「男子就活生の身だしなみ」に関する調査(企業の採用・面接担当者対象) 

2016年03月23日
パナソニックは、2017年3月卒業予定の男子学生を面接する企業の採用担当者を対象に「男子就活生の身だしなみ」に関する調査を実施いたしました。

【調査サマリー】

◆ 採用・面接担当者100名に聞く、男子就職活動生が面接で気をつけるべきポイントとは?
・最近の“男子就活生”に面接担当8割が「元気なし」と厳しい評価、「消極世代」の声も
・面接は「話す内容」だけではない! 4割が “身だしなみで面接を通過させた”経験アリ
・面接での印象を下げる、3大NGポイントは「整っていないヒゲ」「髪型」「ネクタイ」の順に!

◆ 大学ジャーナリスト・石渡嶺司氏が語る、男子就活生の面接前の新習慣“リク盛り”とは?
・「男子就活生」は周りに流され、出遅れ傾向に!?
 セミナーで前方に座る「意識高い学生」を笑っている場合ではない
・知り合いは家族や学内の友人だけ…他人との接点がない学生は「面接」で不快感を与える学生になりやすい
・男子学生よ、女子ばりに“盛れ”!身だしなみを意識するだけで印象が変わる新習慣「リク盛り」

【調査結果】

■ 最近の“男子就活生”に面接担当8割が「元気なし」と厳しい評価、「消極世代」の声も

今年2016年、2017年卒の学生を対象にした採用活動は、企業説明会の解禁が3月、面接などの選考開始が6月に決定しています(※日本経団連加盟企業の場合)。このことから3月は、多くの企業が就職情報サイトなどへのエントリーを募り、学生側も本格的に就職活動をはじめる「就職本格開始月」といえるでしょう。そこで、今回の調査では「2017年3月卒業予定の男子学生」の採用を予定している、企業の面接担当者100名に、「男子就活生の採用活動」に関する本音をうかがいました。

はじめに、面接担当者に「2017年4月入社の男子新入社員に求める資質」をたずねました。その結果、1位「コミュニケーション力」(84%)、2位「協調性」(62%)と続き、”組織の中で上手く他人と仕事を推進していく能力”に高い支持が集まっていることがわかります。一方で、「行動力」(58%)、「積極性」(55%)など”自ら仕事を率先してこなしていく能力”も半数以上の面接担当者が求める資質に挙げました。

さらに、近年の採用活動をふまえて「男子就活生」の傾向をきくと、81%が「元気がない」と回答。

「もっと積極的に就職活動に取り組んでほしい」と考えている面接担当者も72%におよびます。「2017年卒の男子学生」は、どんな世代だと言えると思うか回答してもらうと、「『あきらめ世代』…希望はあまり持たないようにしていると感じる」(40歳・男性)、「『消極世代』…仲間とグループ化して行動、個人の意思がないから」(66歳・男性)など、打たれ弱く消極的な学生像が浮かび上がります。

全体的に元気が足りないと思われている「男子就活生」。まだまだ、就活でライバルに差をつけるチャンスを残しているといえるのではないでしょうか。

■ 面接は「話す内容」だけではない! 4割が “身だしなみで面接を通過させた”経験アリ

続いて、選考段階で多くの企業が実施する「面接」についてたずねました。すると、92%が「面接で身だしなみを必ずチェックする」と回答。具体的に面接担当者が「面接でチェックしてしまうポイント」としては、1位に「ネクタイがきちんと締められていること」(58%)、2位に「髪型が整っていること」(55%)、3位に「ヒゲの手入れがきちんとされていること」(52%)が挙がりました。

さらに、4割の面接担当者が「身だしなみが整っている男子学生を積極的に通過させる『見た目採用』を行った経験あり」(40%)と答えています。

多くの学生が時間をかけて考える「志望動機」や「自己PR」等と同じくらい、少し意識をすれば整えられる「身だしなみ」が重要であるというのは、驚きの結果だと言えるでしょう。「身だしなみ」をきっちり整えておくことは、「面接」の印象でライバルに差をつけるカギになるかもしれません。

■ 面接での印象を下げる、3大NGポイントは「整っていないヒゲ」「髪型」「ネクタイ」の順に!

それでは、どのような「身だしなみ」のポイントが面接での印象を左右するのでしょうか。そこで、はじめに「整っていないと印象が悪くなると思うポイント」は、1位「(整っていない)ヒゲ」(47%)、2位「髪型」(42%)、3位「ネクタイ」(34%)が続きました。

「ヒゲ」や「髪型」、「ネクタイ」を整えていないと、多くの面接担当者にはマイナスに捉えられてしまう可能性があるようです。

実際に、面接担当者の62%が「身だしなみに全く気をつかっていない学生」に遭遇した経験があり、そんな学生の印象については、「髪型がぼさぼさだった。印象が悪いので面接不通過とした」(45歳・男性)、「身だしなみは、清潔感や物事への興味関心度合いを表すと捉える。仕事においても、興味関心が薄い人材と判断してしまう」(55歳・男性)と厳しい判断が下される傾向にあるようです。

逆に、「面接の際に整えていると印象が良くなると思うポイント」を挙げてもらうと、1位「髪型」(62%)、2位「ネクタイ」(53%)、3位「スーツのしわ」(44%)の順となりました。

具体的には「頭髪が学生っぽくなく、清潔感があること」(39歳・男性)、「やはりシャツ。ピシッとしていないと、だらしない」(38歳・男性)などが、思わず面接を通過させたくなるような「印象が良くなるポイント」として挙がりました。


【調査概要】
・調査対象:2017年卒男子大学生の採用活動を行っている、または予定のある企業の採用・面接担当者100名
・調査期間:2016年1月29日(金)~2016年2月1日(月)
・調査方法:インターネット調査

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