2017年卒マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査 

2016年05月24日
マイナビは、2017年卒業予定の学生を対象とした「2017年卒マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査」の結果を発表しました。なお、本調査は2011年より開始し、今回で6回目となります。

【調査TOPICS】

地元進学生の75%が地元就職したいと回答。Uターン・地元就職の希望率は、地元進学生と地元外進学生では倍の差

Uターン・地元就職を希望する理由は「両親の近くで生活したい」「経済的に楽」

Uターンの就職活動で最も障害となるのは「地元までの交通費」

Uターン・地元就職を希望しない学生のうち、「将来的には考えている」のは約1割


【調査結果の概要】

■ 地元進学生の75%が地元就職したいと回答。Uターン・地元就職の希望率は、地元進学生と地元外進学生では倍の差
Uターン・地元就職の希望率(=卒業した高校の所在地と最も働きたい都道府県の一致率)を調査したところ、全国平均で地元の大学に進学した学生(地元進学生)は75.7%(前年比0.8pt増)だった。一方で、地元以外の大学に進学した学生(地元外進学生)は37.8%(前年比2.7pt増)となり、地元の大学に進学した学生とは倍の差があることが分かった。大都市を有する都府県以外では、『大学進学時に地元に残るか離れるか』がUターン・地元就職の希望に影響している。

■ Uターン・地元就職を希望する理由は「両親の近くで生活したい」「経済的に楽」
Uターン・地元就職を希望する学生にその理由を聞いたところ、「(自分の意思から)両親や祖父母の近くで生活したいから(46.6%、前年比5.2pt増)」と「実家から通えて経済的に楽だから(44.1%、前年比6.2pt増)」がともに4割を超えた。女子については、地元進学生、地元外進学生の両方で「(自分の意思から)両親や祖父母の近くで生活したいから」が5割を超えた(地元進学女子:52.0%、地元外進学女子:50.1%)。「地元の風土が好きだから」は卒業高校の都道府県による差が大きく、特に九州エリア(沖縄県を含む)では8県中6県で、この項目が最も高かった。

■ Uターンの就職活動で最も障害となっているのは「地元までの交通費」
地元外に進学し、Uターン就職を考えている学生に、現在最も障害に感じていることを聞いたところ、「地元までの交通費」が24.3%で最多となった。次いで「地元企業の数が少ない(16.9%)」「地元までの距離・時間(16.1%)」と続いた。交通費や距離・時間の問題は、地元企業が学生の進学先の各都道府県に出向き、自社を紹介する機会や選考を行うことで改善できる余地がありそうだ。

■ Uターン・地元就職を希望しない学生のうち、「将来的には考えている」のは約1割
現時点でUターン・地元就職を希望しない学生に、将来的にUターン・地元就職を考えているか聞いたところ、「考えている」と答えた割合は11.0%と1割程度であった。また、全体の約半数は「分からない」と回答している。実現すればUターン・地元就職するかもしれないものについて聞いたところ、「働きたいと思うような企業が多くできる」が46.6%と最多で、「給料がよい就職先が多くできる(36.3%)」「志望する職種に就けるようになる(28.4%)」と続いた。


【調査概要】
調査方法/2016年3月31日時点の『マイナビ2017』会員にWEB DMで配信
調査期間/2016年3月31日(木)~ 2016年4月14日(木)
調査対象/2017年卒業予定の全国の大学4年生及び大学院2年生 有効回答数6,717名
 (文理男女別) 文系男子1,152名、理系男子935名、文系女子3,659名、理系女子971名
 (進学先別)  地元進学3,101名、地元外進学3,616名

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