2015年版グローバルウェルス・レポート(改訂版資料) 

2015年12月21日
経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は 2015年版グローバルウェルス・レポートの試算数値を改定しました。アジア・太平洋地域のデータを再調査するとともに、調査対象国を30カ国追加し、以下の結果となりました。

世界の家計金融資産は前年比7.7%増の155.7兆ドル、日本では前年比2.5%増の14.3兆ドル
2014年の世界の家計金融資産は、前年比7.7%増の155.7兆ドル、日本の家計金融資産は前年比2.5%増の14.3兆ドルと試算されました。地域ごとの家計金融資産規模では、日本以外のアジア・太平洋地域が前年比14.9%増の33.0兆ドル、新興経済地域では東欧地域、中南米地域でも10%近い成長が見られました。先進経済地域では、西欧地域が6.6%増、北米や日本でも着実な拡大を見せました(図表)。

日本の富裕世帯数は約110万世帯、国別富裕世帯数では中国に次ぐ3位
100万ドル以上の家計金融資産を保有する富裕世帯の数は、2014年には全世界で約1,650万世帯に達し、2013年から約150万世帯増加したと推計されます。国別富裕世帯数では、アメリカが首位(約700万世帯)、次いで中国(約200万世帯)、日本は約110万世帯で3位となりました。富裕層世帯の割合はスイス(13.5%)が最も高く、バーレーン(12.3%)、ルクセンブルク(12.0%)がそれに続きます。家計金融資産が1億ドルを超える超富裕世帯が保有する金融資産は全世界で11%増加して10兆ドルに達し、世界の家計金融資産の7%を占めると推計されています。
超富裕世帯数ではアメリカ(5,201世帯)、中国(1,037世帯)、イギリス(1,019世帯)が、超富裕世帯の割合では香港(10万世帯当たり15.3世帯)、シンガポール(同14.3世帯)、オーストリア(同12.0世帯)が上位を占めました。


■BCGグローバルウェルス・レポートについて
BCGでは、家計金融資産の規模、富裕世帯数推計、オフショア資産(税負担軽減などを目的に海外の金融機関に預けられた資産)の規模、プライベートバンキング業務の動向などの分析をまとめたレポートを毎年発表しており、今回が15回目の調査となります。
調査レポート: 「Global Wealth 2015: Winning the Growth Game」

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[ボストン コンサルティング グループ]
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