第2回「就職したい企業・業種ランキング」調査(2017年3月卒業予定の大学3年生対象) 

2016年05月09日
リスクモンスター(リスモン)は、オーシャナイズの協力で調査した第2回「就職したい企業・業種ランキング」調査結果を発表。

【調査結果】

[1]人気業種は、公務員、銀行、医薬品メーカーの3業種に集中!
第2回の「就職したい企業・業種ランキング」の1位は、「地方公務員」(回答率28.2%)となりました。次いで「国家公務員」が2位(同16.0%)、「三菱東京UFJ銀行」が3位(同15.8%)と続き、以下、4位「みずほ銀行」(同13.2%)、5位「三菱UFJ信託銀行」(同10.6%)、6位「日本赤十字社」(同10.4%)、7位「三井住友銀行」、「日本郵便」(同8.6%)、9位「大塚製薬」(同8.2%)、10位「トヨタ自動車」(同7.4%)となりました。

業種では、公務員が1位(地方公務員)と2位(国家公務員)を独占したほか、銀行業が4社(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ信託銀行、三井住友銀行)と最も多く、次いで、医薬品製造業(大塚製薬、武田薬品、アステラス製薬)が3社ランクインし、この3業種が人気の業種となりました。公務員と民間企業の志望度を比較すると、公務員への志望が44.2%にのぼっており、公務員に対する人気の高さがうかがえる結果となりました。なお、トップ100については図表Bの通りです。

[2]文系・理系を問わず高い人気の公務員
就職先として望む会社を文系・理系別に集計したところ、文系学生が望む就職先のランキング1位は、「地方公務員」(回答率19.2%)でした。次いで「三菱東京UFJ銀行」(同11.8%)が2位、「国家公務員」(同11.0%)が3位、「みずほ銀行」(同10.0%)が4位、「三井住友銀行」(同7.4%)が5位となりました。
これに対して、理系学生が望む就職先のランキング1位は「地方公務員」(回答率9.0%)となり、次いで「大塚製薬」(同7.0%)が2位、「武田薬品」が3位(同6.2%)、「国家公務員」(同5.0%)が4位、「アステラス製薬」(同4.6%)が5位と続きました。

文系・理系問わず、公務員は高い人気が集まっています。その他では、文系学生においては、金融機関など、安定的な業種に人気が集まっているのに対して、理系学生においては、製薬業、化学工業、食料品製造業など、自身が学生時代に学んできた知識を活かすための業種への就職を希望している傾向がうかがえます。

[3]トップ20は男女ほぼ同じ結果に!
就職希望先の男女別集計では、男性が望む就職先のランキング1位は、「地方公務員」(回答率9.4%)でした。次いで「国家公務員」(同7.2%)が2位、「三菱東京UFJ銀行」(同3.8%)が3位、「みずほ銀行」(同3.6%)が4位、「トヨタ自動車」(同2.8%)が5位となりました。
一方、女性が望む就職先のランキング1位は「地方公務員」(回答率18.8%)となり、次いで「三菱東京UFJ銀行」(同12.0%)が2位、「みずほ銀行」が3位(同9.6%)、「国家公務員」(同8.8%)が4位、「三菱UFJ信託銀行」(同8.0%)が5位と続きました。

全体でのランキングトップ4であった「地方公務員」、「国家公務員」、「三菱東京UFJ銀行」、「みずほ銀行」は、順位こそ入れ替わりますが男女別においてもトップ4を占めており、男女ともに高い人気を有しています。また、4位以下についても、「三菱UFJ信託銀行」や「日本赤十字社」、「日本郵便」などを中心にほぼ同じランキングとなっており、男女のトップ20に共通する企業は、20社中15社にのぼる結果となりました。

[4]安定志向が大多数を占める!
就職したい企業を選択した理由について自由回答で尋ねたところ、1位の「地方公務員」については、「安定している」、「教員になりたい」といった回答が多く見られ、2位の「国家公務員」では「国に貢献したい」といった回答、3位の「三菱東京UFJ銀行」では「有名・大手」といった回答が見られました。
ランキング上位企業における選択理由の多くが、企業・組織の規模や知名度を背景とした安定性を理由に挙げており、学業との関連性や商品・サービスへの愛着など業務内容を理由とする意見は、比較的少数派となりました。

[5]選考基準のポイントは、「一定収入」「正規雇用」「サービス残業なし」
就職活動における学生の行動基準について調査したところ、就職先の選定において気になる点では、「給与額」(回答率47.2%)が1位、「雇用形態」(同42.6%)が2位、「残業時間」(同36.6%)が3位となりました。

さらに、上記で1位となった「給与額」について、最低限実現したい生涯最高年収を調査したところ、「500万円以上600万円未満」(16.5%)が最も多く、「600万円以上700万円未満」が2位、「1,000万円以上1,500万円未満」が3位となりました。特に理系の男性においては、高い年収を望む傾向がうかがえる結果となりました。


【調査概要】
調査名称:第2回「就職したい企業・業種ランキング」調査
調査方法:インターネット調査
調査エリア:全国
調査機関:2015年12月21日(月)~2016年3月21日(月)
調査対象者:2017年3月卒業予定の大学3年生男女個人
調査対象企業と選定方法:各業界の大手企業・組織237社を抽出
有効回収数:500サンプル

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