「トイレトレーニング」に関する調査(現在2歳・3歳のお子様のトイレトレーニングをしている20歳~45歳既婚女性対象) 

2015年11月18日
総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングは、現在2歳・3歳のお子様のトイレトレーニングをしている全国の20歳~45歳の既婚女性100人を対象に「トイレトレーニング」をテーマにしたインターネットリサーチを実施。

【調査背景】

日用品各社が紙おむつの吸収力や肌ざわりに関して素材や技術の研究・改良を進め、赤ちゃんもお世話をする人も、健康で快適におむつを使用できるようになっています。その一方で、近年ではおむつが快適であるために十数年前と比べておむつ外しの時期が遅くなったり、おむつを外すためのトイレトレーニングに長期間を要したりするようにもなっています。今回は全国の2歳・3歳のトイレトレーニング中のお子様のいる、20~45歳の既婚女性を対象に、「トイレトレーニング」をテーマにした意識調査を行ないました。

【調査結果概要】

◆トイレトレーニングしている期間は?:
第1位「1ヶ月以上~3ヶ月未満」36.0% 第2位「3ヶ月以上~6ヶ月未満」32.0%。
「3ヶ月以上」が半数近くにのぼり、「1年以上」も10.0%という結果に。

◆現代は十数年前に比べおむつ外しに時間がかかっていることを知っている?:
「聞いたことがある程度」50.0%、「詳しく知っている」31.0%と8割以上が認知している。

◆おむつがなかなか外れないことに焦りを感じる?:
「とても感じる」41.0%、「やや感じる」29.0%。7割が焦りを感じると回答。

◆おむつがなかなか外れないことに焦りを感じる理由は?
第1位「他の子よりもおむつ外しが遅れるから」67.1% 
第2位「トイレトレーニングの時期が予定より長引いてしまうから」48.6%
第3位「近親者からの指摘やプレッシャーがあるから」35.7%

【調査結果】

Q1. あなたのお子様がトイレトレーニングしている期間をお答えください。(単数回答)【n=100】

お子様がトイレトレーニングをしている期間は「1ヶ月以上~3ヶ月未満」36.0%が最も多く、次いで「3ヶ月以上~6ヶ月未満」32.0%となりました。「3ヶ月以上」かかっている方が半数近いことがこのグラフから読み取れます。「1年以上」かかっている方も10.0%いることがわかりました。

Q2. 十数年前は、現在よりも早い期間で「おむつ外し」が終わっていました。一方、現代ではおむつが快適になっていることが原因で、「おむつ外し」に時間を要していることをあなたはご存じですか。(単数回答)【n=100】

現代はおむつが快適になっていることが原因で十数年前に比べ「おむつ外し」に長期間を要するようになっていることを知っているかをお聞きしました。その結果、最も回答割合が多かったのは「聞いたことがある程度」50.0%となりました。詳しくは知らないがどこかで見聞きしたことがあるという方が多いようです。次いで「詳しく知っている」31.0%となりました。「知らない・このアンケートで初めて知った」は19.0%にとどまり、現在お子様のトイレトレーニングをしている方の8割以上は、おむつのはき心地や機能がよくなったためトイレトレーニングが長期化していることを認知していることがわかります。

Q3. トイレトレーニング中のお気持ちとして「おむつがなかなか外れない」場合、あなたは焦りを感じますか。 (単数回答)【n=100】

トイレトレーニング中におむつがなかなか外れない場合、焦りを感じるかをお聞きすると、「とても感じる」41.0%、「やや感じる」29.0%となり、約7割がおむつがなかなか外れないことに対して焦りを「感じる」という結果になりました。Q2で現代では「おむつ外し」に時間を要することを8割以上が認識している結果となりましたが、時間がかかるものとわかっていても、おむつがなかなか外れない場合は、焦りを感じてしまう方が多いようです。

Q4. あなたが、おむつがなかなか外れない場合に焦りを感じる原因は何ですか。当てはまるものをすべてお答えください。 (複数回答)【n=70】

前問でおむつがなかなか外れないことに対して焦りを「とても感じる」「やや感じる」と回答した方に、焦りを感じる理由をお聞きしました。最も回答が多かったのは「他の子よりもおむつ外しが遅れるから」67.1%となり、周りの子と比較して自分の子のおむつ外しが遅くなることに対して焦りを感じる方が多いことがわかりました。「トイレトレーニングの時期が予定より長引いてしまうから」48.6%も半数近くが回答しており、当初の計画や、この時までおむつが外れるようにしたいと思う時期よりも長くかかってしまうことに焦りを感じる方も多いようです。また、子どものおむつがなかなか外れないことについて、母親が周囲の人からプレッシャーをかけられる“おむつハラスメント”も話題となっていますが、「近親者からの指摘やプレッシャーがあるから」35.7%、「配偶者からの指摘やプレッシャーがあるから」11.4%と、実際に“おむつハラスメント”に遭っている方がいること、“おむつハラスメント”は配偶者よりも近親者から受けるケースが多いことが明らかになりました。

Q5. 配偶者または近親者の方から指摘やプレッシャーを受けたことに対して、どのように感じましたか。率直なお気持ちを自由にお答えください。 (自由回答)【n=30】

 ■母親だけの仕事にさせているようで嫌だった。(37歳)

 ■いちいち言われなくてもわかっているのに、焦らされる。(29歳)

 ■やり方は個人差があるし、だめそうなら他の方法を考えるからしばらく見守って。(40歳)

 ■その子のペースがあるので、ほっといてほしい。(34歳)

 ■焦る気持ちと、頑張っているのにどうしてというやるせない気持ち。(38歳)

 ■職務怠慢だと考え自分を責めます。(32歳)

 ■泣きたくなりました。(33歳)

 ■それなら代わりにやってくれよと思う。頑張っているつもりなのに否定されるとやる気を失う。さらに焦ってしまうし、ストレスになってイライラしてしまう。(40歳)

 ■夫の両親に「おむつまだとれないの。昔は1歳でおむつとれていたよ。」と言われ、焦ってトイレトレーニングを始めたが、親子でストレスがたまり上手くいかないことが多かったです。二人目からは、育児書に、膀胱にある程度おしっこを貯められるようになるとトイレトレーニングが上手くいくようなことが書かれていたのを読み、焦らずに親子のペースでやると、気が付いたらおむつが自然とはずれうまくいきました。周囲の言動に振り回されすぎも考えものだと思いました。(37歳)

おむつが外れないことに対する焦りの原因として、「近親者からの指摘やプレッシャーがあるから」「配偶者からの指摘やプレッシャーがあるから」と回答した方に、指摘やプレッシャーを受けてどのように感じたかをお聞きしました。自分も子どもも頑張っているのに周囲からプレッシャーをかけられることによる焦りやイライラ、悲しい気持ちがうかがえる回答が挙げられました。中には、自分を責めてしまうという声もあり、“おむつハラスメント”により、トイレトレーニングに取り組むお母さんとお子さんが精神的につらくなってしまったり、トイレトレーニングがうまくいかなくなったりする実態が明らかになりました。


【調査概要】
・調査の方法:株式会社ネオマーケティングの運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の既婚女性20歳~45歳を対象に実施 (2歳または3歳のお子様がおり、現在お子様のトイレトレーニングをしている方)
・有効回答数:100人
・調査実施日:2015年9月28日(月)~2015年9月30日(水)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ネオマーケティング]
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