中古億ションの多い沿線ランキング2016（首都圏版）
2016年03月02日
オウチーノ編集部は「O-uccino」中古サイトで、売り出し希望価格が1億円を超える部屋がある物件を東京の沿線別に出し、物件数が多い順にランク付けした。
超高級住宅街を擁する「東京メトロ南北線」「都営大江戸線」が、1、2フィニッシュ！
高級マンションのうち、販売価格が1億円を超える物件は「億ション」とも呼ばれ、多くの人々の憧れの的となっている。しかし、億ションがどこにどれくらい建っているかは、意外と話題にのぼることは少ない。そこで今回、オウチーノ編集部では、東京都内の中古億ションの流通状況を沿線別・駅別に徹底調査し、ランキング形式にまとめた。
さっそくランキングを見てみよう。堂々の第1位は、平成12年に全面開業した「東京メトロ南北線」だ。その名の通り東京を南北に縦断する路線で、現在は東急目黒線や埼玉高速鉄道との相互直通運転も行われている。南北線が第1位となっている理由は、その運行区間を見れば一目瞭然だ。直通区間を除く駅数は目黒駅から赤羽岩淵駅までの18駅だが、そこには「白金台」「麻布十番」「六本木一丁目」という、日本国内でも屈指の超高級住宅街が名を連ねているのである。実際に駅別の物件数を見てみると、麻布十番が78棟とダントツに多く、次いで白金台の43棟、六本木一丁目の32棟と続く。この3駅だけでもすでに150棟を超えているのだから、第1位という結果にも頷ける。そしてさらに「白金高輪」、「溜池山王」を加えると、路線全体の中古億ション物件数は183棟となり、2位に20棟近い差を付けたダントツの1位となっている。
続く第2位は、東京の地下を「6の字型」に走る「都営大江戸線」だ。大江戸線は新宿区、渋谷区、港区、練馬区など23区のうち10区を通る、国内最長の地下鉄。駅数も38駅と、日本最多を誇る路線である。中古億ションの供給状況については、南北線と同様、一部の駅が供給戸数をつり上げている点が特徴だ。「麻布十番駅」と「六本木駅」だけで100棟弱の中古億ションが供給されている。さらに、東京タワーを間近に望む「赤羽橋駅」を最寄りとする物件も35棟と多い。一方、「汐留駅」「勝どき駅」などのいわゆるベイエリアに位置する中古億ションも多く、全体の供給戸数を底上げしている。これは南北線にはない、大江戸線ならではの特徴と言えるだろう。
そして第3位は、言わずと知れた東京の大動脈、環状線の「JR山手線」だ。山手線沿線の中古億ション供給状況は、1位の南北線や2位の大江戸線のように飛び抜けて供給数が多い駅はないものの、各駅のアベレージ物件数が高い。駅別の供給物件数を順に見てみると、最多の「品川駅」でも29棟と少なめだが、「恵比寿駅」が24棟、次いで「渋谷駅」「五反田駅」「浜松町駅」「新橋駅」の各駅にそれぞれ10棟以上の供給数がある。その結果、全体の3位にランクインしたというわけだ。
続く第4位は、「東京メトロ日比谷線」。路線全体の物件数は156棟と山手線に肉薄する数である。日比谷線沿線の供給状況は、1位の南北線や2位の大江戸線にかなり似ている。南北線、大江戸線の駅別棟数でダントツの1位を誇っていた「麻布十番」駅の代わりに、日比谷線にはこちらも“超”が付く高級住宅街である「広尾駅」がある。これに続き、「六本木駅」や「神谷町」といった港区エリアの物件数が多く、路線別で4位にランクインした。
第5位の「東京メトロ千代田線」も同じ傾向にあるといえる。駅別に見ると「赤坂駅」の供給戸数が50棟を超え、全体数をつり上げている。続いて六本木駅から徒歩圏内ながらも閑静な住宅外が広がる「乃木坂駅」、そしてショッピングの街として知られる「表参道駅」「明治神宮前（原宿）駅」にも10数棟の供給数がある。
ここまでのランキングを見てみると、3位の山手線を除けば、「沿線に高級住宅街があるかどうか」によって、中古億ションの物件数が決まっていることが分かる。高級住宅街を擁する駅が多ければ多いほど、沿線の物件数も多くなるというわけだ。
このところ、建築資材と人件費の高騰や東京オリンピックに伴うマンション需要の増加、アベノミクスの恩恵を受けた富裕層の購入意欲向上、そして相続税対策や投資目的の購入増加などさまざまな理由から、都心のマンション価格は全体的に大きく上昇している。新築ではどうしても手が出ないという人は、ぜひ中古億ションを検討してみてはいかがだろうか。
【調査概要】
・調査方法：「O-uccino」中古サイトで、売り出し希望価格が1億円を超える部屋がある物件を東京の沿線別に出し、物件数が多い順にランク付けした。なお、1億円を超える部屋が複数ある物件も、1物件としてカウントした。
