民事再生法申請企業の動向調査 

2016年05月12日
2000年4月に施行した民事再生法の申請件数が、1万件を突破したことが判明。
帝国データバンクでは、2000年からの16年を振り返った。

【調査結果】

民事再生法の申請は、2016年4月に22件発生し、2000年4月の施行から16年で1万件を突破したことが判明。東京地裁第1号案件となった(有)白形印刷(2000年4月3日申請)から数えて、2016年4月時点で累計1万22件に達している

負債額トップは、戦後2番目の大型倒産となったリーマン・ブラザーズ証券(株)(2008年9月、東京都)の3兆4314億円。2位は、百貨店大手の(株)そごう(2000年7月、大阪府)で6891億円。3位は、日本振興銀行(株)(2010年9月、東京都)の6805億6300万円

年度ベースで見ると、大型倒産が続発した2001年度(1019件)が最も多く、リーマン・ショックの影響が大きかった2008年度(935件)も、新興のマンション分譲業者を中心に申請件数が増加した。2012年度以降は4年連続で減少し、直近の2015年度(247件)はピーク時の4分の1以下にとどまるなど、近年は低水準で推移している

2015年度の負債額トップは、第一中央汽船(株)(2015年9月、東京都)の1196億800万円。2位は、江守グループホールディングス(株)(2015年4月、福井県)の711億円が続いているが、負債上位20社<次頁参照>に入る超大型倒産は2011年8月の(株)安愚楽牧場(負債4330億8300万円、栃木県)以来、発生していない

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[帝国データバンク]
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