目の健康に関する日中比較調査(日本・中国の20~49歳男女対象) 

2016年04月06日
GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチは、GMOリサーチが提携する日本、中国のモニターを対象に「目の健康に関する日中比較調査」を実施いたしました。

【調査背景】

昨今、スマートフォンの普及率が日本では49.7%超(*1)、中国では同74.0%(*2)と増加するに伴って、ディスプレイを長時間眺めることによる視力の低下や目の不調などが問題視されています。こうした目の不調への対策として、視力矯正用の眼鏡やコンタクトレンズだけでなく、パソコン閲覧用メガネや視力補正ディスプレイカバーといった、目の疲れを軽減するアイテムが数多く市場に登場しています。
この度GMOリサーチは、日中両国における目の健康実態を把握し、どのような対策が求められているのかを探るべく、両国のモニターを対象にインターネットでのアンケートを実施いたしました。
(*1)出典:日経BPコンサルティング「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2015」
(*2)出典:2015年7月8日発表、KT経済経営研究所の調査より

【調査結果】

■アイウェア製品の利用について

・普段利用しているアイウェア製品について尋ねたところ、日中ともに「眼鏡」(日本:65.1%、中国:68.5%)が突出して多く、6割以上の人が普段から眼鏡を利用していることが分かった。
・眼鏡に続いて多かったのが日中ともに「ソフトコンタクトレンズ」(日本:28.3%、中国:42.9%)で、視力を矯正する必要のある人が大多数であることがうかがえる。
・また、目を保護する製品としては、「サングラス」(日本:9.4%、中国:35.6%)や「PCメガネ」(日本:9.6%、中国:20.1%)の利用割合が中国では日本と比べて高く、目を守る対策を普段から行っている人が多いことが分かった。
・また、日本では「何も使用していない」(日本:23.9%、中国:6.4%)が中国と比べて多く、眼鏡などの視力矯正器具や、目の保護製品も使用せず、普段から裸眼で過ごしている人が2割超いることが分かった。

■パソコン・スマホの利用時間について
 パソコン・スマートフォンの1日の平均利用時間について尋ねた。


・パソコンの利用時間については、「3時間以上利用する」という回答を合算すると日本:41.2%、中国:56.6%となり、両国ともに仕事など日常的に長時間パソコンを利用している様子がうかがえる。
・スマートフォンの利用時間について、同じく「3時間以上利用する」という回答を合算すると、日本:13.0%、中国:45.2%となり、日中間で30ポイント以上の開きがある結果となった。中国ではスマートフォンのヘビーユーザーが多いことがうかがえる一方で、日本は「全く使用しない」という回答が27.8%に上ることから、各国のスマートフォンの普及率も影響していると考えられる。

■目の健康について

・目の健康状態についての満足度を尋ねたところ、日本では48.5%、中国では56.9%が「やや不満」・「非常に不満」と回答し、両国とも約半数の人が目の健康状態に対して不満を抱いていることが明らかになった。
・目の健康のために気をつけていることについては、日本、中国ともに「睡眠を多く取る」(日本:26.6%、中国:52.6%)が1位となった。
・しかし、日本の場合、最も回答の多かったのが「特に何もしない」で、中国の2.8%に対して36.9%となった。その他の項目でも全体的に中国よりもポイントが低いことから、目の保護や健康への対策意識が中国に比べて低いことがうかがえる。
・一方、中国は、「睡眠を多く取る」(52.6%)に次いで、「緑を見るようにする」(45.6%)、「遠くを見るようにする」(42.8%)と、特別なコストをかけず気軽に取り組める対策が上位となった。

■目の不調や異常について

・普段感じている目の不調や異常について、各国の回答上位9位をピックアップしたところ、両国ともに「目が疲れる」(日本:44.0%、中国:47.5%)、「視力の低下」(日本:36.7%、中国:40.8%)と続いた。
・不調を感じるシーンについて、同じく上位8位をピックアップしたところ、両国ともに「パソコンの画面を見ているとき」(日本:46.4%、中国:42.8%)が1位となった。次いで、日本では「携帯電話やスマートフォンの画面を見ているとき」(28.3%)、中国は「睡眠時間が不十分だったとき」(36.3%)となり、スマートフォン・パソコンの目の影響の他、睡眠不足も目の不調や異常につながっていることがうかがえる。
・不調を感じたときの対処法については「目を休める」(日本:39.5%、中国:59.8%)、「市販の点眼薬を使用する」(日本:36.7%、中国:36.3%)、「目の周辺をマッサージする」(日本:20.7%、中国:41.1%)が各国とも上位となり、積極的に眼科に行くよりも、いつでもどこでも気軽に行える対処法が実践されている。また日本では「特に何もしない」(日本:25.0%、中国:2.5%)が中国の10倍もいることから、目の健康同様、不調を感じた際の対処法にも関心の低い人が多いことがうかがえる。


【調査概要】
調査テーマ:目の健康に関する日中比較調査
調査地域:日本・中国
調査対象:20~49歳の男性 500名、女性500名 各国1,000名ずつ計2,000名
調査期間:2016年2月23日~24日
調査方法:インターネット調査(クローズド調査)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[GMOリサーチ]
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