・調査期間：2016年2月20日～2016年2月21日
詳しいリサーチ内容はネタ元へ
超高級住宅街を擁する「東京メトロ南北線」「都営大江戸線」が、1、2フィニッシュ！
高級マンションのうち、販売価格が1億円を超える物件は「億ション」とも呼ばれ、多くの人々の憧れの的となっている。しかし、億ションがどこにどれくらい建っているかは、意外と話題にのぼることは少ない。そこで今回、オウチーノ編集部では、東京都内の中古億ションの流通状況を沿線別・駅別に徹底調査し、ランキング形式にまとめた。
さっそくランキングを見てみよう。堂々の第1位は、平成12年に全面開業した「東京メトロ南北線」だ。その名の通り東京を南北に縦断する路線で、現在は東急目黒線や埼玉高速鉄道との相互直通運転も行われている。南北線が第1位となっている理由は、その運行区間を見れば一目瞭然だ。直通区間を除く駅数は目黒駅から赤羽岩淵駅までの18駅だが、そこには「白金台」「麻布十番」「六本木一丁目」という、日本国内でも屈指の超高級住宅街が名を連ねているのである。実際に駅別の物件数を見てみると、麻布十番が78棟とダントツに多く、次いで白金台の43棟、六本木一丁目の32棟と続く。この3駅だけでもすでに150棟を超えているのだから、第1位という結果にも頷ける。そしてさらに「白金高輪」、「溜池山王」を加えると、路線全体の中古億ション物件数は183棟となり、2位に20棟近い差を付けたダントツの1位となっている。
続く第2位は、東京の地下を「6の字型」に走る「都営大江戸線」だ。大江戸線は新宿区、渋谷区、港区、練馬区など23区のうち10区を通る、国内最長の地下鉄。駅数も38駅と、日本最多を誇る路線である。中古億ションの供給状況については、南北線と同様、一部の駅が供給戸数をつり上げている点が特徴だ。「麻布十番駅」と「六本木駅」だけで100棟弱の中古億ションが供給されている。さらに、東京タワーを間近に望む「赤羽橋駅」を最寄りとする物件も35棟と多い。一方、「汐留駅」「勝どき駅」などのいわゆるベイエリアに位置する中古億ションも多く、全体の供給戸数を底上げしている。これは南北線にはない、大江戸線ならではの特徴と言えるだろう。
そして第3位は、言わずと知れた東京の大動脈、環状線の「JR山手線」だ。山手線沿線の中古億ション供給状況は、1位の南北線や2位の大江戸線のように飛び抜けて供給数が多い駅はないものの、各駅のアベレージ物件数が高い。駅別の供給物件数を順に見てみると、最多の「品川駅」でも29棟と少なめだが、「恵比寿駅」が24棟、次いで「渋谷駅」「五反田駅」「浜松町駅」「新橋駅」の各駅にそれぞれ10棟以上の供給数がある。その結果、全体の3位にランクインしたというわけだ。
続く第4位は、「東京メトロ日比谷線」。路線全体の物件数は156棟と山手線に肉薄する数である。日比谷線沿線の供給状況は、1位の南北線や2位の大江戸線にかなり似ている。南北線、大江戸線の駅別棟数でダントツの1位を誇っていた「麻布十番」駅の代わりに、日比谷線にはこちらも“超”が付く高級住宅街である「広尾駅」がある。これに続き、「六本木駅」や「神谷町」といった港区エリアの物件数が多く、路線別で4位にランクインした。
第5位の「東京メトロ千代田線」も同じ傾向にあるといえる。駅別に見ると「赤坂駅」の供給戸数が50棟を超え、全体数をつり上げている。続いて六本木駅から徒歩圏内ながらも閑静な住宅外が広がる「乃木坂駅」、そしてショッピングの街として知られる「表参道駅」「明治神宮前（原宿）駅」にも10数棟の供給数がある。
ここまでのランキングを見てみると、3位の山手線を除けば、「沿線に高級住宅街があるかどうか」によって、中古億ションの物件数が決まっていることが分かる。高級住宅街を擁する駅が多ければ多いほど、沿線の物件数も多くなるというわけだ。
このところ、建築資材と人件費の高騰や東京オリンピックに伴うマンション需要の増加、アベノミクスの恩恵を受けた富裕層の購入意欲向上、そして相続税対策や投資目的の購入増加などさまざまな理由から、都心のマンション価格は全体的に大きく上昇している。新築ではどうしても手が出ないという人は、ぜひ中古億ションを検討してみてはいかがだろうか。
【調査概要】
・調査方法：「O-uccino」中古サイトで、売り出し希望価格が1億円を超える部屋がある物件を東京の沿線別に出し、物件数が多い順にランク付けした。なお、1億円を超える部屋が複数ある物件も、1物件としてカウントした。
・調査期間：2016年2月20日～2016年2月21日
詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[オウチーノ]
