第7回 高校生と保護者の進路に関する意識調査2015 

2016年02月05日
リクルートマーケティングパートナーズと一般社団法人全国高等学校PTA連合会は、高校2年生とその保護者に対し、進路に関する考え方やコミュ二ケーションの実態を探る調査を実施。

<調査結果>

【進路選択について】
■保護者と進路について「話す」高校生は79%。
・男女別にみると、女子の方が男子より8.0ポイント高い。

■保護者との対話頻度は、高校生の進路選択時の気持ちと関連性が高い。
・進路選択を考える時の気持ちは、「楽しい」22.3%、「不安」72.2%。
・進路対話頻度別にみると、保護者と「話す」方が「話さない」高校生と比べて「楽しい」のスコアが9.5ポイント高い。

■進学にあたり保護者が重要だと考える情報は、「入試制度」「進学費用」「将来の職業との関連」。
・進学にあたり保護者が最も重要だと考える情報は、1位「入試制度」57.0%、2位「進学費用」56.6%。
・保護者が特に重要だと考える情報の上位5項目の取得状況をみると、いずれも「不足している・計」が半数を超え、「取得している・計」を上回った。
・進路選択のアドバイスが「難しい」と感じる保護者は70.8%。
 理由のトップは「入試制度をはじめ最新の進路情報を知らないから」(47.5%)。

【将来必要な力と現在持っている力のギャップ】
■「社会で働くにあたって必要とされる」が子どもに不足している能力は、「主体性」「実行力」「発信力」。
・「社会で働くにあたって必要とされる能力」を身につける有効な場のトップ3は、すべて教科外活動(部活動・校外活動・文化祭や体育祭)で 教科の学習(教科の時間・総合的な学習の時間)より高いスコアとなった。

【これからの社会について】
■保護者と高校生の“将来社会の展望”は前回・前々回調査から連続して上昇傾向。
・保護者「好ましい」 2011年(16.7%) < 2013年(26.4%)< 2015年 (27.8%)
・高校生「好ましい」 2011年(26.5%) < 2013年(41.9%)  < 2015年 (48.1%)

【就いてほしい職業・就きたい職業】
■保護者の「就いてほしい職業」のトップは「公務員」27%。
■高校生の「就きたい職業」のトップは「教師」9%。

【奨学金制度について】
■保護者・高校生ともに、奨学金制度の認知トップ3は種類(給付/貸与など)についてで高かったが、申込方法や利用条件などの具体的な制度については認知が進んでいない。
■貸与型奨学金制度を「利用してほしい・したい」と回答した保護者は52%、高校生は41%。


“「高校生と保護者の進路に関する意識調査2015」株式会社リクルートマーケティングパートナーズ・一般社団法人全国高等学校PTA連合会合同調査”

【調査概要】
・調査目的:高校生を持つ保護者とその子どもにおけるコミュニケーションの実態と進路観の現状を把握する
・調査主管:一般社団法人全国高等学校PTA連合会、株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
・調査対象:高校2年生とその保護者(一般社団法人全国高等学校PTA連合会より依頼した9都道府県の公立高校26校)
 ※各都道府県:3校(※広島県のみ2校)
 ※各校:2年生2クラスの生徒とその保護者
 「2015年」北海道、宮城、群馬、東京、三重、福井、兵庫、広島、福岡
 「2013年」北海道、岩手、富山、東京、神奈川、静岡、滋賀、香川、佐賀
 「2011年」北海道、青森、茨城、東京、新潟、愛知、大阪、鳥取、佐賀
 ※調査実施校所在地は毎年変わるため、時系列データは参考
・調査期間:2015年9月24日(木)~2015年10月28日(水)回収終了 
・調査方法
 (1)高校生:ホームルーム時にアンケート実施
 (2)保護者:高校生から保護者へアンケートを手渡しで依頼、実施。クラスごと学級担任が高校生、保護者アンケートをまとめ、学校ごとに回収
・有効回収数
 (1)高校生 1,887名※全問無回答7名を除く
 (2)保護者 1,584名※全問無回答10名を除く

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[リクルートマーケティングパートナーズ]
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