隠れ炎症と日常生活に関わる調査(20代~40代の男女対象) 

2016年04月05日
隠れ炎症を考える会では、20代から40代の男女600名を対象に、医師監修のもと作成した「隠れ炎症チェックシート」20項目の該当数で判断する3段階の「隠れ炎症度」調査に加え、「隠れ炎症」が発生・慢性化する原因となりうる日常的な習慣との関係を紐解く「隠れ炎症と日常生活に関わる調査」を実施しました。

その結果、身体に潜む「隠れ炎症」は、特に30代女性の心と身体、そして美容に大きな影響を与えていることがわかりました。また、「隠れ炎症チェックシート」20項目の該当数が多い「隠れ炎症度」中度・重度の驚きのストレス度や、現代ならではのストレス解消法も浮きぼりになりました。

※「隠れ炎症を考える会」は、「隠れ炎症」が身体の内部のケアするべき要素の一つであることを世に中に啓発するため、2016年1月に発足しました。

【調査結果】

◇見た目年齢と体内年齢が比例しない「くすぶり女子」が増加中!?
働くママや企業での女性役員の活躍など、輝く美しい女性が躍進する現代。年齢不詳の女性が話題になることも多く、「美魔女」などの言葉が世間を賑わせたことも記憶に新しいかと思います。今回の調査では、そんな見た目年齢の若い女性たちが抱える「体内年齢」実情があきらかになりました。

●30代女性のギャップ!?見た目は若いけど身体の中はくすぶっている?
男女全世代に「周囲の人から、あなたの見た目年齢はどう見られますか」との質問をしたところ、全ての層から「若く見られる」という回答が「老けて見られる」を上回りました。

しかし若く見られる外見とは反対に、「自分の体内年齢について、実年齢と比べてどう思いますか」との質問には、男女全ての年代から「実年齢より上」が「実年齢より若い」を上回りました。若々しく見える外見とはうらはらに、身体の中に自信がないと自覚している人が多くいると言えそうです。

特に30代女性に注目すると、「老けて見られる」の回答はわずか7%なのに対し、体内年齢が「実年齢より上」と回答したのは44%にのぼりました。見た目年齢が若いけれど、身体の不安や不調を感じる「くすぶり女子」が多い年代と言えます。

●30代女性が抱える身体からの危険信号!?
「隠れ炎症」の原因となりうる、日常生活で感じる身体の不安や不調など、具体的な症状について質問をしたところ、他の年代に比べ30代女性がワースト1位、もしくは2位を占める項目が多くありました。身体に自信がない30代女性に抱える「くすぶり」の実態があきらかになりました。

【30代女性が抱える身体の中の「くすぶり」】
●男女全世代中 ワースト1位
「便秘気味だ」…66.0%
「お腹まわりがぽっこり出てきた」…55%
「基礎代謝が落ちてきた」…53%

●男女全世代中 ワースト2位
「口が渇きやすい」…69.0%
「肩こりや腰痛が慢性的になってきた」…69.0%

◇現代人は疲れている!?「心から笑っていない」が約95%も!
現代社会を特徴づけるものとして、蔓延する「ストレス」。「24時間働けますか?」などの流行語も過去のもの。厳しい人間関係に晒されながらあわただしく時間に追われる毎日は、身体や心に負荷をかけます。高度な技術が発達したことで、PCや携帯という現代では手放せない便利な製品も、「ネット依存症」という身体の不調や心の闇を抱える原因となる一つとなっています。そこで、「隠れ炎症度」の軽度~重度が抱えるストレスを比較し、二つの関係について調査しました。

●「隠れ炎症度」軽度と重度の差が歴然!!隠れ炎症とストレスの関係
「ストレスをためやすい方だと思いますか」という質問に対し、全体で見ると7割以上(72.3%)がストレスを抱えているという回答になりましたが、「隠れ炎症度」の軽度と重度を比べると、驚くべきほどの大きな差がでました。
「隠れ炎症度」軽度の約90%(87.2%)は、ストレスを抱えていないとの回答に対し、「隠れ炎症度」重度は97.2%が、ストレスを抱えていると回答しました。隠れ炎症とストレスは深い関係があると考えられていますが、今回の調査では、それを大きく裏付ける結果となりました。

また、「心から笑っていないと思うことがありますか」という質問に対しても、「隠れ炎症度」軽度の85.9%が「あてはまらない」と回答し、笑顔で生活を送っているようです。反対に「隠れ炎症度」重度の94.8%が、心から笑っていないと回答し、ストレスの深さがうかがえます。「笑う門には福来る」という言葉があるように、笑いは副交感神経が刺激され、血行促進や緊張をときほぐす作用があると言われています。「隠れ炎症度」重度の人も、笑うことで、ストレスを軽減する生活を送ってほしいものです。

●心が穏やかになるのは「おひとりさま」
【一人でいたい現代人】
「一番心が穏やかな時はいつですか」との質問では、男女全世代が断トツで「一人でいる時」を回答し、1位となりました。恋人や家族、ペットと過ごす時間や、音楽を聴いたりスポーツで身体を動かすことよりも、「一人」になりたい人が多いようです。

ストレスを抱える深さと共に、ストレス、悩みの解消方法に関しても質問を行ったところ、3位の「趣味」(36.7%)、2位の「美味しい、もしくは好きなものを食べる」(42.3%)を抜いて、半数以上の方が挙げた1位は「睡眠」(53.3%)でした。仕事が始まる前や、仕事終わりの時間を有効に使って「自分磨き」や「〇〇活」にてストレス解消をアクティブに行うイメージが多い女性ですが、年代別でみても、全年代の女性の半数以上が「睡眠」での解消方法を挙げており、他人との関わりが希薄になりがちな現代特有の解消法と言えそうです。

◇隠れ炎症は「美肌」を妨げる!?
2015年の急上昇キーワード「ジェンダーレス男子」。華奢な身体、透き通るような肌は、今や女性だけのものではありません。今回の調査では、男性も女性も目指す「美肌」のバロメーターとして「隠れ炎症」が大きく関係していることがわかりました。

●「隠れ炎症」と「美肌」のカンケイ
「隠れ炎症度」別に肌年齢の自信の有無を伺ったところ、軽度は自信がないが約1/4(23.0%)しかいないのに対し、重度の約半数(48.4%)は自信がないと答え、その自信に差がみられました。

【隠れ炎症度別にみる「肌悩み」】
肌の悩みに関して、当てはまるにチェックした回答に大きな差がでました。
隠れ炎症が重度であるほど、肌の悩みが多いと言えそうです。

「毛穴が目立つようになってきた」…軽度:11.6%、重度:92.5%
「肌が乾燥しやすい」…軽度:25.6%、重度:93.3%
「寝跡が消えにくくなってきた」…軽度:5.1%、重度:86.9%

肌は第一印象に大きな影響を与える一つの要素ですが、内的ストレスと外的ストレスの両方を受けやすいため、「隠れ炎症」を抱えやすい部位と言えます。これからの季節、まだまだ続く花粉飛散や紫外線など美肌に悪影響を与える要素は沢山あります。外的要因だけの予防ではなく、内なる「隠れ炎症」をケアして、美肌を目指してほしいものです。


【調査概要】
「隠れ炎症と日常生活に関わる調査」
調査対象と回答者数:20代~40代の男女600名
調査地域:東京、大阪、愛知
調査方法:インターネット調査(ネット調査会社の登録モニター活用)
調査期間:2016年2月26日(金)~29日(月)

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[隠れ炎症を考える会]
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