日本を訪れたタイ人、インドネシア人、ベトナム人対象 旅行動向調査 

2016年04月18日
World Wide Systemは、2013年1月から2015年12月の間に日本を訪れたタイ人、インドネシア人、ベトナム人を対象に旅行動向調査を実施しました。

【調査項目】

・次回、各国の旅行者が訪れたい都道府県と経験したい内容
・訪日旅行者に聞いた不便・不満の分野別件数(宿泊、ショッピング、レストラン)
・不便・不満を感じながらも再来日の意向度は?
・海外旅行先を決めるにあたって影響を受けるもの
・出発前の情報源(観光、宿泊)
・滞在前と滞在中の情報源(レストラン)
・購入した商品
・買い物をした場所
・買い物や食費(フードや飲み物代)

【調査結果1】それぞれの国の特徴と次回、各国の旅行者が訪れたい都道府県と経験したい内容

タイ: 過去3年以内に訪日した回数を集計。その結果、ビジター(1回目)は、23.3%となり、リピーター(2回目以上)は、76.7%となる。タイの訪日旅行者の傾向として、リピーター層の割合が高いことがうかがえる。今後の旅行先は「ゴールデンルート」以外への広がりを見せている。その中でも「北海道」の人気が顕著にあらわれている。

インドネシア: 過去3年以内に訪日した回数を集計。その結果、ビジター(1回目)は、56.3%となり、リピーター(2回目以上)は、43.8%となる。インドネシアの訪日旅行者の傾向として、ビジター層の割合がやや高いことがうかがえる。その結果、今後も東京~京都~大阪のゴールデンルート地域と、認知が高まりつつある「北海道」や「沖縄」といった地域への旅行が見込まれる。

ベトナム: 過去3年以内に訪日した回数を集計。その結果、ビジター(1回目)は、58.3%となり、リピーター(2回目以上)は、41.8%となる。ベトナムの訪日旅行者の傾向として、ビジター層の割合がやや高いことがうかがえる。また、訪日外客数より商用またはその他客(留学、研修)の訪日が半数を占めている結果を考慮すると、商用、留学、研修先ではない地域への旅行が期待される。

【調査結果2】各国の訪日旅行者に聞いた不便・不満の分野別件数(宿泊)

日本を訪れた外国人旅行者の不満に耳を傾け、不満を解消していくことが外国人旅行者のリピーター化または更に増加する外国人旅行者への取り組みへとつながる。要約は次の通り。「コミュニケーションの問題」、「客室イメージの不一致による不満」、「宿泊先の交通手段や立地・周辺環境などの情報不足による不満」。

これらの問題を受け入れ、リピーター化に向けて安心して快適に、滞在・移動・観光することができる宿泊環境を促進するとともに、満足度を高める必要がある。

【調査結果3】総括

各国の旅行者を日本へ振り向かすには、人と人の会話の中に訪日旅行の会話を登場させる「話題喚起」のプロモーションプランが必要となる。話題化の要素として各国の旅行者が興味・関心を抱いている、伝統的な食文化「日本食」、温浴文化の「温泉」などをコーディネートしたプロモーションが望ましいと考えられる。

そして、話題喚起により旅行者は日本について理解を得るために「レビューサイト」や「旅行会社のホームページ」から詳しく情報を調べ、旅行先を選んでいる。タイ・ベトナムでは北海道が旅行先として意向が高く、インドネシアは東京となる。


「株式会社World Wide System」調べ

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