、3位にはシリコンウェーハの再生精密加工、モニターウェーハ販売を行っている株式会社RS Technologiesがランクインし、成長率1,300%を記録した。

<2015年度のランキング傾向>

Fast50受賞企業50社の過去4決算期の収益(売上高)に基づく平均成長率は、今回357%となった。平均成長率の分布では、受賞企業全体の4割が成長率300%以上の高成長を果たし、9割が成長率100%以上となった。また、上位3社に加え、4位の株式会社バンク・オブ・イノベーションの成長率は1,183%を記録しており、上位4社が成長率1,000%を超える目覚しい成長を示した。

事業領域別の構成比を見ると、最も多いのはメディア関連企業で42%、次いでソフトウエア関連企業40%、通信関連企業12%となり、ハードウエア関連企業、ライフサイエンス関連企業、クリーンテック関連企業は各領域1社の受賞であった。

また、事業領域別の過去4決算期に基づく平均収益成長率は、ソフトウエア419%、メディア312%、通信289%となり、1位となった株式会社アカツキを擁するソフトウエア領域の企業は、全受賞企業平均を上回る成長を遂げていることがうかがえる。
各領域の中で個別企業を詳細に見ると、ソフトウエア、メディア関連の双方で、タブレットの普及やスマートフォンスクリーンの大型化、Webサイトのマルチデザイン化を背景に、スマートフォン向けアプリ開発、モバイルコマース、モバイル広告関連事業、モバイルメディアのコンサルティング事業などの台頭が見られた。

なお、Fast50のランキング対象となる収益を従来の3決算期から4決算期に変更するとともに、事業領域の組み替えを行ったため、本年は対前年比較は行わない。

<第13回 デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 日本テクノロジー Fast50ランキング>

1位 株式会社アカツキ(未) / 成長率 : 2106.42% / 受賞回数:2 / 東京都
  スマートフォンサービス、ソーシャルアプリの企画開発

2位 株式会社アイアンドシー・クルーズ(未) / 成長率 : 1398.60% / 受賞回数:3 / 東京都
  住まい領域・自動車領域におけるメディアプラットフォーム事業

3位 株式会社RS Technologies / 成長率 : 1299.53% / 東京都
  シリコンウェーハの再生精密加工、モニターウェーハ販売

4位 株式会社バンク・オブ・イノベーション(未) / 成長率 : 1183.16% / 受賞回数:2 / 東京都
  ゲームアプリの開発・運営、次世代ITプロダクト、サービスの開発

5位 株式会社アイリッジ / 成長率 : 763.69% / 受賞回数:2 / 東京都
  スマートフォン向けO2Oソリューションの提供、アプリ開発、マーケティング支援

6位 株式会社ジーニー(未) / 成長率 : 666.39% / 受賞回数:3 / 東京都
  広告収益最大化PF「Geniee SSP」の開発・提供

7位 メドピア株式会社 / 成長率 : 591.38% / 受賞回数:2 / 東京都
  医師専用コミュニティサイトの運営、医師集合知サービスの提供

8位 株式会社オルトプラス / 成長率 : 528.79% / 受賞回数:3 / 東京都
  ソーシャルゲームの企画、開発および運営

9位 GMO TECH 株式会社 / 成長率 : 516.99% / 東京都
  内製技術により、アプリ導入広告・SEO・アプリ開発ASPを提供

10位 株式会社じげん / 成長率 : 479.14% / 受賞回数:5 / 東京都
    ライフメディアプラットフォーム事業

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