コンテンツファン消費行動調査 2015年版(リーチ力・支出喚起力ランキング) 

2015年11月27日
博報堂DYメディアパートナーズと博報堂との共同研究プロジェクト「コンテンツビジネスラボ」は、毎年実施している全国調査「コンテンツファン消費行動調査」の2015年版を実施し、そのデータをもとに最新の全11カテゴリ・計678のコンテンツに関する、「リーチ力・支出喚起力ランキング」を算出いたしました。

※「リーチ力」と「支出喚起力」は、企業のコンテンツ活用を促進するために、コンテンツビジネスラボが開発した独自指標)

【調査結果】

■リーチ力・支出喚起力ランキングの概要

2015年2月時点における個別タイトル・アーティストに関するTop20ランキングを見ると、リーチ力では「アナと雪の女王」がトップとなり、「ルパン三世」「るろうに剣心」「寄生獣」といったリバイバルコンテンツが上位に入りました。

また、ファンによる支出喚起力ランキングで上位に入っているコンテンツは、ライブコンサートやイベントなど、ライブ体験を重視したコンテンツが上位を占めました。今回トップとなった「ラブライブ!」は学園アイドルグループを描いた雑誌発コンテンツですが、アニメ化の他にも頻繁に新曲が実装されるリズムアクションゲームや声優によるライブといった、作品モチーフとの相性も良く且つリアルタイム性の高い体験の提供を精力的に行っており、実在のアイドルグループ同様にライブ体験型消費コンテンツが支出喚起力を伸ばす上での共通項だということが分かりました。

2015年全体 リーチ力・支出喚起力ランキング Top20

【リーチ力】
1位 アナと雪の女王 1,553万人
2位 ふなっしー 1,010万人
3位 くまモン 963万人
4位 ONE PIECE 879万人
5位 永遠の0 856万人
6位 名探偵コナン 802万人
7位 進撃の巨人 754万人
8位 AKB48 696万人
8位 ルパン三世 696万人
10位 いきものがかり 688万人
11位 テルマエ・ロマエ 651万人
12位 ドラえもん 621万人
13位 嵐 610万人
14位 Mr.Children 596万人
15位 るろうに剣心 582万人
16位 サザンオールスターズ 574万人
17位 妖怪ウォッチ 558万人
18位 サザエさん 553万人
19位 EXILE 547万人
20位 寄生獣 542万人

【支出喚起力】
1位 ラブライブ! 423億円
2位 嵐 367億円
3位 SMAP 354億円
4位 機動戦士ガンダムシリーズ 169億円
5位 ONE PIECE 156億円
6位 ももいろクローバーZ 150億円
7位 東方神起 139億円
8位 AKB48 139億円
9位 進撃の巨人 130億円
10位 三代目J Soul Brothers 128億円
11位 EXILE 126億円
12位 関ジャニ∞ 125億円
13位 ドラゴンクエストシリーズ 119億円
14位 Mr.Children 113億円
15位 椎名林檎 105億円
16位 B'z 95億円
17位 乃木坂46 87億円
18位 ファイナルファンタジーシリーズ 84億円
19位 ポケットモンスター 82億円
20位 妖怪ウォッチ 79億円

※リーチ力と支出喚起力

リーチ力:そのコンテンツが一年間に到達できる人数を表す指標です。コンテンツの力を活かして、幅広い生活者に自社商品やサービスを知らせる際に参照する。この指標が高いと、キャラクタータイアップ、CMへの起用、PRなどの活用に向いています。

支出喚起力:コアファンによる、年間の関連市場規模の指標です。自社の商品やサービスそのものにコンテンツを組み込んだオリジナルの企画を開発し、コンテンツファンの実際の購買を目的とする際に、どのくらいの売上規模が見込めるかを推計することができます。


【調査概要】
コンテンツファン消費行動調査
コンテンツビジネスラボが独自に実施する生活者調査。全国の 15~69 歳男女・計 5,000 名を対象に、エンタテインメントやスポーツなど計 11 カテゴリのコンテンツに対する消費行動の実態を把握したもので、業界団体別の出荷・売上データなど既存のコンテンツ関連調査では把握できなかった、生活者のコンテンツ消費実態に本格的に迫った調査として、2011 年の発表以来、幅広い業種の企業やコンテンツホルダーにご活用頂いています。

・調査方法:インターネット調査
・調査地区/対象者:全国 15~69 歳の男女 (全国7エリアを性年代別人口構成比で割付)
・有効回収サンプル数: 5,000 サンプル
・調査時期 2015 年 2 月 7 日(土)~9 日(月)
・全 11 カテゴリ(「バラエティ・ドラマ」「アニメ・特撮」「マンガ・ライトノベル」「小説」「映画」「音楽」「ゲーム」「美術展・博覧会」「スポーツ」「特定のタレント・人物」「レジャー施設・イベント」
※2014 年度から個別のテレビ番組についても聴取

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[博報堂]
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