「家庭での鍋料理」について実態調査(20~50代の夫・子どもと同居している主婦対象) 

2015年10月23日
モランボンは、20~50代の夫・子どもと同居している主婦824名を対象に、「家庭での鍋料理」について実態調査を実施。

【調査結果】

●週1回以上、鍋をする家庭が40%以上! 鍋は食卓に欠かせない定番メニューへ。

昨年の冬(2014年9月~2015年1月)の期間、家庭で鍋料理をどのくらいの頻度で実施していたかを聞いたところ、 「月2~3回位(37.6%)」が最も多く、次いで「週1回位(32.9%)」という結果になりました。
週1回以上ご家庭で鍋をする人は全体の42.9%(「週2~3回以上」「週1回位」の合計)でした。
市販の鍋用スープも多様化し、様々なテイストで楽しめるようになったことも、頻度が高まる要因のひとつかもしれません。

●「鍋にしよう!」と思うきっかけに、主婦ならではの大事なポイントが隠されていた!!

40%以上の家庭で、週1回以上も食卓に登場する鍋。主婦の方はどんなきっかけで、「鍋にしよう!」と決めるのでしょうか?
「寒い日(83.5%)」が圧倒的に多く、次いで「身体を温めたい日(53.3%)」と続きます。そして、鍋は寒い日を乗り越える手段でありながら、「料理が面倒なとき(43.4%)」、「献立を考えるのが億劫なとき(40.7%)」という主婦のお助けメニュー的存在になっているとの意見も。
その一方、「家族が揃ったとき(37.3%)」に鍋にしようと決める場合もあるなど、献立を決める大変さや調理の手間を省けるメニューでありながら、家族だんらんの手段にもなる、主婦にとっては一石二鳥のメニューであるといえるようです。
さらには、家族みんなで一緒に鍋を囲む家族だんらんの時間を多く確保するための“調理時間の短縮”も主婦にとっては嬉しいポイントなのかもしれません。

●家庭で食べる、家族に一番人気の鍋。 “ごちそう”の鍋が第1位。

家族で食事をしているときの、料理に対する家族ひとりひとりの反応は、料理を作っている主婦にとっては重要なポイントです。

家族に一番人気の鍋
1位「すきやき(15.4%)」
2位「おでん(11.4%)」
3位「寄せ鍋(7.7%)」
4位「豚しゃぶしゃぶ(6.4%)」
5位「キムチ鍋(5.5%)」

 家庭で作った鍋の中で、家族に一番人気のある鍋を聞いたところ、1位「すきやき(15.4%)」、2位「おでん(11.4%)」、3位「寄せ鍋(7.7%)」、4位「豚しゃぶしゃぶ(6.4%)」、5位「キムチ鍋(5.5%)」となりました。
昨年の冬(2014年9月~2015年1月)にすきやきを家庭で食べた方(N=541 )によると、「すきやき」のメニューの魅力は「家族だんらんができる(66.7%)」「ごちそう(58.6%)」という回答が上位に挙がりました。

●主婦は、上手に “休日鍋”と“平日鍋”を使い分け!

鍋のテイストが多様化している近年、主婦はテイストの使い分けをしているのでしょうか?昨年の冬(2014年9月~2015年1月)家庭で食べた鍋のうち、休日・平日での使い分けに差があるのかを調べてみました。

休日に食べることが多い鍋
1位「すきやき(61.2%)」
2位「もつ鍋(52.7%)」
3位「ちゃんこ鍋(51.0%)」

平日に食べることが多い鍋
1位「スンドゥブチゲ(34.7%)」
2位「トマト鍋(30.4%)」
3位「ごま豆乳鍋(28.8%)」

休日に食べることが多い鍋は、1位「すきやき(61.2%)」、2位「もつ鍋(52.7%)」、3位「ちゃんこ鍋(51.0%)」。“休日鍋”は比較的、高コストの食材を使用することが多いものが上位になりました。
一方、平日に食べることが多い鍋は、1位「スンドゥブチゲ(34.7%)」、2位「トマト鍋(30.4%)」、3位「ごま豆乳鍋(28.8%)」でした。
辛さに特徴のある「スンドゥブチゲ」や、男性よりも女性に人気の高い「トマト鍋」「ごま豆乳鍋」といった、嗜好性の高い味わいのメニューが平日に多く登場していることがわかりました。

1人前から作れる鍋用調味料が増えてきたこともあり、主婦の方ご自身のお好みで、またはお子さまのお好みに合わせて、“好きなときに、好きな味を、好きな量だけ”状況に合わせて選択し、楽しむ場面も増えていることが伺えます。

●“鍋シメ”を楽しむ人は約92%! 鍋をシメまで楽しむことが定番に。

近年、“鍋シメ”への注目が高まってきています。
実際に家庭で鍋シメをする人は91.5%にものぼることがわかりました。
鍋自体のおいしさだけでなく、鍋のおいしさを余すことなく締めくくる楽しさまでの一連の流れをすべて味わうことが主流になっています。
そこで、どんな食材で鍋シメをしているか聞いたところ、1位「ご飯(66.7%)」、2位「ゆでうどん(48.6%)」、3位「冷凍うどん(38.0%)」という結果になりました。
家族で鍋を囲み、どんな鍋を食べよう?鍋シメは何にしよう?という会話を交えながら鍋料理を楽しむことが家族だんらんにも繋がっているようです。

●今後食べたい鍋は家族みんなで楽しめる、「寄せ鍋」 「豚しゃぶしゃぶ」 「ちゃんこ鍋」。

いよいよ到来した鍋シーズン。昨年に引き続き、今後も継続して食べたい鍋は、1位「寄せ鍋(93.9%)」、2位「豚しゃぶしゃぶ(92.5%)」、3位「ちゃんこ鍋(91.4%)」と、定番鍋が上位を占めています。

上位3位の定番鍋に共通する魅力としては「家族だんらん[寄せ鍋 65.4%(N=529)、豚しゃぶしゃぶ 58.5%(N=404)、ちゃんこ鍋 62.5%(N=312)] 」が最も多く、家族みんなで楽しめることが最も重要視されていることがわかりました。
「寄せ鍋」「ちゃんこ鍋」では、次いで「栄養バランスがよい(寄せ鍋 63.9%、ちゃんこ鍋 54.5%)」「身体が温まる(寄せ鍋 56.1%、ちゃんこ鍋 59.0%)」が挙げられ、「豚しゃぶしゃぶ」では、「調理が簡単(52.2%)」「肉がおいしく食べられる(43.1%)」ことが魅力と捉えられています。

●今後、家庭で鍋をするときには、 「野菜」 「定番」が大切なポイント!

食卓の定番となった鍋料理。
最後に、今後、鍋に求めるポイントを聞いたところ、「野菜がたっぷり食べられる鍋(83.5%)」、「定番の鍋料理をもっとおいしく(80.1%)」、「常備野菜で作る鍋(76.5%)」、「和風味の鍋(65.8%)」、「美容・健康に効果が期待できる鍋(63.5%)」が上位に挙がりました。
主婦の視点で、野菜をよりたくさん、しっかりと食べられることを鍋に求めていることから、家族の健康などを気遣う主婦の方々の思いやりが、家庭での「鍋料理」に表れていることが伺えます。


【モランボン調べ】

【調査概要】
調査テーマ:家庭での鍋料理に関する調査
調査対象:夫・子どもと同居している20~60代の主婦 824名
調査地域:首都圏、関西圏
調査時期:2015年1月
調査方法:インターネット調査

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[モランボン]
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