「子どもの花粉症」アンケート調査(0~16歳の子どもを持つ親対象) 

2015年12月24日
ロート製薬は、花粉症対策への啓発を目的に、0~16歳の子どもを持つ親を対象とした「子どもの花粉症」アンケート調査を実施しました。このうち回答をいただいた1,589人の子ども2,618人の症状や実態等について、集計・分析を行いました。

【調査結果のポイント】

「子どもが花粉症だと思う」は、2012年25.7%→2015年33.4%へ増加。

0歳~16歳の子どもを持つ親が「花粉症である」と実感している子どもは33.4%という結果になりました。2012年に行った同様のアンケートでは花粉症の子どもは25.7%で、以降は右肩上がりに増加しており年々増えていることが分かりました。(※医師の診断ではなく親の実感によるものです。)

発症の低年齢化は、今年も継続。5歳までに45.5%が花粉症の発症を実感している。

子どもの花粉症を実感している親にその発症年齢を聞いたところ、0歳から5歳までが45.5%、0歳から10歳までが82.3%という結果で、過去3年の調査と比較すると、花粉症の発症年齢の低年齢化がうかがえます。

子どもの「花粉症」は、「アトピー性皮膚炎」の約3倍以上。

父母が実感する子どものアレルギー症状について聞いたところ、「花粉症」(33.4%)、「通年性アレルギー性鼻炎」(24.3%)、「アトピー性皮膚炎」(10.4%)、「喘息」(8.7%)という結果になりました。
「花粉症」は、「アトピー性皮膚炎」に悩む子どもの割合と比べると約3倍以上になりました。

花粉症の子どもが多い住環境は「一戸建」。さらに、「トラックのよく通る坂道・一戸建」では、花粉症の子どもの割合が38.2%に上昇。PM2.5の関係も示唆。

住環境別に花粉症の子どもの割合を比較したところ、最も多かったのは「一戸建」の35.2%、次いで「7階以上」の高層階に暮らす子どもで32.4%となりました。さらに、「トラックがよく通る坂道で一戸建」では38.2%と花粉症の割合が大変高くなりました。
統計上、有意差まではみられませんでしたが、小児アレルギーの専門医の考察によると、これは、ディーゼル粒子に含まれるPM2.5の影響が考えられます。
ディーゼル粒子、PM2.5などの微粒子や黄砂は、花粉のアレルギー反応を強める「アジュバント効果」※を引き起こすと考えられています。花粉の季節のみならず、PM2.5濃度の高い日や黄砂が多い日には、マスク等で予防することが大切です。

※「アジュバント効果」…アジュバントとは、免疫学において、抗原性(アレルギー性)を高める物質を意味し、「アジュバント効果」とは免疫反応(アレルギー反応)を高める効果を意味します。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査目的:小児花粉症の実態を知っていただくことで花粉症対策の啓発に役立てる
調査・分析:ロート製薬株式会社
対象エリア:全国
調査時期:2015年11月5日~11日
調査対象:0歳~16歳までの子どもを持つ親
 ※調査結果は回答した親の実感によるもので、医師の診察結果による数値ではありません。
 ※子どもの人数に応じてそれぞれ回答いただいています。
サンプル数:1,589名

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[ロート製薬]
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