2017年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査 

2016年02月09日
マイナビは、2017年卒業予定の大学生・大学院生を対象とした「2017年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」の結果を発表しました。本調査は今年で7回目となります。

【調査TOPICS】

▽  2017年卒学生のスマートフォン保有率は97.4%と過去最高。SNSに疲れたと感じているのは男子約4割、女子5割以上と女子の方が高い結果に

▽  男子の育児休暇を取って子育てしたい理由は、「当然の権利だと思う」が大きく増加し約3割

▽  男女ともに、「子育てに専念するため育児休暇を取得する」男性に対する好感度が3割以上となり、「男性の育児休暇取得」について、学生の中で好意的な結果に

▽  保護者に就職活動について相談することが「(よく+時々)ある」学生は50.3%


【調査結果の概要】

■ 2017年卒学生のスマートフォン保有率は97.4%と過去最高。SNSに疲れたと感じているのは男子約4割、女子が5割以上と女子の方が高い結果に
2017年卒学生のスマートフォン保有率は97.4%(前年比2.5pt増)で、前年よりさらに増加し、ほとんどの学生がスマートフォンを保有している結果に。
また、「よく利用するソーシャルメディア・SNS」は、「LINE」が92.6%(対前年比2.9pt増)となり、3年連続で最も利用率が高いことがわかった。次に、「SNSで人と交流することに疲れたと感じることはあるか」という問いには、「(時々+よく)ある」と回答した割合は、男子が37.0%となった一方で、女子は52.7%となり、女子の方が疲れたと感じる割合が高い結果となった。
 
■ 男子の育児休暇を取る理由は、「当然の権利だと思う」が大きく増加し約3割
子育てについての考えを聞いたところ、「育児休暇を取って積極的に子育てしたい」という回答は、男子が33.9%(前年比0.9pt増)、女子が67.6%(前年比1.9pt増)で、ともに前年より増加した。「育児休暇は取らないが夫婦で子育てはしたい」は、男子が51.0%(前年比1.2pt減)、女子が7.0%(前年比2.5pt減)で、ともに減少した。「子供ができたら仕事をやめて子育てに専念したい」は、女子で12.1%(前年比0.5pt減)だった。
「育児休暇を取る」を選択した理由で最も高かったのは男女ともに、「子供が小さいうちはできるだけそばにいてあげたいから」で、男子が36.6%(前年比4.8pt減)、女子が50.0%(前年比2.2pt減)となった。男子で2番目、女子で3番目に高かった、「育児休暇を取るのは当然の権利だと思うから」は、男子が28.2%(前年比6.0pt増)、女子が16.8%(前年比0.6pt減)となり、男子が前年より大きく増加している。

■ 男女ともに、「子育てに専念するため育児休暇を取得する」男性に対する好感度が3割以上となり、「男性の育児休暇取得」について、学生の中で好意的な結果に
仕事と「育児」に関する働き方の好感度を聞いたところ、「時間内に仕事を終え、積極的に子育てする」男性に対し、「すごくかっこいい」と感じる男子は62.5%(前年比3.8pt増)、女子は65.3%(前年比1.5pt増)だった。また、「子育てに専念するため育児休暇を取得する」男性に対し、「すごくかっこいい」と感じる男子は34.4%(前年比4.1pt増)、女子は45.4%(前年比3.6pt増)となり、昨今話題の「男性の育児休暇取得」について、学生の中で好意的に受け止められていることがわかった。
「残業」に関する働き方の好感度については、男女ともにすべての分類で「遅くまで残業する」働き方に対する好感度が下がり、「一切残業しない」働き方の好感度が向上した。「時間内に仕事を終え、一切残業しない」と「毎晩遅くまで残業し、トップの成績を上げている」に対する「すごくかっこいい」と回答した割合を比べると、最も差があるのは女子の同性に対する回答した割合で、前者が43.7%(前年比3.0pt増)、後者が13.2%(前年比1.1pt減)となり、「一切残業しない」働き方が実に30.5ptも好感度が高くなった。2017年卒の学生は、遅くまで残業しトップの成績を上げるというよりも、プライベートの時間を優先する傾向にあることがわかった。

■ 保護者に就職活動について相談することが「(よく+時々)ある」学生は50.3%
 「両親または保護者が就職活動にどの程度関心を持っているか」について聞いたところ、「とても関心がある」が24.8%(前年比3.5pt増)、「ある程度関心がある」が57.7%(前年比0.5pt増)といずれも増加し、8割以上の保護者が関心を持っていることがわかった。保護者と「就職活動について相談する」頻度については、50.3%(前年比2.9pt増)となっており、内容については、「自己分析を進めるために話を聞く」で、30.4%(前年比2.2pt増)、「両親や保護者の仕事の内容について話をする」は、49.8%(前年比5.6pt増)で、いずれも「(よく+時々)ある」と回答した割合が2年連続で増加している。様々な角度で、身近な社会人である保護者と一緒に就活について考えるケースが増えているようだ。一方、親が子供の就職活動に干渉する傾向についての設問でも、「こういう仕事についてほしいという話をされる」が37.6%(前年比4.7pt増)、「就職活動について、プレッシャーをかけられる」が30.2%(前年比4.5pt増)となり、「(よく+時々)ある」と回答した割合が、ともに前年より増加した。


【調査概要】
調査方法/『マイナビ2017』全会員にWEB DMを配信。その後、数回に分けて新規登録会員にWEB DMを配信
調査期間/2015年12月15日(火)~ 2016年1月14日(木)
調査対象/マイナビ2017会員の大学生・大学院生
  回答数3,350名(文系男子500名、理系男子556名、文系女子1,627名、理系女子667名)
※本調査は、法政大学キャリアデザイン学部との共同調査です

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