働く女性の「仕事での飲み会事情」に関する調査(20~30代の女性対象) 

2016年03月25日
womedia Labo*は、職場・仕事関連の「飲み会」事情について調査すべく、普段そうした飲み会に参加しており、社会人経験が2年以上の20~30代の女性500名を対象としました。

【調査結果】

今年の3~4月のシーズンに参加予定の歓送迎会(飲み会)の回数は平均1.9回で、「2回以上」参加予定の人が57%と約6割。中には「8~10回」という人も一定数おり、春の歓送迎会のシーズンに飲み会に参加する働き女子は多いようです。
そんな仕事関連の飲み会に関して、飲み会中の言動や飲み会の翌日の二日酔いなど、飲み会に参加して「失敗した」と感じたことがあるかを聞くと、50%と半数が「失敗したことがある」と回答してい

また、「飲み会後、翌日に二日酔いの症状を感じたことがありますか?」と聞くと、71%が「ある」と回答。具体的な症状としては、「胃のむかつき・もたれ」(62%)が最も多く、「体のだるさ」(57%)、「頭痛」(53%)、「はきけ」(45%)なども上位に並びました。飲みすぎや食べすぎによるものと考えられる胃のもたれや、それに関連して、はきけに苦しんだ経験がある女性が多いようで、「飲みすぎて翌日顔がむくみ、頭痛とはきけにより仕事ができなかった。会社へは行ったが1日中仕事にならなかった」(38歳・兵庫県)といったエピソードも集まりました。

◆ 二日酔いが原因で仕事がはかどらない…約3人に1人が経験アリ。二日酔いによる“お叱り飲み”経験者も!

そこで、飲み会翌日の二日酔いにフォーカスして、その影響を調査しました。まず、飲み会の翌日、二日酔いの症状などが理由で仕事がはかどらなかったことがあるかを聞くと、約3人に1人が「ある」(27%)と答えており、仕事へのネガティブな影響が垣間見えます。さらに、飲み会の翌日に二日酔いの症状などが原因で、1割が「同僚に指摘されたことがある」(10%)と回答しており、また、「新人時代に職場の上司・先輩に注意されたことがある」(9%)という人も同程度いる結果に。
パーセンテージで見ると数字は大きくありませんが、飲み会翌日の二日酔い状態が原因で仕事で叱られてしまう、いわば“お叱り飲み”を経験している人が10人に1人はいることが判明しました。実際に、「二日酔いだとメイクのノリも悪いので、隠しようがない。30歳前後まではすっぴんで出社したり、遅刻ギリギリになったり、今思うと反省点が多々あった」(37歳・東京都)といった反省の声も見られました。
また、“お叱り飲み”ではなかったとしても、二日酔いの状態が職場での印象にも影響を与えるようです。職場での飲み会の翌日に、オフィスで「二日酔いだ(二日酔いの症状だ)」と感じる人を目撃した経験を調べると75%にも上っています。特に「職場の上司」(70%)の二日酔い目撃率が高く、次いで「職場の先輩」(55%)と、「職場の同僚」(46%)に比べて自分よりも上の人への目線がシビアである様子が感じられました。
さらに、「飲み会中の言動・状態」と「飲み会後、翌日の(二日酔いなどの)言動・状態」の2つの軸で、職場や仕事相手にネガティブな印象を持った経験があるかどうかを聞くと、「飲み会中の言動・状態」に関しては49%が「ある」、「飲み会後、翌日の言動・状態」に関しても37%が「ある」と回答。飲み会が仕事に与える影響は、飲み会中に限らず、翌日にまで及ぶことがわかりました。
具体的には、飲み会中・飲み会後ともに、「だらしない」が圧倒的に多く、さらには「幻滅する」、「(女性として・男性として)尊敬できない」や、「仕事ができなさそう」とまで感じる人もいるという結果に。

目撃談として、「翌日までお酒が抜けてない感じで出勤するとだらしなさが露呈する」(38歳・神奈川県)や、「飲み会の翌日、女子更衣室で寝ている先輩社員には幻滅した。業務中にありえないと思うし、社会人としてどうかと思う」(24歳・東京都)なども集まり、自分も失敗してしまった経験があっても、職場の人の二日酔い事情をシビアにチェックしている様子がうかがえます。

◆ 約6割が二日酔い「前」に対策。“鉄板対策”があるのは少数派…取り入れている対策に不満も?

このように飲み会・二日酔いによる失敗やイメージダウンが起こっている中で、二日酔いになる前である飲み会の「前」に、59%が何らかの対策をしていると答えています。実際にとっている対策としては、「ドリンク剤を飲む」(34%)、「空腹にならない・食事をする」(26%)、「サプリメント類を飲む」(14%)などが挙がりました。

また、飲み会後は、タブレットなどのニオイ対策アイテムを取り入れている人が多い結果となりました。
ただし、これらの対策に関して、「気休め程度な気がしてしまう」(51%)や、「効き目がわかりづらい」(33%)など、73%もの人が何らかの不満を抱えながら取り入れているようです。

ちなみに、いつもより飲み会の頻度が増える春の歓送迎会シーズンに向けての対策について聞くと、二日酔いになる「前」の対策により注力したいと答えた人は48%。二日酔いになってしまった「後」の対策に関しても、40%がより注力したいと答えています。ただし、一定の社会人歴がある今回の調査対象の働き女子であっても、二日酔いになる前後の対策として、自分なりの“鉄板対策”があるかどうかを聞くと、「ある」と答えたのは21%で少数派に。社会人経験を重ねて、職場・仕事関連の飲み会に参加する回数が多くても、自分にとってベストな対策が見つかっている人は少ないようです。


【調査概要】
調査対象:20~30代 会社員の女性 500名
※社会人歴(仕事に就いてからの年数)が2年以上で、職場・仕事関連の飲み会(宴会)に参加することがある方
調査期間:2016年2月29日(月)~3月3日(木)
調査方法:インターネット調査
実査機関:楽天リサーチ株式会社

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[womedia Labo]
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