「2015年を一言で表すと・・・」に関する調査(18~79歳の一般生活者対象) 

2015年12月11日
リサーチ・アンド・ディベロプメントは、2015年10月に18~79歳の全国の一般生活者を対象に「2015年を一言で表すと・・・」に関する調査を実施いたしました。
調査は、自主調査 「生活者総合ライフスタイル調査システム『Web-CORE』」の一環として実施したもので、「2015年、今年一年を一言で表現すると、どのような一年でしたか?」という自由回答の質問をデータマイニングし分析を行いました。
※「見える化エンジン」(株式会社プラスアルファ・コンサルティングの登録商標)を使用

【調査結果】

“世界の激動、日本の安保、自然災害とオリンピックの暗雲・・・生活は安定傾向”

■引き続き起こる「自然災害」が、より身近なワードに


2015年はゲリラ豪雨や火山噴火などの自然災害が全国で発生し、昨年に引き続きトップのワードとなった。被災された方以外も「明日は我が身」と感じており、政府や行政の対応に注目している様子。
※ゲリラ豪雨:九州(8月)、栃木県鬼怒川の堤防決壊(9月)、北海道(10月)
※火山噴火:鹿児島県口永部島(5月)、群馬・長野県境 浅間山(6月)、箱根山(6月)、鹿児島県 桜島(8月)、熊本県阿蘇山(9月)

■世界の中での日本を考える

9月に可決された「安保法案」を今年のワードとして挙げる人が多く、中国をはじめ世界との関係への影響に不安の声も。激動の世界情勢に加え、国内でも年金情報流出やドローン官邸事件など政治や執行の問題から、戦争や安全を中心に日本の先行きへの不安感や、政治への不信感がある。
2020年開催の東京オリンピックへの関心も高い。今年は不備や課題が目に付き、世界へ発信されてしまった日本の汚点に不満の声が多数となっている。

■2015年のポジティブワードは生活安定への「変化」と「芸能人結婚ラッシュ」

ポジティブワードに分類される「変化」というキーワードの内容を分析すると、「就職」「仕事の変化」「結婚」「妊娠・出産」「定年」などの環境変化を挙げているケースと、「変化がなく、安定して平穏な1年だった」というケースに大別され、総じて生活は安定してきた様子。また、社会的な領域の「芸能人結婚ラッシュ」も今年の特徴。個人の充実がうかがわれる。
その他、個人的ポジティブワードは、「子供(の成長)」「家族(とのイベント)」「旅行」「仕事(での充実)」など、昨年と同様の傾向。

R&D発 生活者インサイト
2015年から2016年に向けて ポジティブな「変移」でありたい


◇ 2015年は、自分自身は安定してきたけれども(ポジティブな移り変わり)、世界や日本は様々な問題が頻発(ネガティブな移り変わり)というギャップの大きい年だったようです。
近年多発している「災害」ですが、今年も全国で次々と発生し、生活者のマインドにも不安の刻印が鮮明になっています。他にも、安保法案の成立前後でのゴタゴタや、東京オリンピック問題での仕切りの悪さでも、政治不信が膨らんでいるようです。一方、「変化」というキーワードから見える生活者の毎日は、安定してきた様子となっています。


【調査概要】
生活者総合ライフスタイル調査システム『Web-CORE』
調査エリア 全国
調査手法 Web調査
調査対象 18~79歳男女個人
サンプル設計 13,384サンプル(回収ベース)
調査時期 毎年1回 10月実施
※『CORE』は、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントの登録商標です。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[リサーチ・アンド・ディベロプメント]
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