子どもの頃の「ピアノレッスン」と「学力」に関する意識・実態調査(国内難関大学の20~30代在校生・卒業生男女対象) 

2015年12月14日
カシオ計算機は、国内難関大学の20~30代在校生・卒業生男女300名を対象に、子どもの頃の「ピアノレッスン」と「学力」に関する意識・実態調査を行いました。

調査の結果、多くの難関大生が早期に「ピアノレッスン」を始めており、 「子どもの頃のピアノレッスン」がご自身の「情操教育」「学力」に影響があったと考えていることがわかりました。さらに8割以上のピアノ経験者が「子どもの時の『ピアノレッスン』は他人におすすめできる」と考えているという実態も明らかとなりました。

【調査結果】

■ 難関大生43%が「子どもの時に習った経験あり」 ピアノをはじめるきっかけは「母親」

春からお子さまが幼稚園や小学校に入園・入学する場合、冬の段階で、お子さまにどんな習いごとをさせるか、考えはじめるご家族の方も多いのではないでしょうか。特に「ピアノ」は「情操教育」や「脳の発達」を期待されることが多い人気の習いごとでもあります。そこで今回カシオ計算機では、偏差値上位大学として名前が挙がることの多い『難関大学』(「東京大学」「京都大学」「早稲田大学」「慶應義塾大学」4大学の在校生・卒業生20~30代男女1,188名を対象に、「子どもの時の習いごと」をたずねました。
その結果、難関大生の43%が「ピアノ」を習った経験があると回答しています。そこで本調査では、実際にピアノ経験者300名を対象に「子どもの頃のピアノレッスン」についてどう感じているのか、意識・実態調査を行いました。

はじめに、ピアノ経験者に「ピアノ」を習いはじめたきっかけについて調査を行いました。まず「習いはじめる年齢」としては「3歳」が22%で最多、「5歳」が21%で続きました。

全体の平均年齢は「5.1歳」となり、幼稚園入園前や小学校入学前に「ピアノ」を習いはじめる人が多いようです。

また、「『ピアノ』を習うきっかけになった人」は「母親」(71%)が1位となり、2位の「自分(自主的に習いはじめた)」(24%)、3位の「姉妹」(12%)と比較しても圧倒的に高い数字が出ています。ここからは、「ピアノレッスン」をはじめるきっかけとして、「母親」が重要な役割を果たしていることが読み取れます。

さらに、「家庭での練習頻度」について聞いてみると、「週に1回以上」練習していた人が92%と全体の9割以上を占め、また、5人に1人が「毎日練習していた」(20%)と回答しています。ここからは、難関大生たちも子どもの時には「ピアノ」にしっかりと取り組んだ経験があることがわかります。

■ 東大生も「脳のトレーニング」を実感!? 音感だけでなく表現力、心の豊かさも

そこで、そんなピアノ経験者たちに 「子どもの時に『ピアノ』を習っていて、大人になってから良かったと思った経験の有無」をたずねると、70%が「良かったと思った経験あり」と回答しています。

具体的には「音感が良いと言われる。カラオケなど音程に狂いがない」(慶應義塾大学・男性・36歳)といった「音感」に対する意見のほか、「左右の手や足を使うので、脳のトレーニングになったと思う」(慶應義塾大学・女性・33歳)、「耳が良くなったようで、英語の聞き取りの上達スピードが速い」(東京大学・女性・35歳)など、「脳」のトレーニングに関わる要素を挙げる方も見られます。

さらに難関大生に「ピアノ」を習うことを通じて身につけられたと思う能力を挙げてもらうと、「音感」(67%)に続いて「表現力」(36%)、「心の豊かさ」(28%)が続きました。「情操教育」として期待されている感情面や、さらに思考に関わる面における効果を、難関大生たちが実感していることがうかがえます。

■ 難関大生、7割以上が「ピアノ」には脳の機能向上に役立つと思うと回答

さらに続いて、子どもの時の「ピアノレッスン」の影響をどのように感じているのか、ピアノ経験者にたずねると、64%が「自分の『情操教育』に影響があったと思う」と回答しました。また、「『ピアノ』は脳の機能を向上させる上で役立つと思う」と「学習」に関する影響を挙げたピアノ経験者も73%にも上っています。

ここからも、子どもの時の「ピアノ」に、「学習」への影響力を感じているピアノ経験者たちの多さが注目できます。

「ピアノレッスン」のどのような部分が「子ども」に影響を与えると思うかたずねると、「音に興味を持つこと、コツコツ練習すること」(東京大学・女性・35歳)、「広い視野をもちながら両手で作業することが、思考力を良くしてくれそう」(早稲田大学・男性・38歳)など、「練習を積むこと」や「指を動かすこと」に対する意見が寄せられました。また、ピアノ経験がある難関大生の83%が「子どものうちにピアノを習うことはおすすめできる」と考えています。
ここからも「ピアノ」はお子さまが小さいうちに習わせたい習いごとの一つだといえるでしょう。

■ ピアノのエントリーモデル選びの悩み…7割近くが「価格がネックになると感じる」

そんなピアノ経験者がおすすめする「ピアノ」ですが、初めて習う時にどのような点に注意すればよいのでしょうか。そこでまず、子どものために「ピアノのエントリーモデル」を購入する際に<重視すべきだと思うポイント>を、自身の「ピアノ」経験をふまえてたずねました。その結果、「鍵盤タッチのよさ」(58%)、「音色のよさ」(53%)が続き、半数以上が「指を動かす」ことに関わる“鍵盤タッチ”、さらに楽器としての“音色”を重視していることがわかります。

一方で、「ピアノのエントリーモデル」購入時に<ネックになると思うポイント>としては「価格」(68%)、「本体の大きさ」(64%)、「本体の重さ」(35%)が続き、長く使う「ピアノ」だけに7割近くのピアノ経験者が「価格」が最もネックになると考えていることが明らかになりました。

「鍵盤タッチ」「音色」を重視したい一方で、本格的な「ピアノ」になればなるほど「価格」がネックになるという、「エントリーモデル選び」の悩みがうかがえます。ピアノ経験者たちからも「エントリーモデル」の条件として「音色がよいものが、安価で手にはいること」(東京大学・女性・38歳)が挙げられました。さらに、「小型・軽量化された電子ピアノで実物同様の打鍵感があるもの」(京都大学・男性・39歳)といった「本格的な鍵盤タッチ、音色」と「価格、サイズの手ごろ感」を兼ね備える「デジタルピアノ」への意向もうかがえる結果になりました。


【調査概要】
・調査名:「子どものピアノレッスン」に関する意識・実態調査
・調査対象:東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学の文系 または 理系学部の在校生・卒業生 20~30代男女 ピアノ経験者300名
・調査期間:2015年12月1日(火)~12月3日(木)
・調査方法:インターネット調査

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