2017年卒ブンナビ学生調査(2016年3月下旬実施) 

2016年04月20日
文化放送キャリアパートナーズは、2017年卒業予定の学生を対象とした「2017年卒ブンナビ学生調査(2016年3月下旬実施)」の調査結果を発表しました。3/18-3/24で、288件の回答を得ました。概要は以下の通りです。

【調査結果】

■人気が上がる「レジャー・旅行」が上昇、下がる「電気機器メーカー」に集中

今年度の就職環境について「人気が上がると思う業界/下がると思う業界」は以下のようになった。
▼今年「就職人気が上がる」と思うのはどこですか(複数選択)

1位【-10.3pt↓】22.5%:都市銀行
2位【 +2.5pt↑】21.8%:レジャー・旅行
3位【-10.5pt↓】16.2%:商社
4位【 -3.2pt↓】14.8%:地方公務員
5位【 -5.4pt↓】14.4%:地銀・信金
※上位5項目抜粋・【】内は昨対比

▼そう思った理由
【都市銀行】金融は安定しているし、その中でも銀行の知名度が高いから。(神奈川大学・文系・男性)
【都市銀行】合同説明会でブースに人だかりが出来ているのをよく見かけたから。(明治大学・文系・男性)
【都市銀行】潰れる可能性が少なくかつ有名だから。(神戸大学・文系・男性)
【レジャー・旅行】旅行系は、東京オリンピックがあるので。(名古屋大学・文系・女性)
【レジャー・旅行】外国人旅行客が増えているため(旅行)。(京都大学大学院・理系・男性)
【商社】商社人気が説明会で顕著。(早稲田大学大学院・文系・男性)
【地方公務員】安定しているから。(立命館大学・文系・男性)
【地銀・信金】安定しているイメージが強い所だから。(福岡大学・文系・女性)

▼今年「就職人気が下がる」と思うのはどこですか(複数選択)

1位【 +9.4pt↑】22.2%:電気機器メーカー
2位【 +0.7pt↑】 9.5%:地銀・信金
3位【 -4.8pt↓】 8.5%:不動産
4位【 -8.1pt↓】 7.7%:マスコミ
5位【 -3.2pt↓】 6.7%:地方公務員
※上位5項目抜粋・【】内は昨対比

▼そう思った理由
【電気機器メーカー】TOSHIBA、SHARPなど、成長性が感じられないと考える学生が多そう。 (名古屋大学・文系・女性)
【電気機器メーカー】日系の電気機器メーカーの不振や不祥事がマスコミで連日取り沙汰されており、 業界の勢いのなさが印象づけられているため。(東京大学・文系・女性)
【電気機器メーカー】大手企業が経営不振であるため。(明治大学・理系・男性)
【地銀・信金】マイナス金利の影響があるから。(東京国際大学・文系・男性)
【地銀・信金】マイナス金利の影響で、統合が心配されると思ったから。(昭和女子大学・文系・女性)
【不動産】そろそろ日本の住宅事情は飽和の傾向にありそうだから。(工学院大学大学院・理系・女性)
【マスコミ】スマートフォンやネットの普及により、テレビや新聞のような旧媒体は変革を 求められる時期だから。(早稲田大学・文系・女性)
【地方公務員】将来的な国の収入の減少。(早稲田大学・文系・女性)

■エントリー企業内の中堅中小企業の割合、男性30%・女性41%


採用情報について不安・心配なことは、「見つけにくい」「ブラック・つぶれないか不安」

「中堅中小企業への志望度合」については、男女別にみると女性の方が高い割合となった。
大手だけに注目していてはいけないという認識も多いなかで、「知りたいが分かりづらい」
「見つけづらい」「実態が分からず不安」という声が多く見うけられた。

▼エントリー企業の中で、中堅中小企業の割合を教えて下さい(数値)

・男性平均:30.3%/女性平均:40.6%

▼あなたは就職先として大手企業にこだわりますか(択一)

・【男性13.8%/女性 2.9%】大手企業しか考えていない
・【男性46.5%/女性46.6%】出来れば大手企業に就職したい
・【男性36.3%/女性42.6%】企業規模は気にしない
・【男性 2.5%/女性 6.9%】中小企業に就職したい
・【男性 1.3%/女性 1.0%】ベンチャー企業に就職したい

▼中堅・中小企業の採用情報を知りたいと思いますか(択一) 「はい」の回答

・男性:80.0%/女性:92.2%

▼中堅中小企業の採用情報で気になること・心配なことをお教えください(自由記述)

【九州大学・文系・女性】ブラックだったら怖い。
【関西学院大学・文系・女性】情報量が少ない。
【国士舘大学・文系・女性】とにかく情報が少なく、本当に良い企業かどうか判断しかねる。
【実践女子大学・文系・女性】選び方・出会い方がむずかしい。判断基準があいまい。学生としての視点ではなく、社会的な目線からみて中小企業の立ち位置・役割があまりよくわからない。中小企業だからこそ、できること・今後やりたいこと・新卒になにを求めるのかの情報をしりたい。また、開示されている情報がどこまで本当かもあまり信用できないイメージ。知りたいと思うが、いくかどうかあまりわからない会社に対して、単独の説明会などの情報収集は現実問題厳しく、結局優先順位が下がってしまっている。
【神戸大学・文系・男性】将来潰れないかということ。
【中央大学・文系・女性】まずどうやって調べたら良いかわからない。
【東京大学・文系・男性】ブラックかどうか(サービス残業なりパワハラが黙認されている会社では働きたくない)。
【北海道文教大学・文系・男性】採用情報が少なく、合説への出展頻度が低いところも多いので、なかなか直接出会う機会が多くない。
【明治大学・文系・男性】コンプライアンスや財務状況がきちんとしているのかが不安になることがある。


【調査概要】
調査名 :2016年3月下旬アンケート
調査対象 :2017年春就職希望の「ブンナビ」会員大学生・大学院生
調査期間 :開始:2016/3/18 ~ 終了:2016/3/24 調査方法 :Webアンケート
有効回答数:288件

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