2015年度マイナビ大学生インターンシップ調査(大学生・大学院生対象) 

2015年11月24日
マイナビは、『マイナビ2017』に登録している大学生・大学院生を対象とした「2015年度マイナビ大学生インターンシップ調査」の結果を発表。なお、インターンシップに関する調査は前年に続き2回目となります。

【調査TOPICS】

▽ インターンシップに参加した学生は、前年比5.9pt減の55.5%とやや減少

▽ 秋・冬のインターンシップに「参加したい」と回答した学生は9割超で、秋・冬の実施が浸透

▽ 興味がある内容は「実際の現場での仕事体験」だが、実際に参加した内容は「グループワーク」が最多

▽ 参加する目的は「特定の企業を知る」「就職活動に有利」が増加。就職を意識した参加が一層強まる


【調査結果の概要】

■ 秋・冬のインターンシップに「参加したい」と回答した学生は9割超
調査回答時(9月30日~10月15日)までにインターンシップに参加したことのある学生は、前年比5.9pt減の55.5% と減少した。後ろ倒しとなった2016年卒採用の選考期間と重なったことで、夏のインターンシップ開催数が減少したことが要因として考えられる。一方、秋・冬以降実施のインターンシップの参加については、「参加したい」との回答が92.0%と、前年比で3.1pt増加した。
今後インターンシップに参加したい時期について聞くと、12月、1月、2月と答えた学生がそれぞれ半数を超え、冬のインターンシップに学生の注目が集まっている。前年は、12月が最も多く選択されたが、今回は僅差ながら2月が最多となった。秋・冬のインターンシップが前年より浸透し、中でも採用広報開始直前の2月の人気が高まっているようだ。

■ 学生が最も興味のある内容は「実際の現場での仕事体験」だが、実際に参加した内容は「グループワーク」が最多。学生の希望とのギャップが目立つ結果に
最も興味を持つインターンシップの内容は、前年同様「実際の現場での仕事体験(38.2%)」がトップで、2位以下と大きく差がつく結果となった。次いで「実際の仕事のシミュレーション体験(17.4%)」「会社見学・工場見学・職場見学(16.2%)」と続く。前年2位であった「グループワーク」は今回4位となり、「働くイメージ」より、実際に働く現場や具体的な仕事内容に、強く興味を持っていることがうかがえる。一方で、実際に参加したインターンシップの内容は、「グループワーク(59.7%)」が最も多く、「実際の現場での仕事体験(29.2%)」は3位であった。実際の現場でのインターンシップは、受入部署の協力が必要となるため導入のハードルが高く、約3割の実施に留まっていることが推察される。学生が興味を持っているインターンシップの内容と、実際に参加した内容には大きな差があることが分かった。

■ インターンシップに参加する目的は「特定の企業のことをよく知るため」「就職活動に有利だと考えたため」が大きく増加し、就職を意識した参加が一層強まる
インターンシップに参加する目的について聞くと、「志望企業や志望業界で働くことを経験するため(44.8%)」が最も多く、前年トップだった「自分が何をやりたいのかを見つけるため(44.7%)」を僅差で上回った。前年比で見ると「特定の企業のことを良く知るため(43.1%:前年比7.5pt増)」、「就職活動に有利だと考えたため(21.0%:前年比4.6pt増)」の項目が明確に増加した。さらに、これまでにインターンシップに参加したことがない学生にどのような条件であれば参加したいかを聞いたところ、前年と順位が大きく変わり、「本選考(採用)につながる」が前年比7.5pt増の47.0%と約半数になった。学生が前年より一層、就職を強く意識してインターンシップに取り組んでいることが分かる。


【調査概要】
調査方法/『マイナビ2017』全会員にWEB DMを配信
調査期間/ 2015年9月30日(水)~ 2015年10月15日(木)
調査対象/『マイナビ2017』に登録している全国の大学生及び大学院生
      回答数4,008名(文系男子833名、理系男子571名、文系女子2,094名、理系女子510名)

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